最近ヴィーガンやベジタリアンといった言葉を耳にする機会が増えた気がしませんか?

健康志向の高まりや環境への配慮から、ヴィーガンやベジタリアンを目指す方もいるようです。

ヴィーガンとベジタリアンの違いを知ると、食の世界も楽しくなるかもしれません。

そこで今回は、制限が多そうに見えるヴィーガンとベジタリアンの違い、さつまいもを使ったヴィーガンレシピについてご紹介します!

 

この記事でわかることは以下の通り。

 

ヴィーガンとベジタリアンの違い

ヴィーガンとベジタリアンの大きな違いは、完全菜食主義者か菜食主義者のどちらに当てはまるかです。

ヴィーガンは大きな意味で考えると、菜食主義者であるベジタリアンの一種ですが、動物性食品を一切口にしないという面で異なります。

ヴィーガンは、お肉やお魚、卵や乳製品など食の制限がある中で食事を摂ります。ハチミツや白砂糖も使用しません。

環境問題や動物愛護の観点から、「心」に視点をおいたアプローチがヴィーガンの考え方です。

蜂から取れるハチミツや動物の骨が製造工程で使われている白砂糖など、見た目では動物が関わっているとわからなくても全てにおいて制限している方もいるようです。

一方、ベジタリアンになる理由はさまざまですが、健康を意識した方も多い傾向があります。

一般的には、お肉やお魚を食べずに野菜や豆類などから栄養を摂りますが、ベジタリアンはヴィーガンと同様にいくつかのパターンにわけることができます。

 

ヴィーガンの種類

ヴィーガンとは完全菜食主義者を示しますが、ヴィーガンの中にも種類がわかれます。

代表的なものは以下の2つです。

・ダイエタリー・ヴィーガン
・エシカル・ヴィーガン

詳しく見ていきましょう!

 

ダイエタリー・ヴィーガン

「ダイエタリー」つまり、食事や食生活の中だけでヴィーガンを続けている方のこと。

口から摂る食事は完全菜食にしますが、服や化粧品などの動物が関わるものは使用しています。

羊の毛を使ったウールのセーターもダイエタリー・ヴィーガンの方は着用するそうです。

 

エシカル・ヴィーガン

ダイエタリー・ヴィーガンと違い、エシカル・ヴィーガンは食事以外にも、完全に動物性の素材を使用しません。

レザーの財布や靴なども、動物の命を大切にする考えがあり全てにおいて動物性のものを取り除いています。

りんごの皮から作られた靴やパイナップルの皮から作られたバックなど、探してみると動物性の素材を使用せずに作られたものがあるので、上手に活用しているようです。

 

ベジタリアンの種類

ベジタリアンの中には、お肉やお魚を制限しない方もいます。ほかにも人それぞれの考え方や体質によって、食べる食材を使いわけているそうですよ。

代表的なベジタリアンの種類は以下の通りです。

・オボ・ベジタリアン
・ラクト・ベジタリアン
・ラクト・オボ・ベジタリアン

では、ひとつずつ解説しますね。

 

オボ・ベジタリアン

オボ・ベジタリアンは、植物性食品を基本にし、卵だけは食べる方のこと。

 

ラクト・ベジタリアン

植物性食品が基本ですが、ラクト・ベジタリアンの場合は、牛乳や乳製品を制限せずに食べます。

 

ラクト・オボ・ベジタリアン

欧米のベジタリアンに多いタイプがラクト・オボ・ベジタリアンです。

野菜などの植物性食品に加えて、乳製品と卵を食生活に取り入れます。

ラクト・オボ・ベジタリアンは、ふだんの食生活に近い形で続けられるので、実践される方も多いようです。

しかし、ヴィーガンやベジタリアンには問題点もあります。食事の制限がある分、食べられない食材の栄養をどうやって補うのかが大切です。

しっかりと栄養を補給するためには、たんぱく源の代わりを探さなければなりません。

 

ヴィーガンとベジタリアンの栄養補給

ヴィーガンやベジタリアンになると栄養が偏るのでは?と心配になる方もいるでしょう。

お肉やお魚などの動物性食品を制限すると、たんぱく質不足が懸念されてしまいます。

しかし、ヴィーガンとベジタリアンの方は大豆製品やグルテンミート、大豆ミートなどを使用し、たんぱく源を確保しているようです。

ヴィーガンやベジタリアンの種類によっては、牛乳も飲めないので、豆乳やアーモンドミルクを代用している方も多いですよ。

ほかにもニュートリショナルイーストなど、上手に取り入れながら美味しく食べられる工夫をしているようです。

 

さつまいもを使ったおすすめのレシピ

ヴィーガンやベジタリアンの方でも食べられるレシピを2点ご紹介します!

さつまいもの白和えは、豆腐を使用しているのでたんぱく質も一緒に補えますよ。

カリカリ芋けんぴは、メープルシロップを使用しているので、ヴィーガンの方でも安心して食べられます。

 

さつまいもの白和え

【材料】
さつまいも　　 　150g
人参　　　  　　　50g
豆腐　            　1/2丁
てんさい糖　　小さじ2
塩　　　　        　少々
しょうゆ　   　小さじ½
白すりごま　 　大さじ1

【作り方】
1.豆腐を水切りする。
2.さつまいもと人参を角切りにし、柔らかく茹でる。
3.和え衣を作る（豆腐、てんさい糖、塩、しょうゆ、白ごま）
4.3に茹でたさつまいもと人参を加えて混ぜる。
5.器に盛り付けて完成。

 

写真付きのレシピはこちらからどうぞ↓
※こちらのレシピは砂糖と表記してあるので、ヴィーガンの方はてんさい糖へ変更してください。

【あともう1品欲しいとき】優しい味付けのさつまいもの白和え

 

メープル風味のカリカリ芋けんぴ

【材料】
さつまいも　  　          150g
メープルシロップ　　大さじ6
揚げ油　                   　適量

【作り方】
1.さつまいもを1cm角の棒状に切り、水につけてアクを抜く。
2.水気を拭き取ったさつまいもを油で揚げる（約160℃~170℃）
3.さつまいもが薄っすらきつね色になったら、強火にしカリカリに揚げる。
4.揚げ物用とは別のフライパンにメープルシロップを入れて火にかける。
5.火にかけてから泡がでてきたら3を加えてサッと絡ませる。
6.粗熱を取ったら器に盛り付けて完成。

 

写真付きのレシピはこちらからどうぞ↓

メープル風味のカリカリ芋けんぴ

 

まとめ

海外ほどではありませんが、日本でもヴィーガンやベジタリアンについての関心が高まってきています。

ヴィーガンやベジタリアンになる動機は「健康」「動物愛護」「環境」などですが、食べ物の制限が辛そうと思うこともあるでしょう。

心配な方は週に数日だけというように、ゆるくヴィーガンやベジタリアン生活を楽しむことも可能なので、気持ちに余裕を持ってはじめることができます。

ちょっと気になる!という方は、ご紹介したレシピにチャレンジしてみるのもおすすめですよ。