子供の野菜不足は深刻!効率よく野菜を摂る方法3選
「子供が野菜を食べてくれない」「好きなものしか食べてくれない」とお悩みのあなた。
子供の野菜不足を心配しているのは、あなただけではありません。子供の野菜不足は思ったよりも深刻で、全体的に見ても野菜摂取量の基準に満たない状況です。
だからこそ、野菜を効率良く摂りたいと思いますよね。今回は、野菜不足になると起きる症状と効率良く野菜を摂る方法についてご紹介します。
目次
【事実】野菜を摂らない子供が増えている
子供の野菜嫌いにはさまざまな理由があります。青臭い味が苦手だったり、野菜の食感や匂いが苦手な子供もいます。好きなものしか食べてくれないこともあるでしょう。
野菜を食べなくてもお腹は満たせますから、ますます野菜不足に拍車がかかってしまうのではないでしょうか。野菜をはじめて食べたときの印象が悪ければ、食べず嫌いになってしまう可能性もあります。
また、ハンバーグやマカロニグラタンなどの洋食は、気をつけないと野菜が不足してしまいがちです。副菜にサラダを合わせたり、付け合わせに野菜を加える等の対策が必要ですが、ハンバーグは食べても野菜は残してしまうお子さんもいますよね。
農林水産省のデータによると、野菜摂取量の年次推移は平成21年の290.3gに比べて令和元年は269.2g。10年間で約20gの差がありますが、有意な増減はみられていません。しかし、1日に必要な野菜摂取量は350gなので全体的には不足しています。
さらに、KAGOMEで行った子供の野菜摂取に関する意識調査では、子供の96%が野菜不足だと判明したそうです。親の主観で野菜の摂取量が足りていると思っている人は66%ですが、実際に野菜が足りている子供はたった7%しかいなかったようです。
参考元:KAGOME
野菜不足になるとどうなるの?
食事の偏りは栄養バランスの乱れに繋がります。野菜不足によるビタミン・ミネラルの低下や食物繊維不足により、以下のような症状が起きる場合があります。
・疲れやすい
・イライラしやすい
・免疫力の低下
・腸内環境の悪化
では、ひとつずつ見ていきましょう!
疲れやすい
野菜に含まれるビタミンは、代謝を良くしてエネルギーの生成を補助する役割があります。もし、必要な栄養素が不足してしまうと、体に栄養を摂り入れたとしても、上手く機能しない場合があります。たとえば、ビタミンB1は糖代謝に関与するビタミンですが、不足すると疲れやすくなりだるさがみられるようになってしまいます。
イライラしやすい
子供にとって必要な栄養素のひとつでもあるカルシウムは、不足すると神経が過敏になりイライラしやすくなることもあります。カルシウムは野菜でも摂取することができ、さつまいもにも皮つき生の場合では、100g当たり40mgのカルシウムを補うことができます。
免疫力の低下
人参に含まれるβーカロテンは、免疫力向上にかかせません。ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素を抑制する働きがあるので、体のサビを防止することができます。免疫細胞を作るために必要な野菜のビタミン・ミネラルが不足してしまうと、免疫力が低下し風邪を引きやすくなる場合もあります。
腸内環境の悪化
野菜には多くの食物繊維が含まれています。しかし、野菜不足により食物繊維が不足してしまうと、お腹の中で悪玉菌が優位になり、腸内環境が乱れてしまうでしょう。腸内環境を整えるためには、善玉菌のエサとなる食物繊維が必要ですが、エサがない状態では善玉菌もパワーが出ませんよね。腸内環境が乱れると便秘になりやすくなるので、野菜から食物繊維を摂ることは大切です。
野菜に含まれる必要な栄養素とは
野菜にはビタミン・ミネラルが豊富です。お肉やお魚では良質なたんぱく質が摂れますが、野菜の良さは体を調節するビタミンが多く含まれていることです。では、野菜に含まれている主な栄養素を確認しましょう。
ビタミンA
