さつまいもは生で食べても大丈夫?生で食べるときの注意点とは
「さつまいもは生で食べても大丈夫?」
菊芋は生でも加熱しても食べられるから、さつまいもも生で食べられるのでは?と思う人もいるでしょう。実は、韓国ではさつまいもを生で食べる習慣があるんです。
でも、実際に生で食べようと思うと勇気がいりますよね。そこで今回は、さつまいもは生で食べても大丈夫なのか、生で食べるときの注意点と合わせて解説します。
この記事でわかることは以下の通り。
・さつまいもを生で食べるときの注意点がわかる
・さつまいもを生で食べるときのレシピがわかる
目次
さつまいもは生でも食べられる
韓国では、さつまいもを加熱せずに生で食べる習慣があります。気になる味ですが、さつまいもを生で食べるため、加熱したときのような甘さは感じられません。
ほんのり甘く、生食用のさつまいもを使えばアクも気にならないようです。日本人にとっては馴染みのない食べ方なので、まずは毒性や気になるポイントについて確認しましょう。
毒性はないの?
生のさつまいもに毒性はないといわれています。そのまま食べても大丈夫ですが、さつまいもにはでんぷんが多く含まれているので、加熱したものよりも消化不良を起こす可能性が高いです。
さつまいもの生食は下痢や腹痛の原因になることがある
さつまいもを生食すると、下痢や腹痛を起こすことがあります。さつまいもはでんぷんを多く含む食材であり、生食では消化はあまり良くありません。
また、でんぷん以外にもヤラピンが含まれています。ヤラピンとは、さつまいもを切ったときに見られる白い液体のことです。ヤラピンは便をやわらかくする作用がありますが、食べ過ぎてしまったり体に合わなかったりすると、下痢を起こしてしまいます。
韓国では、さつまいもを生で食べる習慣があるため食べ慣れていますが、日本人はさつまいもを生で食べる習慣がありません。食べ慣れていないからこそ、自分の体調に合わせて食べることが大切です。
生食するのが心配な人は、量を少なくするか加熱して食べるようにしましょう。
さつまいもを生食しない方が良い人とは
さつまいもを生食しない方が良い人は以下の通りです。
・お腹が弱い人
・赤ちゃん
・妊婦さん
・子ども
さつまいもはでんぷんの多い食材で、生で食べると消化に良くありません。生で食べる分、消化吸収にも時間がかかってしまうため、お腹の弱い人は腹痛や下痢を起こしやすくなってしまいます。
赤ちゃんや子どもは消化器官が未熟なため、さつまいもの生食は体への負担が大きいです。妊婦さんに関しては、トキソプラズマ菌の感染リスクも考えられるため、さつまいもは生食しないようにしましょう。
生食はせず、さつまいもの土を水で良く洗い流してから加熱調理して食べるようにしてください。これらの人は、さつまいもを生食するのではなく、加熱してから食べることで解決できます。
さつまいもを生で食べるときのおすすめレシピ
さつまいもを生で食べるときのおすすめレシピをご紹介します。ひと手間加えると、生のさつまいもが食べやすくなるでしょう。
さつまいものサラダ
シャキシャキ食感がおいしいさつまいものサラダは、生食するのにぴったりのレシピです。アク抜きをしたさつまいもを繊維にそって縦方向に千切りにして、マヨネーズを和えていただきましょう。
ほんのり甘いさつまいもとシャキシャキの食感が楽しめます。スライサーを使えば、千切りの手間が省けて時短になりますよ。
さつまいものアク抜きの仕方はこちらの記事で詳しく解説しています↓
スティック野菜
数種類の野菜とさつまいもをスティック状にカットし、水にさらしてアク抜きをしてから、マヨネーズや味噌、バーニャカウダソースでいただくレシピもおすすめです。
にんじんやキュウリ、プチトマトなどを合わせると彩り豊かになるので、食卓も華やかになります。
さつまいものスムージー
生のさつまいもとバナナや牛乳、はちみつなどをミキサーにかけてスムージーを作ってみませんか。フルーツの甘みが加わることで飲みやすいスムージーが作れます。
美容が気になる人や忙しい人におすすめです。野菜や果物の種類を変えて、オリジナルのスムージーを作るのも楽しいかもしれませんね。
さつまいもを生で食べるときの注意点
上述したように、さつまいもの生食は、お腹の弱い人や赤ちゃん、子どもや妊婦さんにはおすすめしません。食べるときは、加熱してから食べるようにしてください。
また、さつまいもを生食するときは、アク抜きをすることで食べやすくなります。皮を厚めにむくことで、アクを軽減できるので、気になる人は試してみてください。
さらに、さつまいもを生で食べるときは、生食用の新鮮なさつまいもや無農薬のものを選ぶと良いでしょう。
新鮮なさつまいもの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています↓
まとめ
さつまいもは生で食べても大丈夫なのか、生で食べるときの注意点と合わせて解説しました。生でも食べられるさつまいもは、韓国ではポピュラーな食べ方です。
とはいえ、さつまいもは生で食べると消化不良を起こしやすいともいえます。そのため、お腹の弱い人や赤ちゃん、子どもや妊婦さんには、さつまいもの生食をおすすめしません。
もし、さつまいもを生食するときは、新鮮なうちになるべく早く食べるようにしましょう。