はじめての家庭菜園でも収穫できる!さつまいもの特徴と育て方
新型コロナが流行したことを機に、家で野菜を育てる「家庭菜園」を始めようと思った人も多いのではないでしょうか。
家庭菜園の初心者では、どんな野菜を育てたら良いのか気になるでしょう。
さつまいもは初心者でも比較的簡単に育てられる野菜として知られています。
そこでさつまいもの特徴や家庭菜園をする上での育て方のコツなどをわかりやすくお伝えします。
目次
さつまいもの特徴
さつまいもは、ヒルガオ科の野菜であり、水はけのよい痩せた土地を好む植物です。
つるが良く育つので生い茂らないようにするのが栽培のコツです。
作物として土壌をあまり選ばずに、翌年も同じ場所で育てられる特徴があるため、非常に初心者でも育てやすいですよ。
収穫した後に貯蔵できて、貯蔵することでより糖度が増し、さらに美味しくなっていきます。
ほかの野菜類と異なる対応としては、窒素分の多い肥料を与えすぎると育たないので元肥を控えることやつるが茂ったら切ってヒゲ根を切ることなどです。
これらに注意する以外は、特に手間が掛かりません。
さつまいもの栽培方法
家庭菜園初心者の方でも作りやすいさつまいもの栽培方法について、具体的に見ていきましょう!
さつまいもの栽培時期
さつまいもを栽培するには、5月から6月までの梅雨前の時期が適しています。
この時期に苗を植えて、10月から11月の初旬にかけて収穫して行くのが一般的です。
ただし、育てる地域の気候や品種によって若干異なるので、それぞれの栽培方法を調べる必要があります。
苗選びのコツ
栽培方法の流れは苗の準備から始まります。
苗は、ホームセンターなどで栽培適期の4月下旬ごろから店頭に並ぶのでチェックしてみてください。
苗選びのコツは、茎が太くて節の間隔が間延びしていない、葉っぱの色が濃く厚みのある丈夫そうな苗を選ぶことです。
品種によって異なりますが、一般的に節の数が4から5あり、長さが15センチから20センチ位までの苗を選ぶと失敗リスクが減るでしょう。
【良い苗の見分け方】
・茎が太い
・節の間隔が間延びしていない
・葉っぱの色が濃い・厚みがある
苗を購入したあとにすること
購入した苗はそのまま放置しておくと、水切れで葉っぱや茎が萎れてしまうので植えるまではバケツに水を浅く貼って浸けたまま日陰に置いておきます。
さつまいも作りに大切な土作り
さつまいもが好む土は、通気性に富んだ乾燥した土です。
ほかの多くの作物のように農業に適している豊かな土で育てると、つるばかり育ってさつまいもが育たないので、痩せた土が向いてます。
畝作りのポイント
土の中にさつまいもが育つので、植え付ける10日ぐらい前に土地を良く耕して、幅45センチほどの畝を作っておきます。
さつまいもは乾燥を好む作物なので、水はけと通気性を高めるために畝の高さは20センチから30センチぐらい高くします。
また畝と畝の間に水がたまると、湿度で腐ってしまうので排水にも注意が必要です。
雑草防止のためのマルチング
葉物野菜に比べると収穫まで長い時間がかかる作物なので、雑草が茂らないようにマルチングをしておきましょう。
マルチングとは、ビニール製の農業用の資材で畝の表面を覆う栽培方法です。
昔の農家ではワラや干し草などを用いていましたが、現在ではホームセンターでも購入できるビニール製のもので畝をマルチングをします。
肥料の与え方
さつまいもの中には、空気中の窒素を固定する微生物が共生しているため、自ら栄養分を作ることができます。
さらに窒素分の多い肥料を追加すると窒素過多になって、つるばかり伸びてしまいさつまいもが育たなくなります。
そのため植える前に畝の側にまく肥料は極力少なめにして、追肥も一切行わずに栽培します。
元肥には窒素が少ない物や、さつまいもの成長に必要なカリ成分が多い肥料が適してます。
花付きを良くするリン酸は、成長には必要ないですが、さつまいもの糖度をアップさせる効果があるので覚えておいて損はありません。
株の間をあけて植え付ける
植える畝の準備ができて、植え付けの適期になったら、成長しても十分に日光が当たるように株間を30センチ間隔で開けて10センチぐらいの深さに植えていきます。
節の間から不定根が出るので、3から4節分が土に埋まるように植え付けるのがコツです。
不定根の所にさつまいもがなるので、畝に対して直角に寝かして植えてしまうと通路にさつまいもができて踏んでしまいます。
必ず畝に平行に寝かせて植えましょう。植えた後はたっぷりと水を撒き、その後は特に追肥や、不必要な芽を取る芽かきなどの作業は不要です。
【不定根】
葉や茎から二次的に発生する根。主根以外の根。引用元:Weblio
収穫のコツ
植え付けてからおよそ110日から120日になると、収穫時期を迎えます。
収穫後に掘った芋をその場で乾かす作業を行うため、収穫するのは晴天の午前中が適してます。
収穫方法は畝を覆ったマルチングをめくり、芋を傷つけないように、スコップで周りから土を掘り起こして行います。
掘り返した芋は畝の上に並べて、午後の太陽の日差しで表面をしっかりと乾かしましょう。
地域によって収穫期に霜が降る地域の場合は、霜に当たると腐りやすくなるのでその前に収穫する必要があります。
収穫後2週間前後風通しのいい、12度から14度程度の場所で保管するとさらに甘くなります。
さつまいも栽培時の注意点
植えてからある程度経つと、株が大きくなるにつれてつるもどんどん伸びて行きます。
さつまいものつるを放置しておくと地表をつるがはって行き、根っこを生やして養分を吸収し、そこでもさつまいもが育ってしまいます。
たくさんさつまいもが育ってしまうと養分が分散して、さつまいも自体が大きくなれずに小さくなってしまいます。
それを防ぐ作業がつる返しで、つるを引っ張って根っこを引き抜き、根っこを太陽に反転させて養分を吸わせない目的で行います。栽培中にはつるから根が出たのを見つけたら、何度もつる返しをその都度行いましょう。
さつまいもの栽培に失敗する原因も一緒に確認しておきませんか?詳しくはこちらです↓
まとめ
今回は、さつまいもの特徴や育て方のコツなどをわかりやすくお伝えしました。
さつまいもは初心者でも育てやすい作物のひとつです。
苗選びや土づくり、肥料の与え方などに注意しながら育ててみましょう!お子さんと育てるのも食育の一環としておすすめです。
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健康食品関連企業にてユーザー様の健康管理をサポート。ヘルスケアに関するトータルバランスを考え資格取得に奮闘。現在は最先端医療クリニックの経営に参加しながら、血液検査や遺伝子検査による未病処置のためのオーダーメイドのサプリや治療をプロデュース。
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