さつまいもの正しい洗い方と注意点|美味しく食べるためのコツ
さつまいもを洗うときに気をつけるべきポイントがあるのをご存じですか?美味しく食べるためには、さつまいもの下準備が大切です。「洗い方はみんな同じでしょ」と思わずに、正しい洗い方について確認してみましょう。
今回は、さつまいもの正しい洗い方と注意点についてご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・洗うときの注意点がわかる
・さつまいもを洗ったあとの保存方法がわかる
目次
さつまいもを洗う前のチェックポイント
さつまいもを洗う前に確認して欲しいポイントをお伝えします。ポイントは以下の通りです。
・さつまいもの芽を処理する
・傷んでいる部分を取り除く
では、ひとつずつみていきましょう!
さつまいもの芽を処理する
じゃがいもの芽には「ソラニン」という毒素が存在します。そのため、じゃがいもの芽は食べられません。じゃがいもと同様に、芽がでたさつまいもも毒があるのでは?と気になる方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、さつまいもの芽は食べられるので心配いりません。さつまいもはじゃがいもと別の分類になるため、さつまいもの芽に毒性がなく、安心して食べられます。
とはいえ、芽が育つと養分が分散してしまうので、さつまいもに栄養が行き渡らなくなる可能性があります。さつまいもの芽を発見したら処理するようにしてください。
さつまいもの芽の活用法がわかります↓
傷んでいる部分を取り除く
傷んでいる部分があるときは、さつまいもを洗う前に取り除きましょう。さつまいもが黒くなっていたり、さつまいもを押すと柔らかかったりする場合は傷んでいる証拠です。
さつまいもは低温障害により、さつまいもが黒く変色することもあります。低温障害を起こしたさつまいもは、食味が落ちるので取り除くことをおすすめします。ヤラピンやクロロゲン酸の影響で黒くなっている場合は食べられますが、苦味やえぐみを感じることもあるので、気になる方は取り除いてから使用しましょう。
さつまいもが傷んでいるか気になる方は、こちらの記事を参考にしてください↓
さつまいもの正しい洗い方
さつまいもの正しい洗い方についてお伝えします。ポイントを押さえて美味しくさつまいもを頂きましょう。
1.さつまいもについた土や汚れを落とす
土がこびりついている場合は、5分ほど水にさらしてから手でやさしく洗いましょう。スーパーで販売されているさつまいもは、キレイな状態のものが多いので、手で洗うだけでも十分汚れが落とせます。
2.スポンジで優しく洗う
さつまいもの汚れが取れないときは、食器用のスポンジを使ってさつまいもを洗いましょう。さつまいものくぼみなどについた土を取り除く際、スポンジを使うと便利です。スポンジで洗うときは、軽い力で擦ることがポイントです。食器用のスポンジと併用したくない方は、キッチンペーパーやたわし、丸めたアルミホイルなどを使用してください。
洗うときの注意点
さつまいもを洗うときに気をつけて欲しい点があります。
・強くこすらない
・洗ったら早めに使い切る
さつまいもを洗う際に、ぜひ参考にしてみてください。
強くこすらない
さつまいもをゴシゴシこすると傷がついてしまい、傷みやすくなります。特に、芽があるところやくぼみは傷になりやすいので注意してください。
強くこすって皮がはがれてしまうと、さつまいもの皮の色を上手く活かせません。大学芋やレモン煮などは、皮の色も美味しさを引き立ててくれる料理です。さつまいもの皮をキレイに残しながら洗いましょう。さつまいもの皮には栄養がたくさん含まれていることからも、皮がキレイな状態を保ちながら洗ってくださいね。
洗ったら早めに使い切る
さつまいもは水に弱く傷みやすい食材です。土付きのさつまいもは家に入れる前に洗いたくなりますが、土をしっかり乾燥させてから新聞紙に包んで保存しましょう。もし、水洗いしてしまったら早めに使い切ってください。
洗うタイミングに注意する
さつまいもは水が苦手な野菜です。水洗いすると傷みやすくなってしまうので、さつまいもを洗うタイミングは調理直前にしてください。
保存するなら水洗いはNG
さつまいもを保存する際は、水洗いは厳禁です。さつまいもを一気に洗ってしまい使い切れなかった場合、腐らせてしまうのはもったいないですよね。これからお伝えする対処法を実践し、美味しい状態で食べられるよう工夫しましょう。
保存用のさつまいもを洗ってしまったときの対処法
保存用のさつまいもを水洗ってしまったら、早めに使い切ることが基本です。使う予定のないさつまいもを洗った場合、食べ切るのが難しい場合もあるでしょう。うっかりさつまいもを洗ってしまったときは、冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。
ただし、ポイントを抑えて保存しないと傷みやすくなってしまうので気を付けましょう。
冷蔵庫で保存するときのポイント
さつまいもは寒さに弱いため、冷蔵保存はおすすめしません。とはいえ、さつまいもを洗ってしまったときは、話が別です。さつまいもは洗うと傷みやすくなってしまうため、冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに使いきりましょう。さつまいもをビニール袋に入れて保存するときは、ビニール袋の口をゆるく結んでおくことがポイントです。
冷凍庫で保存するときのポイント
調理してから冷凍保存するのもおすすめです。焼き芋にして冷凍保存しておけば、さつまいもダイエットにもぴったりな冷やしさつまいもも簡単に作れます。冷凍すればいつでも食べられるので、ダイエットも続けやすいですよね。
保存するときは、皮つきのまま半月切りや乱切りなど、使用用途に合わせてカットしてから保存すると便利です。調理してから保存する場合は、水分をしっかり拭いてから冷凍用の保存袋に入れて冷凍しましょう。さつまいも同士が重ならないようにするのも上手に保存するコツです。
さつまいもの保存方法についての記事はこちらです↓
まとめ
今回は、さつまいもの正しい洗い方と注意点についてご紹介しました。さつまいもは水に弱い食材です。さらに、傷がついてしまうと腐りやすくなってしまうため注意が必要です。さつまいもを洗うときは、傷をつけないように手でやさしく洗いましょう。もし、たくさん洗って余ってしまっても、冷蔵保存や冷凍保存で適切に対処すれば大丈夫です。美味しくさつまいもを食べる豆知識としてぜひご活用ください。