スーパーに行くといろんな種類のさつまいもが販売されています。

さつまいもは品種によって、味や美味しく食べられる調理法が違います。

ほくほくしたさつまいもが好きな方やねっとり甘いさつまいもが好きな方など、好みがわかれるのもさつまいもの面白いところです。

今まで何となくさつまいもを選んでいた方は、今日が良いチャンスになるかもしれません。

今回は、60品種もあるといわれているさつまいもの中から厳選した「おすすめ10選」をご紹介します。

この記事でわかることは以下の通り。

 

さつまいもはたくさんの品種がありますが、折角食べるならあなたにピッタリの美味しいさつまいもを食べたいですよね。

では、これからさつまいもの品種による特徴について見ていきましょう!

 さつまいもの味は品種で変わる!特徴別おすすめ10選

さつまいもは、新品種も開発されているので、種類も豊富。

「ねっとり系」や「しっとり系」「ほくほく系」など、さつまいもの特徴によってわけられます。

さつまいもの収穫時期は、地域や品種によって異なります。植え付けから約110~150日で収穫時期を迎えるので、5~6月頃に植え付けた場合は、9~10月頃の収穫になります。

ねっとり系のさつまいも

甘さとねっとり感が特徴的なさつまいも。濃厚な甘みは焼き芋ファンに人気があります。

安納芋

焼き芋ブームの立役者!安納芋は甘さが魅力のさつまいもです。

糖度は40度を超えるものもあるのだとか。ぶどうの糖度が17.5度なので、安納芋がいかに甘いかがわかりますね。

ねっとりしていて水分も多く、とても人気の高いさつまいもです。

鹿児島の種子島は、安納芋の産地として有名なのはご存知ですか。

さつまいもの栽培に適した環境なので、美味しいさつまいもが作れるそうですよ。

おすすめの調理法

焼き芋（好みでバターを追加しても美味しく食べられます）、ふかし芋、レモン煮

クイックスイート

「紅あずま」と「九州30号」を掛け合わせて作られた新品種です。

特徴的なのは、電子レンジで加熱することでふつうのさつまいもよりも甘く作れること。

でん粉の糊化温度が、50度前後と低いことが甘く作れるヒミツです。

そのため、電子レンジで加熱してもふつうのさつまいもより甘く焼き上げることができます。

口当たりはねっとりしているのにみずみずしいので、美味しく頂けますよ。

おすすめの調理法

焼き芋

シルクスイート

「春こがね」と「紅さまり」を掛け合わせて作られた品種です。

しっとりしていて口当たりもなめらか。長くねかせておくことで、粘質へ変化し甘さが増えてくるらしい。

しっかりと貯蔵されたものは、水分が多くシルクのような上品な舌触りが人気です。

おすすめの調理法

焼き芋、スイートポテト

ほくほく系のさつまいも

ほくほく系のさつまいもを一口食べると、外側はパリパリなのに中がほくほくしていて、むかし懐かしの味です。

鳴門金時

関西地方で人気が高く、育てやすい品種なので、家庭菜園で育てている方も多いそうです。

代表的なものには「高系14号」があります。

さつまいもの中身が黄金色をしていることから、金時芋と呼ばれるようになったそうです。

栗のようなほくほく感が特徴的なさつまいも。

おすすめの調理法

焼き芋、天ぷら、大学芋、きんとん

紅あずま

東日本で人気の高い紅あずまは、幅広く料理に使える万能なさつまいもです。

繊維質も少なく、お菓子作りにも使えるため、1本あると色んな料理が楽しめます。

皮の色は濃い赤紫色で粉質。ほくほくした食感が人気で、昔なつかしい焼き芋が食べたい方におすすめです。

おすすめの調理法

焼き芋、煮物、天ぷら

紅こまち

紅あずまの兄弟品種の紅こまちは、「高系14号」と「黄金千貫」を掛け合わせてできたさつまいもです。

栽培が難しく、幻の品種といわれているので、見つけたらぜひ手に取ってみてください。

味は、甘みがしっかり感じられるさつまいもです。焼き芋にすると、ほくほく感が味わえます。

おすすめの調理法

焼き芋

しっとり系のさつまいも

ほくほく系とねっとり系の中間のさつまいもがしっとり系と呼ばれています。

さつまいもらしくほくほく感が欲しいけど、甘さもあった方が良い方のために作られたそうです。

2つの良いところを併せ持つのが特徴のさつまいも。

紅はるか

スイーツのような甘さとしっとり加減が丁度良い紅はるか。

ほくほく感も残しつつ、後味が良いのが特徴的です。

甘いさつまいもも良いけど、ふつうの焼き芋も食べてみたいという方におすすめ。

おすすめの調理法

焼き芋、スイートポテトなどの菓子類

カラフル系のさつまいも

さつまいもを切ると紫色やオレンジ色になっているものもあり、見た目に驚かれた方もいませんか?

黄色いさつまいもが一般的なので、一瞬食べられるのか気になってしまいますよね。

紫芋には、アントシアニンが豊富に含まれているので、栄養面でも効果の高いさつまいもです。

パープルスイートロード

見た目は同じさつまいものようにも見えますが、切ると鮮やかな紫色が広がります。

甘みをしっかりと感じることができるので、お菓子などに使われることが多いそうです、

紫色の色素は、アントシアニンなので、抗酸化作用が期待できます。

おすすめの調理法

スイートポテト、タルト

アヤコマチ

アヤコマチは、切るとオレンジ色をしています。加熱することでさらにオレンジ色が鮮やかになりますよ。

βーカロテンも含まれているので、免疫力向上に期待が持てます。

おすすめの調理法

温野菜や蒸し野菜、料理の彩りとして使用

美味しいさつまいもの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています↓

さつまいもの美味しさは選び方次第で変わる!気になるポイントと保存方法

子供と一緒に培養土の袋でさつまいもを作ってみよう!

さつまいもの品種を10種類ご紹介しましたが、自分でもさつまいもを作ってみたいと思った方もいるのではないでしょうか。

もし、家庭菜園に挑戦してみたいけど、畑が無い!という場合は、培養土の袋を使ってベランダでもさつまいもを育てることが可能です。

子供と一緒に作ってみると収穫の楽しみも得られますよ。

ベランダでさつまいもを栽培する方法

さつまいもを植える時期は6月頃がベストです。

【用意するもの】

・25Lほどの袋に入った培養土（水はけの良いもの）
・さつまいもの苗
・スコップ
・軍手

【植え付け】

1.培養土の袋を縦にして、上の部分を水平に切ります。

2.水の通り道を作るために、袋の下に水抜き穴を作ります。30箇所ほど、ドライバーなどで穴をあけてください。

3.さつまいもの苗を植えます。目安は1袋に2苗。垂直に苗を植えると丸いさつまいもができ、斜めに植えるとほっそりとしたさつまいもができます。

4.日当たりの良いベランダに設置し、土が乾いたら水をあげます。

3～4か月後に収穫できるので、待ち遠しいですね!

【ポイント】

日当たりの良いベランダで育てる。

さつまいもは乾燥に強いので水をあげすぎない（必要以上の水は腐らせてしまいます）

まとめ

さつまいもは特徴によって、ねっとり系やほくほく系、しっとり系にわかれます。

カラフルなさつまいももあるので、上手く取り入れると料理が楽しくなりそうですね。

ねっとり系なら安納芋、ほくほく系なら鳴門金時、しっとり系なら紅はるかなど、スーパーで買い物をするときの参考になりましたら幸いです。

美味しいさつまいもは品種選びから。

あなたにピッタリのさつまいもが見つかると良いですね!