【節約になる】スーパーのさつまいもから美味しいおいもを収穫する方法
スーパーで購入したさつまいもを放置していたら、芽が出てきた経験はありませんか?
芽がでるということは、さつまいもが作れるのではないかと考えても不思議ではありません。
ふだん食べているさつまいもを種芋にして育て、倍以上収穫できたとしたら、まるで打ち出の小槌みたいですよね!
スーパーで購入したさつまいもからでもおいもを収穫できるので、良かったら一緒に作ってみませんか?食費の節約になるかもしれませんよ。
今回は、スーパーのさつまいもからおいもを栽培するメリットと栽培方法を中心にお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・スーパーのさつまいもから栽培する方法がわかる
・さつまいもを育てるときの注意点がわかる
目次
スーパーのさつまいもからおいもを作るメリット
節約になる
スーパーのさつまいもからおいもを作るメリットは、節約できることです。さつまいもは1本あれば栽培可能なので、1本100円前後で売られているさつまいもだと苗代も安く抑えられます。
ホームセンターでは、10本400円前後で苗が販売されていますが、通販でさつまいもの苗を購入すると、送料も含めて10本で1000円以上かかってしまうこともあります。
スーパーのさつまいもが節約に効果的なのは、1本のさつまいもから10本以上の苗が取れることもあるそうだから。比べると一目瞭然でお得ですよね!
ベランダや限られたスペースで栽培するには、さつまいも1本でも十分栽培可能なので、結果的にさつまいもから育てると節約になるのかもしれません。
さつまいもの成長過程を観察できる
さつまいもを栽培すると、さつまいもの成長過程を観察する楽しみも増え、生活にはりが出ます。
お子さんも一緒に楽しめるので、さつまいもが育っていく様子を話す機会も増えますね。
ふだん食べているさつまいもから育てるので、苗から育てるよりもより身近に感じるでしょう。さつまいもの栽培は日々のコミュニケーションとしても有効です。
スーパーのさつまいもから栽培する方法
スーパーのさつまいもをしばらく置いておくと、いつの間にか芽が出ていたことはありませんか?芽も立派な食材です。捨ててしまうのはもったいない!
そこで、スーパーのさつまいもから、おいもを育ててみませんか。自分で作って収穫したさつまいもは何十倍も美味しく感じられるかもしれませんよ。
スーパーのさつまいもから苗を作る
さつまいものコタツ芽だしから2ヶ月でここまで大きくなってよかった(^^)
今年は苗を買わなくていい!さつまいもの苗て結構高い。 pic.twitter.com/u2og9lNXsq
— けんちゃん@家庭菜園3年生 (@Ryo_245) April 24, 2019
ホームセンターなどで販売されている苗の植え付けは、4月の終わりから5月の始め頃からといわれています。
スーパーのさつまいもから作る場合は、ひと手間加わるので3月頃から苗を育て始めてください。
スーパーで購入したさつまいもを48度のお湯で40分ほど浸し、発砲スチロールに土とさつまいもを埋めて、上からビニール等でカバーをして保温します。さつまいもをお湯に浸すのは発芽しやすくするためらしい。
ポイントはしっかりと保温することです。寒さを乗り越えられるよう、さつまいもの外側から保温し、成長を見守ってあげましょう。
栽培期間は長くなりますが、成長過程を楽しむのも家庭菜園の醍醐味ですね。
葉が7~8枚になったらすること
40~45日くらい経つと7~8枚の葉をつけるようになります。地面から2枚ほど葉を残し、ナイフで切って苗にしていきます。
日の当たらないところに3~4日おくと不定根(ふていこん)が出てくるので、不定根が出てきたものを植え付けます。残りの茎は1ヶ月ほどで苗が出てくるそうです。
不定根とは、葉や茎から二次的に発生する根。主根以外の根のこと。
引用元:Weblio
植え付け
地温が18度以上になったらさつまいもの苗を植え付けます。だいたい4月の終わりから5月の始め頃を目安にしましょう。
植え付けの手順は、まず日当たりと水はけの良い土を選び、スコップ等で土を掘りおこしてから表面をならします。
土づくりができたら、隣の苗との間が35cmくらいになるように、やや深めに植え付けます。プランターに植える場合は、1~2本をななめかまっすぐに植えると良いですよ。
さつまいもの節をたくさん土に植えると小さめのさつまいもが多く収穫でき、さつまいもの節を少し土に植えるようにすると量より質で大きなさつまいもが少量収穫できます。
いろんな植え付けの方法があるので、試してみるのもおすすめです↓
出典:農林水産省
収穫
収穫の目安は、120~140日ほどで、だいたい9月の終わりから11月の終わり頃に収穫されます。
芋ほりをするときは、さつまいもに傷がつかないよう丁寧に扱いましょう。
土は落とさず13~15度の場所で貯蔵してください。
さつまいもは熟成させることで美味しくなります。掘り起こした直後よりも時間を置いた方が美味しく頂けるので、食べるのを楽しみにしばらく待ってみませんか。
収穫したさつまいもの保存方法についてはこちらの記事より確認できます↓
さつまいもを育てるときの注意点
温度管理に配慮する
さつまいもから育てる場合、苗から育てるよりも早くから植える必要があります。
3月はまだ寒い日もありますから、温度管理には配慮が必要です。
「発砲スチロール」や「ビニール」を上手く活用しながら栽培すると管理しやすいですよ。
こまめに草むしりをする
さつまいもの成長には、日光が必要です。天気が良くなると雑草も多くなってきますが、放置しておくと折角伸びてきたさつまいもの葉が隠れてしまいます。
夏になればさつまいもの葉の方が草を覆うようになるので、それまではこまめに草むしりをしましょう。
さつまいもにとって必要な草むしりですが、人にとっても効果的です。なぜなら、土に触れて草むしりをすることで、自然と日光を浴びる機会が増え、セロトニンの分泌も増加するからです。
セロトニンには自律神経を調整する役割があるので、ストレス解消にもなりますよ。
病気や害虫に気をつける
さつまいもは比較的病気や害虫被害のリスクが少ない植物ですが、稀に影響を受けることもあります。
ネコブセンチュウという害虫の影響で根にこぶができてしまったり、苗立ち枯れ病になると根が黒ずみくさってしまい、収穫できないこともあるそうです。
さつまいもを植えてから30日以上たっても成長しなければ、病気を疑ってみるようにしましょう。
もしかかってしまい状態が酷いようでしたら、病原菌を土の中に残さないために、元気な苗を残して抜いた方が賢明です。
美味しいさつまいもを収穫するために、病気や害虫にも気を配りましょう。
まとめ
スーパーのさつまいもからおいもが収穫する方法をご紹介しました。
節約になり、栽培の楽しみも得られるさつまいも。お子さんと一緒に育ててみるのも良いですね!
スーパーのさつまいもから育てる場合は、少し早めにさつまいもを準備して、苗作りからはじめるのがポイントです。
温度管理と草むしり、害虫や病気に気をつけながら、美味しいさつまいもを収穫しましょう。
さつまいもは比較的育てやすい植物なので、チャレンジしてみてはいかがですか?