さつまいもの旬は秋ですが保存技術の改良で年間を通じて楽しむことができる食材になりました。ほくほくしたりねっとりしたりと種類により食感や甘さの違いがあり、調理方法もバリエーションが豊富で色々な楽しみ方があります。しかもさつまいもは美味しいだけでなく、健康面でも注目したい栄養素を色々含んでいます。そこで今回は、さつまいもに含まれる栄養素をご紹介します。

さつまいもの健康要素

そもそも、さつまいもの主成分は炭水化物で脂質・たんぱく質と並ぶ三大栄養素の供給源となる食材です。ほかにもビタミン・ミネラルを含んだ健康に役立つ栄養素が豊富です。

食物繊維

炭水化物には生命活動のエネルギーとなる糖質と、消化吸収されない食物繊維の二種類に分けることができます。健康面で意識されるのは、後者の食物繊維です。

食物繊維は、腸の活動を活発にし便通を調整する作用に優れています。仮に便秘などの便通異常があると、腸内で有害物質が発生し慢性的に有毒物質に暴露されることにも。

その結果、肌荒れや免疫機能の低下などがもたらされることになるわけです。食物繊維は便通を改善することで有害物質が体内で貯留されるコンディションを解消し、腸内に分布する免疫機能細胞を活性化することにもつながります。

食物繊維の多い野菜を摂ろう

ところが食物繊維を通常の野菜で補おうとすると、食事を通じてかなりのボリュームを摂取することが必要です。この点、さつまいもは食物繊維が豊富なことから、効率的に食物繊維を摂取できるので、便秘の改善に最適の食材と評価されているわけです。

ビタミンC

またさつまいもには、ビタミンCが豊富なことでも有名な食材といえます。ビタミンCは真皮層や細胞の生成に必要不可欠なコラーゲン合成にも必須のビタミンです。そしてビタミンCは優れた抗酸化作用を持ち合わせています。

活性酸素とビタミンC

日々の生命活動のなかでエネルギー消費の結果、活性酸素が生成されています。この活性酸素、適量であれば免疫機能を活性化するという重要な作用をもっていますが、ほとんどの方では過剰に生成されています。

活性酸素は細胞の酸化を促進する作用があるので炎症の原因となったり細胞へのダメージ要因となってしまいます。これが活性酸素の健康面での悪影響ですが、ビタミンCには活性酸素を排除してくれる働きがあるので、結果的にアンチエイジング効果も期待できます。

ビタミンCは熱に強い

通常のビタミンCは熱に弱いため調理家庭で破壊されることが多いわけですが、イモ類に含まれるビタミンCは熱にも強靭で活性を維持したまま体内にとりこまれます。したがって、日常の食生活で意識的に摂取することが望まれるわけです。

まとめ

今回は、さつまいもに含まれる栄養素についてお伝えしました。さつまいもは、健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。食物繊維でお通じにアプローチし、ビタミンCで日焼けによるお肌のダメージを防ぎましょう。紫外線は一年中降り注がれているので、食べ物からケアしていくことも大切です。

ひで＠サプリメント管理士

健康食品関連企業にてユーザー様の健康管理をサポート。ヘルスケアに関するトータルバランスを考え資格取得に奮闘。現在は最先端医療クリニックの経営に参加しながら、血液検査や遺伝子検査による未病処置のためのオーダーメイドのサプリや治療をプロデュース。

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