さつまいもを炊飯器で調理したときに失敗する理由と対処法
炊飯器を使えば、ほったらかしで簡単に焼き芋が作れます。とはいえ、いつも失敗ばかりだとガッカリしてしまいますよね。
簡単に作れるはずなのに、なぜ失敗してしまうのか気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、さつまいもを炊飯器で調理したときに失敗する理由と対処法についてご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・さつまいもを炊飯器でおいしく調理する方法がわかる
・炊飯器以外でおいしく調理する方法がわかる
目次
炊飯器で焼き芋を作ったときに失敗する理由
まず、炊飯器で焼き芋を作ったときに失敗する理由について考えてみましょう。原因として考えられるのは、以下の5つです。
・水分量
・さつまいもの大きさや重さ
・さつまいもの品種
・焼き芋をそのまま炊飯器の中に放置した
・炊飯器の性能の違い
ひとつずつ見ていきましょう!
水分量
水分量が多過ぎたり少な過ぎたりすると、好みの食感になりません。ほくほくした焼き芋が食べたい方は、水分量を控えめにしてみてください。
ねっとりした焼き芋が食べたい方は、水分量を多めにしてみるとおいしく調理できます。ただし、水分を多くし過ぎてもベチャベチャの焼き芋になってしまうので注意が必要です。
さつまいもの大きさや重さ
さつまいもが大き過ぎたり重過ぎたりするものは、調理に時間がかかりいつもどおりに炊飯しても失敗する場合があります。
大き過ぎるさつまいもは、炊飯器に入る大きさにカットして調理することが大切です。適度な大きさのさつまいもを選ぶことも焼き芋をおいしく作るためのポイントです。
中くらいのサイズを選ぶと比較的おいしく作れます。
さつまいもの品種
さつまいもの品種によっても食感が変わります。たとえば、ねっとり系の安納芋やシルクスイートなどを使えば、濃厚な甘みとねっとり感が楽しめます。
一方、ほくほく系の紅あずまや鳴門金時などを使うと、ほくほくした昔懐かしの味わいになるでしょう。
食感の違いにより、想像していた食感と違ったと感じる場合もあるようです。ねっとりとした焼き芋が食べたい方は、安納芋やシルクスイートなどのねっとり系のさつまいもを選ぶと良いでしょう。
さつまいもの品種について詳しくは、こちらの記事で解説しています↓
焼き芋をそのまま炊飯器の中に放置した
さつまいもを炊飯調理したあとは、早めに取り出すことがポイントです。炊飯器に入れたまま長時間放置してしまうと、おいしさが損なわれてしまいます。
炊飯器の性能の違い
マイコン炊飯器やIH炊飯器、圧力IH炊飯器やガス炊飯器など、現在はさまざまな種類の炊飯器が販売されています。
調理機能が充実している炊飯器やパン焼き機能を持ち合わせた炊飯器もあります。炊飯器によって機能に差があるため、同じ調理法でも仕上がりが変わってしまうこともあるでしょう。
何度挑戦しても焼き芋が作れないというときは、炊飯器の取扱説明書を確認しながら対応してみてください。
また、早炊きモードで作ると、ねっとり感が少なくなる傾向があるので、通常モードか玄米モードで調理する方が良いかもしれません。
もし、時間がないときは、早炊きモードで炊飯した後に、硬さを確認しながら5分ずつ追加で加熱してみてくださいね。
さつまいもを炊飯器でおいしく調理する方法
さつまいもはじっくり加熱することで甘みが増します。そのため、炊飯器で時間をかけて加熱すると、甘くておいしい焼き芋が食べられるのです。
そこで、炊飯器で焼き芋を作るときの基本的な作り方をご紹介します。さつまいもと水があれば簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
ただし、炊飯後にそのまま放置しておくと、さつまいもの甘みが飛んでしまうので、調理後は早めに炊飯器から取り出しましょう。
【材料】
さつまいも・・・中1本
水・・・200ml
【作り方】
1.さつまいもを洗って汚れを落とします。
2.炊飯器にさつまいもと水を入れ、通常の炊飯モードで炊きましょう。ねっとりした焼き芋を好む方は、玄米モードでじっくり炊飯するのもおすすめです。さつまいも同士が重ならないようにセットしましょう。
3.炊飯後は早めに取り出し、器に盛り付けてください。皮についた水分は、炊飯器から取り出して器に置いておくと気にならなくなります。
炊飯器にこだわらないなら電子レンジで作る方法もある
炊飯器の性能やさつまいもの大きさなどによって、上手に作れないこともあるでしょう。もし、炊飯器にこだわらないなら、電子レンジで焼き芋を作ってみるのもおすすめです。作り方は以下のとおりです。
【作り方】
1.よく洗ったさつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包みます。その上からラップで巻いて準備します。
2.電子レンジ600Wで1分間加熱し、200Wにしてから約10分加熱しましょう。
3.竹串でスーッと刺さる硬さが完成の合図です。
さつまいもの大きさや電子レンジの種類によっては、加熱時間が変わることもあるので、様子を見ながら調理してください。
まとめ
今回は、さつまいもを炊飯器で調理したときに失敗する理由と対処法についてご紹介しました。炊飯器の性能やさつまいもの品種、重さや大きさも失敗する原因となり得ます。
使用している炊飯器の特徴を知り、好みのさつまいもを選び、大きさを調整することで、だんだんと失敗する確率は減っていくでしょう。
記録をつけながら調理してみるのもおすすめです。炊飯器を使ったおいしいさつまいものレシピができれば、いつでも自分好みの焼き芋が作れます。それまでは少し面倒ですが、おいしく食べるためと思って対処してみてくださいね。