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さつまいもを冷蔵庫に入れると腐るの?さつまいもの正しい保存方法とは

「冷蔵庫なら安心!と思って、さつまいもを冷蔵庫で保存していたら腐ってしまった」そんな経験はありませんか。常温だと腐りやすいイメージがあるから、冷蔵庫の方が良いのでは?と思われた方もいるでしょう。

しかし、さつまいもは他の野菜と少し勝手が違います。そこで今回は、さつまいもを冷蔵庫に入れると腐る理由と正しい保存方法についてご紹介します。

この記事でわかることは以下の通り。

・さつまいもを冷蔵庫に入れると腐る理由がわかる

・さつまいもが腐っているか見分けられるようになる

・さつまいもの正しい保存方法がわかる

 

さつまいもを冷蔵庫に入れると腐る理由

さつまいもは冷蔵庫に入れると腐りやすくなってしまいます。その理由について見ていきましょう。

低温障害

さつまいもは暖かい地方で育てられることが多く、寒さにとても弱い性質があります。冷蔵庫のように寒すぎる環境は、さつまいもにとっては過酷です。

そのため、寒い場所で保存し続けると低温障害を起こしてしまう場合があります。

低温障害を起こしたさつまいもは黒く変色してしまうので、低温障害にならないように常温保存に改めましょう。

野菜は全て冷蔵庫で保存するのではなく、野菜に合った保存方法を試すと腐りにくくなりおいしく食べられる期間が長くなります。

とはいえ、暑すぎる場所ではさつまいもが発芽しやすくなってしまうので、高温多湿の場所はさつまいもの保存に向きません。

夏場は厳しい暑さが予想されるため、保存方法を変える必要もあります。この場合の正しい保存方法については、後ほどご説明しますね。

水分過多

カビが生える原因のひとつに湿度があります。湿度が高くなると雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうため、さつまいもが腐りやすくなってしまいます。

「冷蔵庫を開けたら食材がビショビショになっていた」という場合は、冷蔵庫で結露が発生してしまった可能性が高いです。冷蔵庫の結露は、室内と冷蔵庫内の温度と湿度の差で生じます。

冷蔵庫のドアをしっかり閉めていなかった、パッキンが劣化していたなどにより、外気が冷蔵庫内に入ってきてしまう場合もあるようです。

結露により、冷蔵庫内の水分量が増えることでカビが発生しやすくなり、さつまいもが腐りやすくなってしまう場合があります。

 

腐っているか見分けるポイント

さつまいもを冷蔵庫に入れると腐る理由は、低温障害が関係していることがわかりましたね。

とはいえ、腐っているかの判断に迷うこともあるでしょう。次にさつまいもが腐っているか見分けるポイントについてお伝えします。

 

カビが生えている

見た目で腐っているか判断しやすいのが、カビが生えているかどうかです。カビ臭さがある場合も注意しなければなりません。

ただし、カビにはいくつかの種類があり、白カビや青カビ、黒カビなど、状態によってカビの生え方が異なります。

たとえば、白カビが少し生えている程度であれば、カビの部分を切り落とせば食べることは可能です。反対に黒カビや青カビが生えていた場合は、危険なので食べずに処分しましょう。

さつまいもが黒っぽくなっていても、加熱によるものやヤラピンの作用など、カビではない可能性もあるので、気になる方は以下の記事を参考にしてみてください↓

さつまいもが腐ってる?!使うか迷ったときの見分け方と正しい保存方法

 

臭いがおかしい

さつまいもから異臭がするときは、腐っているサインです。酸っぱいような臭いやカビ臭いような腐敗臭がするときは、腐っている可能性が高いので注意しましょう。

 

変色している

さつまいもが全体的に黒くなっているときは、腐敗が進んでいるかもしれません。さつまいもを冷蔵庫に入れっぱなしにしていると、黒くドロドロになってしまう場合があります。

買ったときと見た目が違うと思ったら、腐っていると判断できます。

 

触ると柔らかい

さつまいもを触って柔らかさを感じるときは、さつまいもの中が腐っている証拠です。指の跡がつくくらい柔らかいものは食べないようにしましょう。

 

見た目がしわしわ

さつまいもの表面がしわしわのものは、腐っている可能性があります。水分が抜けて張りがなくなってきたさつまいもは、食べない方が良いでしょう。

 

ぬめりがある

さつまいもを触ったときにぬめりがある場合は、腐っているので注意しましょう。さつまいもの皮が溶けているような感覚があったときは、迷わず廃棄しましょう。

ただし、さつまいもを触ったときに、ぬめりではなくべたつきを感じた場合は、ヤラピンの影響が考えられます。ヤラピンは食べても大丈夫な栄養素です。

見分けるポイントとして、ぬめりがあるかどうかで判断しましょう。

 

さつまいもの正しい保存方法

さつまいもは、常温保存が基本です。常温保存することで、湿度管理と温度管理がしやすくなります。

 

常温保存のやり方

まず、さつまいもを1本ずつ新聞紙に包みましょう。さつまいもを新聞紙に包んだら、紙袋や段ボールなどに入れて保存します。

ポイントは、蒸れないようにすることです。通気性を良くすることで保存性が増します。保存するときは、直射日光を避けて風通しの良い冷暗所で保存しましょう。

ただし、夏場のように気温が高くなり過ぎるときは、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。

暑すぎる場合もさつまいもが芽が出てしまったり、傷みやすくなってしまったりするので、さつまいもをビニール袋に入れて、口をゆるめに結んで保存してください。

 

保存するときのポイント

長期保存したい場合は土付きのものが適しています。さつまいもは洗ってしまうと痛みやすくなり、保存期間が1週間ほどしか持たなくなります。

そのため、長期保存するときは、なるべく土付きのものを選ぶのがおすすめです。土付きのものは乾かしてから保存しましょう。

さつまいもが大量にあって食べきれないときは、加熱後に冷凍保存する方法もおすすめです↓

さつまいもを大量購入して困ったら冷凍保存がおすすめ!美味しく食べるコツとは

 

まとめ

今回は、さつまいもを冷蔵庫に入れると腐る理由と正しい保存方法についてご紹介しました。さつまいもを冷蔵庫で保存すると、低温障害や水分過多によるカビの発生などにより、腐りやすくなってしまいます。

そのため、さつまいもは常温保存がおすすめです。ただし、夏場は気温が上昇しやすく、さつまいもが傷みやすくなり、芽が出てしまう場合があります。常温保存が基本ですが、季節によって柔軟に保存方法を変更していきましょう。

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