さつまいもは手軽に入手できる価格で販売されている身近な食材のひとつで、お惣菜やお菓子などに幅広く用いられています。

さつまいもは痩せた土地でも簡単に栽培することができて安価な農作物のひとつですが、含まれている栄養が非常に豊富で健康を維持するための効果が高いという特徴があります。

そこで今回は、さつまいもに含まれる栄養素と健康効果についてお伝えします。

さつまいもに含まれる栄養と健康効果

さつまいもに多く含まれる栄養素は、ビタミンC・食物繊維・ビタミンB1・カリウム・ビタミンEです。

一般的にこれらの栄養素は多くの野菜や果物に含まれていますが、他の食材と比較しても含有率が高いので効率的に摂取することができるメリットがあります。

では、それぞれの栄養素について詳しくご説明しますね。

ビタミンC

さつまいもにはリンゴと比べて約5倍のビタミンCを含んでいることが知られていますが、ビタミンCは抗酸化作用・抗炎症作用・シミなどに効果的です。

ちなみにビタミンCは皮膚だけではなくて血管の柔軟性やハリを持たせる作用もあり、これが不足すると体中の血管から出血が起こって壊血病になります。

大航海時代には船内でビタミンCを含む生鮮食品を長期保存することができなかったので、多くの船乗りが航海中に壊血病を罹って命を落としてしまったこともあるようです。

さつまいもにはビタミンCと相性の良いビタミンEも豊富

ビタミンCの働きを最大限に発揮させるためにはビタミンEと同時に摂取する必要がありますが、さつまいもにはビタミンEも豊富に含まれているので効率的に両方のビタミンをとることができます。

食物繊維

さつまいもには食物繊維も豊富に含まれています。これも健康を維持するのに必要不可欠な栄養素のひとつです。

人間の体は草食動物のようにセルロースを分解してエネルギー源にすることはできませんが、食物繊維は腸の働きを活発にさせたり老廃物を排出する働きがあります。

近年の研究で腸は免疫にも関係していることが分かっていて、食物繊維を摂取してお腹の調子を整えることで病気に対する抵抗力を高める働きが期待できます。

ビタミンB1

さつまいもにはビタミンB1も豊富に含まれていることが知られていて、健康を維持するために大切な栄養素といえます。

ビタミンB1はブドウ糖を燃焼させてエネルギーに変換するのに必要で、ブドウ糖をエネルギー源にして脳の働きを活発にしてくれます。

もしもビタミンB1が不足して脳の働きが低下すると、食欲が低下したり疲労感などの症状が出てストレスにつながります。

カリウム

さつまいもに多く含まれる栄養素の中にカリウムもあります。

カリウムは高血圧の原因であるナトリウムを体外に排出する働きがあるので、血圧を正常に保ったり、顔や手足のむくみ対策に有効です。

まとめ

今回は、さつまいもに含まれる栄養素と健康効果についてお伝えしました。さつまいもには健康をサポートする効果のある栄養素がたくさん含まれています。

さつまいもは手軽に食べることができるので、健康効果を取り入れるには丁度良い食材といえるのではないでしょうか。

ひで＠サプリメント管理士

健康食品関連企業にてユーザー様の健康管理をサポート。ヘルスケアに関するトータルバランスを考え資格取得に奮闘。現在は最先端医療クリニックの経営に参加しながら、血液検査や遺伝子検査による未病処置のためのオーダーメイドのサプリや治療をプロデュース。

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