紫色の見た目がインパクト抜群のパープルスイートロード。スーパーで見かけても手に取る方は少ないのではないでしょうか。焼き芋といえば、安納芋や紅はるかが多いので、なかなか食べる機会も少ないのかもしれません。

もし見つけても、どうやって調理したら良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで今回は、紫色のさつまいも！パープルスイートロードの特徴とおすすめレシピをご紹介します。

この記事でわかることは以下の通り。

パープルスイートロードの特徴

さつまいもにはさまざまな品種があり、甘みの強いものから甘さ控えめのものまで、味や食感のバリエーションが豊富です。紫色の外見が目を引く、パープルスイートロードについて、詳しく見ていきましょう！

パープルスイートロードの旬

パープルスイートロードの旬は、10月中旬から1月頃です。栽培する時期によっても若干収穫時期が異なりますが、9月下旬～11月初旬にかけて収穫されることが多いようです。

さつまいもは、収穫後に寝かせることで美味しくなります。そのため、美味しく食べるためには、10月中旬から1月頃がおすすめです。

主な産地は千葉県。九州地方でも栽培されていますが、九州では焼酎などに加工されることが多いようです。

パープルスイートロードの見た目

パープルスイートロードの皮の色は、濃赤紫～赤紫色です。さつまいもの果肉は紫色ですが、少し赤みを帯びた紫色をしています。形はやや大きめの紡錘形です。さつまいもの形が良く、表面がなめらかなので、贈り物としても喜ばれる品種です。

パープルスイートロードは甘くない？

紫芋は甘さ控えめなものが多いので、パープルスイートロードも甘くないと思われがちです。しかし、パープルスイートロードは、紫芋の中でも甘みがあり、ほくほく系のさつまいもに分類されるので、蒸して食べても美味しく召し上がれます。

とはいえ、安納芋や紅はるかの甘さと比べると、パープルスイートロードは物足りないかもしれません。パープルスイートロードの特徴は、上品な甘みがあること。上品な甘さと紫色を活かした料理にすることで、良さを発揮できるのもポイントです。

パープルスイートロードの色と栄養の関係

パープルスイートロード100gあたりのカロリーは、123kcalです。カロリーも控えめなのが嬉しいですよね。また、パープルスイートロードには、アントシアニンが豊富に含まれています。紫色の見た目は、アントシアニンの影響によるものです。

若さを保ちたい方は、アントシアニンをたっぷり補給できるパープルスイートロードを効率良く取り入れましょう。もちろん、ビタミンCやビタミンEなども豊富に含まれているのでおすすめですよ。

パープルスイートロードで料理が華やかになる

パープルスイートロードの紫色を活かしたレシピをご紹介します。見た目が華やかなので、料理のアクセントになりますよ。スイートポテトやタルトなどにすると、ふだんと違うお菓子が楽しめます。

おすすめレシピ！焼き芋あんバウムクーヘン

紫芋のパウダーを使って作る、見た目が可愛いバウムクーヘンです。紫芋入りの鮮やかな生地で、焼き芋あんをクルクル巻けば、まるでさつまいもを輪切りにしたような見た目に仕上がります。卵焼き器を使って簡単に作れるのもポイント！お子さまのおやつにいかがですか？

パープルスイートロードは加熱後もキレイな紫色を示すため、お菓子作りやサラダのトッピングなどに使ってみてくださいね。

焼き芋あんバウムクーヘンの作り方はこちらの記事で詳しく紹介しています↓

【レシピ動画】焼き芋あんバウムクーヘン

まとめ

今回は、紫色のさつまいも！パープルスイートロードの特徴とおすすめレシピをご紹介しました。紫色の秘密は、アントシアニン！若々しさを維持したい方におすすめの栄養素です。さつまいもの中でも紫芋に多く含まれる成分なので、パープルスイートロードを見かけたらぜひ試してみてくださいね。

ゆみこ＠管理栄養士

■プロフィール■
病院栄養士として患者様に寄り添った食事作りに専念。保育園栄養士として勤務した経験もある。
その後、特別養護老人ホームにて高齢者様の食事作りや栄養ケアマネジメント業務に携わる。