【エコになる】さつまいものつるを再利用する方法3選
はじめてさつまいもを栽培したら、つるが予想以上に多くて困ってしまったことはありませんか?
ゴミ袋がいくつあっても足りない状況だと、ため息もつきたくなりますよね。
今は食品ロスの問題も重要視されている時代です。さつまいものつるもしっかり再利用して、無駄なく活用してみませんか。
今回は、さつまいものつるの処分方法に困ったときの再利用の仕方についてお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・さつまいものつるの再利用の仕方がわかる
・素朴な疑問が解決できる
目次
さつまいものつるが多すぎる!原因として考えられること
さつまいもの栽培は簡単だと思っていたのに、つるが多すぎて困ると嘆かれている方もいるでしょう。
つるが多いと処分方法にも困ってしまいます。なぜつるが必要以上に増えてしまったのか原因を見てみましょう!
次回、栽培するときのヒントにもなるかもしれません。
つるぼけしてつるが増えてしまった
さつまいもは植えてから間もないときに肥料を与え過ぎるとつるぼけを起こしてしまいます。つるぼけとは、葉っぱばかり成長し、肝心のさつまいもの成長が損なわれることです。
肥料が多いと葉っぱが成長し過ぎてしまい、光合成ができない葉っぱが増えるため、さつまいもが大きくなりません。
つるぼけの原因はほかにも、湿度が高かったり、土が硬く酸素不足になっていたりするときに考えられます。
しかし、さつまいもは元々つるが多くなる食物です。そのため、ふつうに栽培していてもさつまいものつるは多くなってしまうので、処分方法に困ってしまうのには変わりません。
では、どうしたらさつまいものつるを無駄なく再利用することができるのか、一緒に見ていきましょう!
さつまいものつるを再利用する方法3選
さつまいものつるを肥料に再利用する
さつまいものつるの処分方法に困ったら、土に埋めて肥料にしてみませんか。作物を育てる上で土作りはとても大切です。
さつまいものつるも土の栄養として、処分するのではなく、もう一度活躍させてあげましょう。
肥料にする際のポイントは、天日干ししてよく乾かすことです。
晴れた日にしっかり乾かし、さつまいものつるの水分が無くなり、かさが減ったら肥料として土に混ぜてください。
肥料にする際の注意点
さつまいものつるが病原菌に感染していた場合は、そのまま土に埋めてしまうと病原菌が翌年まで残ってしまう可能性があるので気をつけましょう。
独立行政法人農畜産業振興機構によると感染していた場合、基腐病菌というカビの一種が周囲に拡大してしまうそうです。
土の中でも病原菌に感染したつるやさつまいもが残っていると越冬し、伝染源の可能性になるので注意してください。
さつまいもを栽培している段階で、生育不良や腐敗、葉っぱが落ちてしまうなどの症状がみられたものに関しては再利用は控えて処分した方が良いでしょう。
参考元:独立行政法人農畜産業振興機構
さつまいものつるを料理に活用する
昔、小学校の芋掘りで余ったつるをきんぴらにして食べさせてもらった経験があります。
食材を無駄にしないという教育の一環だったと思いますが、さつまいものほかに食べられるところがあるのには興味津々だったのを覚えています。
さらに、つるにも栄養が豊富に含まれているため、さつまいもを収穫するだけで終わるのはもったいないですよ。
お子さんに食材の大切さを教える良いチャンスにしてみましょう。
さつまいものつる金平
【材料】
さつまいものつる 150g
白いりごま 適量
ごま油 適量
唐辛子 1/2本
ー合わせ調味料ー
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
【作り方】
1.つるの皮をむきます。フキの皮をむくように行いましょう。
2.1を水につけて30分ほどアクを抜きます。
3.つるを3cmほどの長さに切ります。
4.唐辛子を輪切りにします。
5.フライパンにごま油をひき、唐辛子を加えて熱します。
6.アク抜きをしたつるを炒めます。
7.つるがしんなりしたら、合わせ調味料を加えてサッと混ぜ合わせます。
8.器に盛り付け、白ごまをトッピングして完成です。
アク抜きをしっかり行い、合わせ調味料を事前に用意しておくことが料理成功のコツです。
つるがたくさん収穫できたら、冷凍保存しておくのもおすすめです。同じ料理ばかりでは飽きてしまいますからね。さっと茹でて冷凍しておけば、解凍してからお浸しや和え物などに活用しましょう。
さつまいものつるを乾燥させてリースを作る
https://twitter.com/hujitti_camp/status/1327881406161174528?s=20
さつまいものつるは乾燥させてリースの土台に再利用することができます。
リースの作り方
リースを作るときは、怪我の予防と手の汚れを防ぐために軍手を使用しましょう。
1.さつまいものつるは葉っぱを取り除き、水に1時間ほどつけておきます。
2.つるの水気を拭き取り、丸を作るようにくるくる巻いていきます。
3.4~5本ほど、同じように重ねて巻いていきます。
4.雨があたらないよう注意しながら、乾燥させてます。
5.乾燥したリースにどんぐりやまつぼっくりなどで飾り付けをすれば完成です。
ポイントは、リースの土台を太めに作ることです。さつまいものつるは、乾燥させるとつるの間があき、飾りつけしにくくなるので、しっかり巻くことが大切です。
さつまいものつるをそのまま植えておいたら収穫できる?
さつまいものつるの処分方法として再利用の仕方をお伝えしましたが、ふと「さつまいものつるってそのまま植えておいたら翌年も収穫できかもしれない」と思った方はいませんか?
こぼれた花の種から翌年いつの間にか芽をだしキレイな花を咲かせるように、さつまいもも翌年収穫できたら嬉しいですよね。
でも、残念ながら翌年は収穫することができません。
翌年収穫できない理由
さつまいもは寒さに弱い野菜です。保存する際にも温度が低すぎると低温障害を起こしてしまい食べられなくなってしまうこともあります。
仮にさつまいものつるをそのまま植えておいたとしても、寒さや霜などによってつるは枯れてしまうでしょう。
土の中にあるさつまいもも同じです。寒さにより腐ってしまうので、翌年収穫することは難しいようです。
翌年さつまいもを栽培する際、ホームセンターまで苗を買えに行くのが面倒なときは、スーパーで手軽に買えるさつまいもからも栽培してみませんか?
意外と簡単にできるのでおすすめですよ。
スーパーのさつまいもからさつまいもを育てる方法の詳しい記事はこちらです↓
まとめ
さつまいものつるはスーパーではあまり見かけないので、家庭で食べられるのは貴重です。
つるの処分方法に迷ったら、料理に使って再利用してみましょう。もちろん、乾燥させてから肥料として使っても問題ありません。
お子さんと一緒にさつまいものつるを使ってリースを作るのもおすすめです。
さつまいものつるは工夫次第で再利用が可能な食物なので、良かったら試してみてくださいね!