プランターを使って簡単にさつまいもが栽培できる!失敗しないコツとは
畑でさつまいもを栽培できたら理想ですが、住んでいる環境によっては難しいこともありますよね。
「子供に野菜を育てる楽しみを知って欲しい」そんな思いから家庭菜園をはじめたいと思う方も多いのではないでしょうか?
畑がなくても諦める必要はありません。ベランダにプランターを用意すれば、さつまいもを育てることだって可能です。
しかも、窓越しにお子さんとさつまいもの成長を見られるメリットもあります。
そこで今回は、プランターを使ってさつまいもを栽培する方法についてお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・さつまいもをプランターで育てる方法がわかる
・プランターで育てるときのコツがわかる
目次
さつまいもをプランターで栽培する方法
さつまいも作りを成功させるためには、プランターの選び方も大切なポイントのひとつです。
まずは、適したプランターの選び方を確認してから、順に栽培法を学んでいきましょう!
プランターの選び方
さつまいも掘りというように、さつまいもは成長すると下に伸びる野菜です。そのため、底の浅いプランターを使用すると、さつまいもが上手く成長できない可能性があります。
プランターの底で行き場を失ったさつまいもは、形もいびつになりやすくなってしまうので、形の良いさつまいもを作りたい場合は、プランターの深さも考慮しましょう。
おすすめは、中型以上で深さがあるもの。目安としては、幅60cm以上で土もしっかり入る深型のプランターが適しています。
深さは30~40cmは欲しいところ。
材質は、プラスチックのものでも素焼き製のものでもお好みで選んで大丈夫です。この大きさのプランターでさつまいもの苗が2株ほど植えられます。
簡単に育てるなら野菜用の培養土がおすすめ
市販の土を使う場合は、野菜用の培養土を使用しましょう。ポイントは水はけの良さです。
野菜用の培養土を使用すると、栽培に適した土になっていることが多いので、そのままさつまいもの栽培にいかすことができます。
さつまいもの植え付け
さつまいもを植え付ける方法は、水平植え・斜め植え・船底植え・直立植えなどがあります。
プランター栽培でおすすめの植え付け方は、水平植えと斜め植え。プランターの真ん中に植えてください。
さつまいもの苗の2~3節を土に埋め込むように作業します。
植える時期は地温が18度以上になる4月の終わり頃から5月のはじめ頃。120~140日ほどで収穫できます。
水平植えとは
水平植えとは、苗を土と水平にして植え付ける方法です。主に長い苗に適しています。
斜め植えとは
斜め植えとは、45度ほど角度をつけて植え付ける方法です。主に短い苗に適しています。
水平植えと斜め植えは、植えるスペースが限られている場合に適した植え方です。
また、さつまいもの苗を植える際は、あまり深くまでいれず浅めに植えることがポイントです。
深く植えてしまうと、さつまいもが成長するための余白が無くなってしまいますので、浅めに植えてくださいね。
さつまいもの水やり
さつまいもは、それほど水を必要としない植物です。水をあげすぎることで根腐れしやすくなってしまうので気をつけましょう。
苗を植え付けたあとは1週間ほど毎日水やりをし、根付いたら乾燥気味に育ててください。
畑では、水やりをせずに雨だけでも十分育つ植物です。
プランターでも同様に、さつまいもが根付けば表面が乾いていたら水やりをする程度で大丈夫です。
追肥は状態を見て行う
さつまいもは追肥はほとんど必要ありませんが、プランターで育てる際は葉っぱの色を見て、追肥をするか判断します。
もし、葉っぱが黄色くなっていたら窒素の少ない肥料を与えることで、さつまいもの成長を助けることができます。
こまめにつる返しをする
さつまいもの成長した葉っぱは、そのままにしておくと地面に根を張り、養分を吸収してしまいます。
さつまいもの葉っぱが繁ってしまうと、さつまいもに養分が届かず成長しきれない可能性もあります。
そのため、さつまいもの葉っぱが根を張りだす前につる返しを行いましょう。
プランターの場合は、スペースも限られているのでつるを切っても大丈夫です。
大きなさつまいもを収穫するためにこまめにつる返しを行いましょうね!
収穫
さつまいもの苗を植えてから120日~140日後に収穫時期を向かえます。
だいたい、9月の終わり頃から11月の終り頃が目安です。
さつまいもは寒さに弱い植物なので、霜が降りる前に収穫しましょう。
晴れの日が続いたあとに収穫すると、さつまいもが腐る心配をせずに済みますよ。
プランター栽培のコツ
水やりは土が乾燥してから行う
プランターで栽培する際は、乾燥しやすいためこまめに土の状態を観察しましょう。
さつまいもは乾燥気味に育てることがコツですが、水切れには注意が必要です。
土の表面が乾いてきたタイミングで水をあげましょう。
肥料を与え過ぎない
さつまいもは肥沃な土地で良く育つ植物です。そのため、肥料を与え過ぎると葉っぱばかり成長してしまうつるぼけという現象が起きてしまうこともあります。
つるぼけしてしまうと、肝心のさつまいもまで栄養が行き渡らず大きなさつまいもを収穫することが難しくなるそうです。
折角作るなら、大きなさつまいもを収穫したいですよね!
土の量はたっぷりにする
さつまいもをプランターで栽培するときは、土の量にも気を配りましょう。
プランターに対して土が少ないと、さつまいもの成長に影響がでてしまうことも考えられます。
プランターでもスペースに余裕がないときの対処法
プランターも60cm以上あると、ベランダが狭く感じてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、培養土の袋を使用することで解決できますよ。培養土の袋なら、プランターに土を入れる作業も短縮できるので、簡単に育てることができます。
袋栽培なので、見た目がお洒落にとはいきませんが、さつまいもを栽培する楽しみは得られるはずです。
さらに、プランターや土、肥料を買って育てたあとにプランターが余って困るという方にとって、培養土の袋で作るのはゴミが減るのでピッタリかもしれませんね。
まとめ
今回は、プランターを使ってさつまいもを栽培する方法についてお伝えしました。
スペースがなくても、工夫すればさつまいもを育てることは可能です。
野菜嫌いなお子さんにとってもさつまいもを育てる体験は、野菜を好きになってもらえる絶好のチャンスですよ。
収穫時期までワクワクしながら、お子さんとさつまいもを育ててみませんか?
自分で作ったさつまいもを食べるといつもより美味しく感じるかもしれませんね。
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