野菜にも多くの種類がありますが、日本で古くから親しまれてきた野菜のひとつにさつまいもがあげられます。

さつまいもは、食物繊維やビタミンは豊富で皮にはアントシアニンが含まれています。甘くておやつのように食べられるので、太るというイメージを持つ人もいますが実際にはとてもヘルシーな食材です。

GI値が低く糖の吸収も穏やかで、しかも満腹感を得やすいのでダイエットにも良い食材です。

カリウムも豊富でむくみ解消にも役立ちますので、女性にはぴったりの食材といえるでしょう。そこで今回は、さつまいもの代表的な調理法とコツをお伝えします。

 

さつまいものおすすめ調理法【和食】

さつまいもは、そのまま蒸したり焼いたりしても美味しくいただくことができますが、できれば他の調理方法も知っておきたいところです。

さつまいもの代表的な調理法のひとつに煮物があげられます。

じゃがいもの場合は皮をむいて調理することが多くなっていますが、さつまいもの場合は皮ごと美味しく食べられるのが特徴です。

皮部分にはアントシアニンが豊富に含まれていますので、できれば皮をむかずに調理することがおすすめです。皮が苦手という人は剥いても問題ありません。

では、これから一緒に料理の幅を広げてみませんか?

 

甘露煮

まずはシンプルな甘露煮があげられます。
【作り方】
1.さつまいもをきれいに洗い、皮ごと輪切りにします。
2.輪切りにしたものを、鍋に入れ、ひたひたの水を注ぎます。
3.調味料は砂糖やみりん、しょうゆなどを入れ好みの味付けにしましょう。中火で火をかけて、ぐつぐつと煮立ってきたら、弱火にし、柔らかくなるまで煮ていきます。
煮えたかどうかは竹串を刺せばわかります。まだ固いと感じた場合は、そのまま煮ていきますが、水分が少なくなっていたら水を少し足しましょう。
4.さつまいもが煮えたら器に盛り付けて完成です。

レモン煮

よりさっぱりとした味わいが好みの人は、レモン煮を試してみてはいかがでしょうか。

基本的には甘露煮と変わらない作り方ですが、レモン汁を入れるところがポイントです。レモン汁は好みの量を入れることができますが、甘酸っぱいものがお好きな場合は、やや多めが向いています。

ママレード煮

レモン煮に似た調理方法では、ママレード煮もあげられます。
この場合は、ママレードに甘味がありますので、砂糖やみりんは必要ありません。

ママレードの材料であるオレンジはレモンと似た風味があります。

ママレードのみで煮ることもできますが、しょうゆや塩を少しプラスすれば、よりおかずらしくなります。

甘露煮やレモン煮、ママレード煮は温かいままでも、冷めてからでも美味しく楽しめる調理方法です。

かぼちゃとさつまいもの煮物

さつまいもは単体でも美味しく食べられる食材ですが、他の野菜や食材と組み合わせても美味しくいただくことができます。

かぼちゃも甘味が強い野菜として知られていますが、さつまいもとの相性も抜群です。

一緒に煮物にすると、両方の味を楽しめるのがメリットです。

さつまいもと鶏肉の煮物

おやつのようなイメージもある野菜ですが、他の野菜と同様、様々な食材と合わせることができます。

じゃがいもの代表的な調理方法に肉じゃががあげられますが、さつまいもは鶏肉や豚肉との相性が抜群です。
【作り方】
1.まずは、食材をカットし、肉類を油でいためます。
2.その後に一緒に炒めて煮込んでいきます。
3.炒めてある程度火が通ったら、水を注ぎ砂糖や酒、しょうゆなどの調味料を加えて柔らかくなるまで煮込んでいきます。
4.器に盛り付けて完成です。

 

さつまいもと鶏肉を使ったこちらのレシピもおすすめです↓

【さつまいものカラフルおかず】さつまいもと枝豆のガーリックソテー

 

さつまいもと相性の良い食材

さつまいもと相性の良い食材は以下の通りです。
・厚揚げ、練り物
・刻み昆布
・こんにゃく
・きのこ
・人参

肉類のほかでは、厚揚げや練り物との相性も抜群です。

よりヘルシーにしたい、低カロリーにしたい場合は刻み昆布との煮物もおすすめです。

昆布はほとんどカロリーがないのでダイエット中でも安心です。しかも昆布からは良い出汁も出ますので、出汁を取る手間もありません。

低カロリーでありながら、食べ応えがあるのもこの調理方法の良いところです。

ヘルシーさを求めるのであれば、こんにゃくやキノコ類との組み合わせも向いています。

栄養豊富で甘味がある人参とも相性が良いので、煮物を作る際には取り入れてみてはいかがでしょうか。

色も鮮やかなので、見た目が良くなる効果も期待できます。

 

注意が必要な調理法

スイートポテトのようなお菓子、さらにてんぷらなども人気がありますが、バターやお砂糖、油もたっぷり使うことになるため、カロリーの面も気になってきます。

低カロリーでさつまいもの美味しさを存分に楽しむなら、和食の調理方法に注目してみましょう。

 

まとめ

今回は、さつまいもの代表的な調理法とコツについてお伝えしました。

さつまいもは煮物にすると美味しく頂くことができます。さらに、さつまいもは様々な食材と相性の良い野菜なので、たんぱく質を強化したいときはお肉とさつまいもを合わせてみたり、ヘルシーに調理したいときはきのこやこんにゃくと合わせてみるのもおすすめです。

ご紹介した調理法の中に試してみたいものはありましたか?

良かったらチャレンジしてみてくださいね!