子供のおやつを選ぶ際には、食材の安全性はもちろんのこと栄養などを気にする親も多いかもしれません。ヘルシーでありながら、子供に好まれる甘いおやつになってくれるものの一つがさつまいもと言えます。日本人にとってはなじみの深い食材であり、栄養にも非常に優れています。さつまいもの栄養価やその特徴、保存方法などを把握するために、今回はさつまいもの知識についてお伝えします。

さつまいもの栄養

炭水化物

まず最初にさつまいもについてですが、じゃがいもと同じ芋の仲間にあたります。炭水化物であるデンプンが主成分となり、100g中には約32gの炭水化物が含まれています。これが体のエネルギー源として働くことになるでしょう。デンプンは熱を加えることによりブドウ糖に変化しますが、ブドウ糖は脳の成分補給にも役立ちます。

食物繊維

さつまいもには、食物繊維（セルロース）も含まれています。食物繊維を摂ることで、腸内環境を活性化してくれる可能性が高まります。セルロースは水に溶けにくい不溶性食物繊維の一つに当たりますが、便の量を増やしたり便通を良くする点は大きな特徴のひとつです。

ビタミン類

そしてビタミンCも豊富であり、100g中には約30mgが含まれています。2歳前後の子供の場合には、一日に必要となるビタミンCが約40mgとされているため、さつまいもを食べることにより1日に必要となるビタミンCの補給に役立つでしょう。その他にもビタミンB群やビタミンE、ヤラピンや葉酸、カリウムなど数多くの栄養が含まれます。

さつまいもの特徴

またさつまいもの成分は、調理の仕方で変わるとも言われています。蒸したり焼く、揚げるなど様々な方法で調理ができますが、デンプンがブドウ糖に変化するのは60°ぐらいの熱を加えた時と言われています。

加熱をすることにより甘みが増すのは、このような成分の変化が関係していると言えるでしょう。焼き芋などは油を使うことなく甘みを引き出すことができるヘルシーな調理方法にあたります。

調理と保存のポイント

調理する際には皮の部分を取るかどうかで迷うかもしれませんが、皮の部分にはビタミンなどの栄養素が多く含まれていて、取り除くと少なくなってしまう可能性があります。この点から皮はそのままつけた状態で調理をした方が栄養をまるごと吸収できます。

保存する際には新聞紙などに包み表面が空気に触れないように保存しておくようにしてください。さつまいもは暑すぎたり寒すぎたりする場所では、保存状態が悪くなりやすいので、暑さが厳しい真夏の時期や寒さが辛い真冬の時期には十分に注意して保管しましょう。

さつまいもの保存方法についての詳しい記事はこちらです↓

さつまいもの美味しさは選び方次第で変わる!気になるポイントと保存方法

まとめ

今回は、さつまいもの栄養価やその特徴、保存方法などについてお伝えしました。さつまいもには、炭水化物や食物繊維、ビタミン類などが豊富です。美味しく調理するためには、じっくりと加熱して甘みを引き出すと良いですよ。皮まで一緒に食べることもお忘れなく。さつまいもの栄養をまるごと頂いて元気に過ごしましょう!

ひで＠サプリメント管理士

健康食品関連企業にてユーザー様の健康管理をサポート。ヘルスケアに関するトータルバランスを考え資格取得に奮闘。現在は最先端医療クリニックの経営に参加しながら、血液検査や遺伝子検査による未病処置のためのオーダーメイドのサプリや治療をプロデュース。

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