ビタミンAは、目や鼻の粘膜を健康に保ち、免疫力の向上に効果的なビタミンです。肌荒れや風邪予防にも期待できます。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖の代謝に必要なビタミンです。疲労回復にも効果のあるビタミンなので、不足しないように摂りましょう。糖質を多く摂る方やスポーツをされる方は、エネルギーの産生が盛んなので、多くのビタミンB1を必要とします。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの合成や毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあります。さらに、皮膚のメラニン色素の生成を抑えて日焼けを防いだり、ストレスや風邪などに対する抵抗力を強めてくれる栄養素です。
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化力の強いビタミンです。抗酸化作用により、血管を健康に保ち細胞の酸化を防いでくれます。
カルシウム
カルシウムは、骨や歯の主要成分あり、細胞の分裂や筋肉の収縮、神経興奮の抑制などに関与しています。
食物繊維
食物繊維は、便秘解消に効果的な栄養素です。野菜に多く含まれており、摂取することで便通を整える働きがあります。食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がおり、バランス良く摂取することが大切です。
参考元:公益財団法人長寿化学振興財団
効率良く野菜を摂る方法3選
農林水産省で調査した結果によると、野菜不足の解消方法として、「市販の野菜ジュースを飲む」「カット野菜を利用する」「青汁を飲む」等の回答がありました。野菜ジュースは糖分が気になりますよね。そこで、効率良く野菜を摂る方法を3つご紹介します。
・温野菜にして食べる
・青汁で補う
・苦くない青汁!スイートベジジュースで摂る
参考元:農林水産省
温野菜にして食べる
温野菜にすることで野菜のカサが減り、生野菜よりもたくさん摂取できます。さらに、温野菜にしてドレッシングで変化をつけると美味しくいただくことができます。たとえば、子供も好きなマヨネーズやオニオンドレッシング、和風ドレッシングなど。手作りで作ったヨーグルトソースも愛情たっぷりですね。
青汁で補う
青菜をたくさん使った青汁は、栄養も凝縮されているので、野菜不足のお子さんにとっても重宝します。でも、青汁は苦いというイメージも強く、実際に大人が飲んでも苦みを感じてしまうこともあるでしょう。大人であれば、健康のためと割り切って飲めますが、小さなお子さんに強要するのは忍びないものです。お子さんでも青汁を摂れるように、甘いヨーグルトに青汁を混ぜる等の工夫も有効です。
苦くない青汁!スイートベジジュースで摂る
同じ青汁でも、苦くない青汁があるのをご存知ですか?苦くないスイートベジジュースは一口飲むとイメージが180度変わります。
水に溶いただけでも甘いので、お子さんでも喜んで飲んでくれますよ。そのまま飲んでも料理に使っても美味しく頂けるスイートベジジュースは、野菜不足のお子さんの救世主になるのではないでしょうか。
子供の嫌いな野菜ランキングの5位にオクラがありますが、スイートベジジュースに含まれるオクラは飲んでも気づかないほど、スマートに頂けます。
腸内環境の改善に必要な乳酸菌も500億個配合されているので、野菜不足からくる便秘にも効果が期待できますね。善玉菌のエサになるオリゴ糖もスイートベジジュースに含まれる黒糖で補えます。
野菜不足を補ってしっかり栄養を摂れるよう、あなたがサポートしてあげることは、大切なお子さんのためでもあります。今からはじめれば、お子さんの健やかな成長にも役立つかもしれませんね。
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まとめ
今回は、野菜不足が深刻なお子さんの状況と効率よく野菜を摂る方法をお伝えしました。
野菜不足による栄養バランスの乱れは、腸内環境の悪化や免疫力の低下、疲労感などを招いてしまいます。効率よく野菜を摂るためには、生野菜や温野菜のドレッシングにバリエーションをもたせてみたり、青汁やスイートベジジュースを使用してみることがポイント。
お子さんに合う方法で野菜不足を解消するためには、お子さんの反応を見るのが一番です!ドレッシングの工夫はすぐにできるので、お子さんの様子を見ながら試してみてくださいね。
それでも駄目なら甘い青汁のスイートベジジュースがおすすめです。スイートベジジュースは、料理やお菓子作りにも使えるので便利ですよ。