離乳食におすすめのさつまいも|食べ過ぎに気をつけるべき理由とは
さつまいもは天然の甘さがあり、赤ちゃんに人気のある離乳食のひとつです。ただ、「美味しそうにパクパク食べてくれるけど、食べ過ぎが気になる」ということはありませんか?
さつまいもは栄養満点の食材ですが、離乳食として与えるときはいくつかの注意点があります。今回は、離乳食におすすめのさつまいも!食べ過ぎに気をつけるべき理由と注意点についてご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・さつまいもの食べ過ぎに気をつけるべき理由がわかる
・さつまいもを離乳食に使うときの注意点がわかる
目次
さつまいもは離乳食向きの食材!
さつまいもは、焼き芋やおやき、ポタージュスープなど、幅広い料理に応用できます。離乳食としても使いやすい食材なので、ぜひチェックしてみてくださいね!
離乳食初期から使っても大丈夫
さつまいもは、離乳食初期から与えることができます。軟らかく煮ると硬さも調整できるので、離乳食向きの食材といえるでしょう。
栄養が豊富に含まれている
さつまいもには、ビタミンB1やビタミンC、ビタミンEやカリウム、食物繊維など、豊富な栄養が含まれています。
天然の甘みがあるので安心
天然の甘みがあるさつまいもは、赤ちゃんに人気の食材です。添加物不使用なので、赤ちゃんに与えても安心です。
さつまいもの食べ過ぎに気をつけるべき理由
良いところがたくさんあるさつまいもですが、さつまいもの食べ過ぎには気をつけなければなりません。その理由について見ていきましょう!
食物繊維を摂り過ぎてしまう
さつまいもには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。水溶性食物繊維は、便を軟らかくする作用があり、不溶性食物繊維は便のカサを増やす作用があります。
不溶性食物繊維を食べ過ぎると、便が硬くなったり、お腹がはりやすくなったりする赤ちゃんもいるので注意しましょう。
まれにアレルギーが起こることもある
さつまいもはアレルギーを発症しにくい食材ですが、まれにアレルギーを発症する場合があります。とはいえ、さつまいもに含まれるたんぱく質は少なく、食物アレルギーになりにくい食材といわれています。
ただし、過去にじゃがいもや根菜類でアレルギーを起こしたことがある場合は、さつまいもを与えるときは慎重になった方が良いかもしれません。離乳食をはじめるときは、赤ちゃんの様子をよく観察しながら与えましょう。
赤ちゃんのアレルギーについて、こちらの記事で詳しく解説しています↓
甘い味に慣れてしまう
さつまいもは他の野菜より甘さを感じやすい食材なので、さつまいもばかり食べてしまわないか気になる方もいるでしょう。
確かに、甘い味に慣れてしまうと他のものを食べなくなってしまう心配もあるかもしれません。与えるときは甘さを調整したり、量を控えるなどの対応で回避しましょう。
さつまいもを離乳食に使うときの注意点
さつまいもを離乳食に使うときの注意点をお伝えします。ポイントを抑えて、赤ちゃんに食べさせてあげてくださいね。
甘さを調節する
さつまいもはじっくり加熱することで甘さが増す食材です。また、さつまいもの品種によっても甘さは異なります。
安納芋やシルクスイートなど、焼き芋に使われるさつまいもは、赤ちゃんにとっては甘過ぎる場合があるので、お湯やだしでのばして甘さを調整すると良いでしょう。
また、甘くて美味しいさつまいもなので、食べ過ぎにつながらないように気をつけてくださいね。
与え過ぎない
さつまいもは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良く含む食材ですが、不溶性食物繊維の方が多いので与え過ぎないようにしましょう。
さつまいもを食べ過ぎると、消化不良を起こして下痢になってしまうこともあります。また、さつまいもの端の部分には繊維が多いので、なるべく真ん中を中心に使うことをおすすめします。
赤ちゃんは消化機能が未熟なので、皮を厚めにむいてから水にさらしてアクを抜き、食べやすくしてから与えましょう。
水分も一緒に与える
さつまいもは食物繊維が多いので、食べ過ぎるとお腹がはりやすくなってしまうことも。さつまいもを与えるときは、水分もしっかりと与えるようにしましょう。
食べ過ぎて下痢になってしまったときの対応
赤ちゃんは食物繊維の多い食材を食べ過ぎると、下痢を起こすことがあります。他にも、糖分が多いものや乳製品の食べ過ぎ、冷たいものの飲食なども下痢を起こす原因になりかねません。
赤ちゃんは、まだまだ消化機能が未発達です。ここでは、食べ過ぎて下痢になってしまったときの対処法についてお伝えします。
水分補給を行う
赤ちゃんが下痢になっているときは、体の水分が少なくなってしまうので、こまめに水分補給をすることが大切です。下痢をしているときは意識して水分補給を行いましょう。
ただし、冷たい水は下痢を悪化させてしまうので、必ず常温か温かい飲み物を与えるようにしてください。一度にたくさん与えないように、少しずつ与えることも大切です。
消化の良いものを与える
下痢のときは、さつまいものように食物繊維が多い食材を一旦お休みしましょう。食物繊維が多い食材を摂るとお腹を刺激してしまうので、柔らかいものや消化の良いものを選択してください。
回復するまでは、離乳食の段階を下げて消化に良いものを食べさせてあげましょう。
心配なときは受診する
心配なときは迷わず受診しましょう。とくに、「高熱がある・嘔吐している・激しい下痢・水分を受け付けない・血が混じっている・1週間以上続いている」これらのような症状が見られたときは早めに受診した方が良いでしょう。
まとめ
今回は、離乳食におすすめのさつまいもの食べ過ぎに気をつけるべき理由についてご紹介しました。甘くて美味しいさつまいもは、つい食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。
赤ちゃんに与えるときは、甘さを調節したり、与え過ぎないようにしたりしながら、食べさせてあげましょう。赤ちゃんの消化機能はまだ未発達の状態です。
食べ過ぎると下痢を起こしてしまう可能性があるので、気をつけながら離乳食を進めてみてくださいね。