猫もさつまいもが食べられる?与える前の注意点5選
我が家の可愛い猫がさつまいもを食べたいと訴えてきたら、あなたは猫にさつまいもをあげますか?
猫にさつまいもをあげたことがなければ、もしも猫にさつまいもを与えて具合が悪くなってしまったらと心配な気持ちもなりますよね。
そこで、猫にさつまいもをあげても良いか注意点と共にお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・猫にさつまいもを与えるときの注意点がわかる
・猫にも効果的なさつまいもの栄養がわかる
目次
さつまいもは猫も食べられる安心食材
さつまいもは、猫が食べても問題ありません。さつまいもの甘さが大好きな猫もいるでしょう。
さつまいもを与える場合は、スプーン1杯程度にとどめ、おやつに与えるくらいが丁度良いです。
毎日与えるよりもお楽しみ程度に間隔をあけて提供した方が、猫にとっても負担は少ないので頻度と量には気をつけて対応してみてくださいね。
では、与える際の注意点について確認しておきましょう。
さつまいもを猫にあげるときの注意点5選
さつまいもを猫にあげるときの注意点は以下の通り。
・消化不良に気をつける
・温度管理を忘れない
・与え過ぎは肥満のもとになるので気をつける
・さつまいもは猫のお楽しみ食と認識する
・アレルギーに気をつける
では、ひとつずつみていきましょう!
消化不良に気をつける
猫は炭水化物を消化する力が人間より劣ります。
そのため、生のまま与えると胃腸に負担がかかり、消化不良を起こす可能性があります。
キャットフードでも炭水化物の量が多くなると、下痢などの消化不良が見られることがあるようです。
特にさつまいもはの皮は、消化不良を起こしやすく胃腸に負担がかかってしまうので気をつける必要があります。
与えるときは、加熱したさつまいもの皮を刻んでキャットフードに少量混ぜるくらいにしておきましょう。
温度管理を忘れない
人間にとってホクホクの焼き芋は美味しいですが、猫にとっては熱すぎて火傷をしてしまうリスクがあります。
「猫舌」という言葉のように、猫は熱さに弱い動物です。
猫はほかの動物に比べて温度に敏感なので、さつまいもを与えるときはしっかり冷ましてから与えるようにしてください。
与え過ぎは肥満のもとになるので気をつける
さつまいもが好きな猫も多いですが、猫が好むからといって与え過ぎは良くありません。
さつまいもは炭水化物が多いので、猫が欲するままに与えると肥満へと繋がる場合もあるでしょう。
ただし、食欲が落ちているときの猫には、さつまいもが栄養補給源となる場合もあります。
頻繁に与えると肥満になりやすくなるので、さつまいもを与える頻度は少なめに、猫の食欲の有無を確認しながら与えてみるようにしてください。
おやつ程度に与えるくらいが丁度良いですよ。また、甘く煮たさつまいもや蜜たっぷりの大学芋は肥満を助長してしまうので、与えないようにしましょう。
さつまいもは猫のお楽しみ食と認識する
ふだんキャットフードを中心に食べている猫の場合は、無理にさつまいもで栄養を摂る必要はありません。
キャットフードには、猫に必要な栄養素がたくさん含まれていますからね。
さつまいもはおやつ程度の量に留めてあげると、キャットフードも残さず食べてくれますよ。
さつまいもは甘いので、猫のお楽しみ食にもなるでしょう。
美味しいケーキは、毎日食べると飽きてしまいますよね。たまに食べるから美味しさが引き立ちます。猫にとっても同じこと。
美味しく食べてもらうためにも、間隔をあけて提供しましょう。
アレルギーに気をつける
さつまいものアレルギーにも気をつける必要があります。
それほど多くは無いですがアレルギーを起こしてしまう猫もいるので、与える際は少量からはじめるようにしましょう。
もし、さつまいもを与えて下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどの症状がみられたら、かかりつけの病院で相談してみてください。
食物アレルギーはすぐに症状がみられないこともあり、1ヶ月後に発症するケースもあるため、動物病院で検査をしてもらうと安心です。
犬がさつまいもを食べても大丈夫か気になる方はこちらの記事が参考になります↓
猫が食べると得られるさつまいもの効果
栄養豊富なさつまいもは、猫にとっても嬉しい効果があります。
猫が食べると得られる効果は以下の通り。
・便秘解消
・免疫力の向上
・体内の塩分調整
さつまいもを与える際の注意点を確認したら、可愛い猫のためにもさつまいもを食べるとどんな効果が期待できるのか見ていきましょう!
便秘解消
さつまいもには、食物繊維がたっぷり含まれていて便秘解消に効果的です。
皮にも便秘解消に効果的なヤラピンが豊富に含まれています。整腸作用もあるので、便秘に悩む猫にとっても嬉しい効果が期待できますね。
※さつまいもの皮は消化しにくいので、与えるときは加熱後に刻んでから少量を与えるようにしましょう。必要でなければ皮をのぞいて提供するようにしてください。
免疫力の向上
さつまいもにはビタミンCも豊富です。ビタミンCを摂ると免疫力がアップするので、体調を崩しやすい猫にもおすすめの栄養素です。
しかも、さつまいものビタミンCは、加熱しても破壊されにくい性質があるので、煮ても焼いてもしっかりとビタミンCを補給できます。
体内の塩分調整
さつまいもに多く含まれるカリウムは、体内の塩分を調整する働きがあります。
体内の塩分が多すぎる場合は、尿として体外へ排出する役割もある成分です。
ただし、カリウムの摂り過ぎは高カリウム血症のリスクもあるので、与えるときは少量に留めておきましょう。
まとめ
さつまいもは猫にあげても問題ありませんが、いくつか注意点もあるのでしっかり把握した上でさつまいもをあげましょう。
犬は雑食動物に分類されますが、猫は肉食動物に分類されます。野菜なしでも生きていく上では支障がなく、反対に消化不良を起こしやすい動物といえます。
もしさつまいもを与えるときは、スプーン1杯ほどから少しずつ与えてみてください。
そして、猫は熱いものが苦手なので、冷ました状態で与えることも大事です。猫がもっと食べたいと訴えてきても、肥満防止のためにあげ過ぎには気をつけましょう。
あげたい気持ちをぐっとこらえて、猫の健康も守ってあげてくださいね。