さつまいもを水耕栽培したらカビが生えた!今すぐできるカビ対策
「さつまいもを水耕栽培していたら、白いふわふわしたカビが生えてきた!」カビを発見すると、このまま育てても大丈夫なのか、ちゃんと育つのだろうかと不安になってしまいますよね。
水耕栽培は水を使っている分、管理を怠るとカビが生えやすくなってしまいます。とはいえ、水耕栽培は室内でもはじめられて、土作りの必要がないのでコツをつかめば簡単です。
今回は、カビが生える原因と、今すぐできるカビ対策についてご紹介します。カビ対策を実践し、カビからさつまいもを守りましょう!
この記事でわかることは以下の通り。
・さつまいもの水耕栽培でカビを防ぐ方法がわかる
・再確認!さつまいもの水耕栽培のやり方がわかる
目次
そもそもカビが生える条件とは
カビが生える条件は以下の通りです。
・湿度
・温度
・栄養
湿度が80%以上になると、カビの繁殖が活発になります。温度は、0~40℃でカビが繁殖するといわれていますが、特に気をつけたいのが20~30℃の温度帯です。
カビが一番好む温度帯であり、注意が必要です。また、カビは何でも栄養にしてしまいます。たとえば、ホコリや食べかす、人のアカや汚れなど。
空気中のホコリを栄養にしてカビが発生することもあるのです。梅雨にカビが生えやすくなるのは、上記の3つの条件がそろいやすいからといえるでしょう。
では、水耕栽培に照らし合わせて、なぜカビが生えるのか確認しましょう。
さつまいもの水耕栽培でカビが生える原因
さつまいもの水耕栽培は、土作りの必要がなく室内で手軽に栽培できるため、人気の栽培方法です。さつまいもの葉が茂ってくると、インテリアとしても存在感を発揮します。
ただし、さつまいもの水耕栽培は水を使用する分、カビに注意しなければなりません。まずは、水耕栽培でカビが生える原因を見ていきましょう。
水を交換しなかった
水も交換しなければ腐ってしまいます。水耕栽培では、さつまいもを水に浸しているので、カビのリスクも高まります。
災害対策用の5年保存水などは、カビないように作られていますが、普通の水を使用し水耕栽培を行った場合は、水の交換が必須です。
肥料を与えすぎた
さつまいもを水耕栽培するときは、基本的に水だけで大丈夫です。
「栄養を与えた方が良く育つかもしれない」と肥料を与えすぎてしまうと、水溶液が栄養で満たされる分、カビが生えやすくなってしまいます。
そのため、肥料の与えすぎには気をつけましょう。
湿度が高い場所に置いていた
湿度が80%以上になると、カビは活発に動きはじめます。60%以下でも生える場合があるので気をつけなければなりません。
湿気は空気が滞っている場所で高くなりがちです。扇風機で空気を循環させる、窓を開けて換気をするなど、なるべく風通しが良く、湿度が低い場所で育てることが大切です。
さつまいもの水耕栽培でカビを防ぐ方法
水耕栽培をはじめるなら、カビの心配をせずに育てたいですよね。カビの発生を防ぐポイントは以下の通りです。
・こまめに水を交換する
・換気を良くする
・清潔な状態を保つ
では、ひとつずつ見ていきましょう!
こまめに水を交換する
水の交換を怠ると、カビが生えやすくなってしまいます。そのため、可能であれば、毎日水を交換することをおすすめします。
さつまいもを水に浸けるときは、底から1~2cmの高さが目安です。さつまいも全体を水で浸してしまうと、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
また、さつまいもにぬめりや泡立ちが見られたときも、水を交換してください。
換気を良くする
ジメジメと湿度の高い場所で育てるのはおすすめしません。湿度が高い場所で育てると、カビが発生しやすくなってしまいます。
なるべく風通しの良い場所で栽培するようにしてください。日当たりの良い場所で育てると、成長スピードも早くなるのでおすすめです。
清潔な状態を保つ
衛生的に育てるのは、カビを防ぐためにも大切なことです。水耕栽培をしている容器が汚れていたら、洗うことも立派な対策のひとつです。
水をこまめに交換しながら、衛生的に育てましょう。
再確認!さつまいもの水耕栽培の方法
水耕栽培は手軽にできるので、取り入れやすい方法です。とはいえ、失敗したくないですよね。水耕栽培のやり方について、再度確認していきましょう。
水耕栽培の材料
さつまいも
容器(深さがあるガラスや陶器、ペットボトルなど)
水
たった3つ用意するだけなので簡単にはじめられます!
水耕栽培の方法
1.さつまいもを横半分にカットする。(丸ごとでもOK)
2.容器に水を入れる。
3.さつまいもの断面に水を浸ける。(さつまいも1~2cmが浸かる程度が目安)
水耕栽培について、こちらの記事で詳しく解説しています↓
まとめ
今回は、カビが生える原因と、今すぐできるカビ対策についてお伝えしました。カビは、条件がそろうと発生しやすいので注意が必要です。
カビが発生するには、「湿度」「温度」「栄養」が必要。これらの条件がそろわないように、日頃からこまめに水を交換したり、換気をしたりすることが大切です。
水耕栽培は簡単にできる方法なので、今回ご紹介した注意点を参考にしながら育ててみてくださいね。