【料理のアクセントになる】オレンジ色のさつまいも!アヤコマチの特徴
さつまいもの品種の中にキレイなオレンジ色のさつまいもがあるのをご存知ですか?アヤコマチは、安納芋や紅あずまと異なり、切ったときの断面が色鮮やかなオレンジ色をしています。色味を活かしてさまざまな料理に応用することもできるでしょう。今回は、オレンジ色のさつまいも!アヤコマチの特徴についてご紹介します。色の秘密や旬、おすすめの調理法など、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事でわかることは以下の通り。
・アヤコマチを使うメリットがわかる
・アヤコマチのおすすめの調理法がわかる
目次
アヤコマチの特徴
アヤコマチと一般的なさつまいもとの大きな違いは、果肉の色です。黄色い果肉ではなく、オレンジ色の果肉が特徴です。平成15年に「アヤコマチ」と登録され、現在も親しまれています。形はラグビーボールのような紡錘形で、色は赤色を示します。
アヤコマチの旬はいつ?
収穫時期や収穫場所によっても差がありますが、アヤコマチの旬はおおむね10月上旬から11月中旬あたりです。熟成期間をおくことで甘くて美味しいさつまいもになるので、食べごろは10月下旬から1月頃といえるでしょう。
アヤコマチの味は?
アヤコマチの食味はややねっとりしていますが、安納芋のようなねっとり感ほどではありません。甘いけれど後味はスッキリしています。カロテンの多い人参のような特有の風味も少ないので、子どもも食べやすいでしょう。
アヤコマチの色の秘密
アヤコマチは、「サニーレッド」と「ハマコマチ(九州122号)」を交配させて作られています。両方ともオレンジ色のさつまいもであり、その色を引き継いだ形でアヤコマチが誕生しました。
アヤコマチのオレンジ色は、カロテンの量に比例しています。つまり、カロテンの量が多いため、オレンジ色をしているというわけです。健康を意識する際に摂り入れたい栄養素のひとつですね。カロテンをたっぷり含んだアヤコマチを、さつまいも選びの候補に加えてみませんか。
また、アヤコマチ以外にもオレンジ色のさつまいもがあります。「ジェイレッド」や「ベニキララ」はアヤコマチと同様、果肉がオレンジ色のさつまいもです。「ジェイレッド」はジュース用として使用されることがあり、「ベニキララ」は甘いけれど粘質ではないので、ふかし芋として食べられることが多いでしょう。
アヤコマチを使うメリット
アヤコマチを使うメリットは、色を活かせることと冷めても美味しく食べられることです。さつまいもは時間が経つと黒ずんでしまったり、色や味が変わってしまうこともありますよね。
アヤコマチのキレイなオレンジ色は、熱いうちでも冷めても変わらないため、色を活かす料理にぴったりです。カットしたときの変色も少ないので、サラダ向きといえるでしょう。赤や緑、黄色など、色とりどりの料理は美味しそうに見えます。ぜひ、アヤコマチの色味を活かしてみてくださいね。
おすすめの調理法
アヤコマチは、オレンジ色をポイントにした調理法がおすすめです。シンプルにふかして食べても美味しいですし、スイートポテトやポタージュスープ、カラフルサラダにするのもおすすめです!アヤコマチは乳製品との相性も良いので、美味しく頂けますよ。調理法の中から、ポタージュスープの作り方についてご紹介します。
ポタージュスープの作り方
今回ご紹介するポタージュスープは、ミキサーを使いません。ミキサーを出したり、片付けたりする作業が加わると、作るのも億劫になってしまうこともあるでしょう。片づけは最小限にしたい!時間をかけずにポタージュスープが作りたいというときは、以下のレシピを参考にしてみてください。
【材料】
さつまいも 150g
玉ねぎ 50g
水 200ml
牛乳 200ml
コンソメ 1個
バター 10g
パセリ 適量
【作り方】
1.さつまいもの皮をむき、1cm角に切ります。
2.玉ねぎをみじん切りにします。
3.鍋にバターを入れ、玉ねぎを炒めます。
4.1と水、コンソメを加えて約10分間、中火で加熱します。
5.さつまいもが柔らかくなったら、さつまいもを鍋の中で潰してください。煮ているうちにさつまいもの形が崩れてくるので、潰しやすくなりますよ。
6.牛乳を加え、沸騰直前まで混ぜます。
7.器に盛り付けて、パセリを振ったら完成です。
ポイントは、牛乳を少しずつ加えることと、牛乳を入れてから煮立てないことです。
ミキサー不要のポタージュスープの作り方を画像付きで解説しています↓
さつまいもをアヤコマチに変えて作ってみませんか?
まとめ
今回は、オレンジ色のさつまいも!アヤコマチの特徴についてご紹介しました。アヤコマチは、色鮮やかなオレンジ色の果肉が特徴のさつまいもです。サラダのトッピングなどに便利であり、彩り豊かな料理を作りたいときにぴったりです。温度に左右されることがないので、熱いうちでも冷めても色味は変わりません。特徴を活かして、料理に活用してみてくださいね。