子供の野菜嫌いをなんとかしたいと思ったら試して欲しい5つのヒント
あなたの子供は野菜嫌いではありませんか?
お肉やお魚料理は食べるのに、野菜の小鉢がいつも残ってしまったり、人参やブロッコリーなどの特定の野菜をはじいてしまったり、子供が野菜嫌いだと、栄養の偏りが心配になりますよね。
それに、料理を作るあなたも使用できない野菜があると、料理の彩りに悩まされることもあるでしょう。
美味しそうに見える料理は、色彩もキレイです。赤や緑、黄などの色味を野菜を使うことでアクセントに添えられますが、野菜嫌いがあると彩りも乏しくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、子供の野菜嫌いを克服する方法についてお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・野菜嫌いを克服するためのヒントがわかる
・野菜嫌いに困り果てたら考えて欲しいことがわかる
目次
子供が野菜嫌いになる理由
子供の野菜嫌いは、野菜のにおいや食感、見た目の影響が大きいといわれています。
食材が腐っていると嫌な臭いや苦味がありますが、子供も本能的に苦味や渋みなどを避ける傾向があるようです。
KAGOMEが行った嫌いな野菜ランキングでは、春菊やピーマン、トマトなどが上位を占めていたとありました。
苦味や独特の味の野菜が多いのもうなずけます。好きな野菜ランキングでは、じゃがいもやさつまいも、とうもろこしなど、比較的食べやすい野菜が多くランクインされていました。
子供の頃、野菜が苦手だったとしても、成長するにつれ苦味や渋みを美味しく思えるようになる場合もあります。
それは、苦味や渋みがあっても安全という認識がでてくるから。大人になると、ふきのとうのほろ苦さが美味しく感じられることもありますものね。
ほかにも子供が野菜嫌いになる理由として、野菜が硬くて食べづらい場合や大きすぎて食べるのが嫌になってしまうケースもあるようです。
子供の野菜嫌いを克服するためのヒント
「子供の野菜嫌いを克服したいけど、色々試しても惨敗」という方のために、5つのヒントをお伝えします。野菜嫌いを克服するためのヒントは以下の通りです。
・親が美味しそうに野菜を食べてみる
・家庭菜園で野菜を育てる
・野菜の自然な甘さを味わう
・子供が苦手な野菜を食べたら思い切り褒めてあげる
・野菜を出す頻度を調整する
では、ひとつずつ詳しくみていきましょう!
親が美味しそうに野菜を食べてみる
親が美味しそうに野菜を食べていると子供もつられて食べることがあります。
また、食べる場所が変わると食べられることもあるようです。
たとえば、ふだんは魚介類が苦手な人でも、旅行先では雰囲気で海鮮が食べられてしまったということもありますよね。
家庭で試すときは、クリスマスなどのイベント食のときに、家族で楽しい雰囲気を演出してあげるのも有効です。
食卓の工夫としては、ランチョンマットを敷いてみたり、お気に入りのカトラリーを揃えてあげることも子供の好き嫌いを克服するためのヒントになります。
また、料理を作っているときに食べたそうにしていたら、ちょっとだけ味見をさせてあげるのも、食への興味や関心がわくきっかけになりますよ。
家庭菜園で野菜を育てる
家庭菜園に挑戦してみるのも、お子さんの食育になりますよ。実際口にするものを一から育てると、野菜に対する気持ちに変化がみられるかもしれません。
畑で作ることが難しければ、プランターや培養土の袋栽培でもさつまいもを作ることができます。
家の近くにホームセンターが無くて、苗を買うのが難しければ、スーパーで買ってきたさつまいもから育てることも可能です。
楽しみながら、限られたスペースで育てられて、栽培法も簡単なさつまいもは、野菜嫌いの子供の食育にピッタリではないでしょうか。
さつまいもの栽培法についてはこちらの記事が参考になります↓
野菜の自然な甘さを味わう
苦味や渋みが苦手な子供にとって、野菜は美味しくないというイメージが定着してしまっていることもあるでしょう。
そんなときは、天然の甘さがある野菜にチャレンジしてみませんか。
美味しい野菜を知ることで、食の幅も広がりますよ。たとえば、さつまいもは品種によって、糖度が高く甘いものがあります。
安納芋などは、低温でじっくり焼き芋にすると甘くて美味しいです。
砂糖を加えない、野菜本来の甘さを子供に体験させてあげると、子供の野菜嫌いも和らぐ可能性があるかもしれませんね。
子供が苦手な野菜を食べたら思い切り褒めてあげる
誰だって褒められると嬉しいものです。特に子供にとって、親からの褒め言葉は何より嬉しいはず。
一口だけでも野菜が食べられたら、思い切り子供を褒めてあげましょう。
子供にとっても嫌いな野菜が食べられた経験は、野菜嫌いを克服する一歩になるかもしれません。
野菜を出す頻度を調整する
子供が苦手な野菜を食卓に出すときは、頻出回数にも気を配りましょう。
子供が苦手な野菜を食べられると、つい調理法を変えて提供したくなってしまうかもしれません。
しかし、野菜嫌いな子供にとって、頑張って食べたのにまた同じ野菜が出てきたらどう感じるでしょうか?
子供が忘れかけた頃にそっと苦手な野菜を食卓に出すくらいでも十分です。
最初から無理せず、野菜を提供する頻度のバランスを取っていきましょうね。
野菜の見た目が苦手な子供におすすめの調理法
野菜をダイレクトに味わう野菜スティックは、野菜の味が全面に出てしまうため、野菜嫌いな子供へは見た目を工夫してあげる必要があります。
もしも、ピーマンが苦手な子供がいたら、ピーマンを冷凍してから使うと苦みが抑えられますよ。
みじん切りにしてカレーに入れると気にならずに食べられることもあります。
野菜をみじん切りにして、コロッケやハンバーグに混ぜ込むのも効果的ですよ。
柔らかく煮てピューレ状にしてから、コンソメと一緒に煮込むと、素朴な野菜スープができるので、試してみるのもおすすめです。人参をすりおろして、パンケーキの生地に練り込んでも美味しく頂けますよ。
子供の野菜嫌いは気長に考えよう!
子供の野菜嫌いを克服するには、時間がかかるかもしれません。
今まで食べられなかったものが急に食べられるようになるには、少し時間がかかることも頭の片隅に入れておきましょう。
対策をしても子供の野菜嫌いが変わらないと、ガッカリしてしまうかもしれませんが、ひとつずつ野菜嫌いを克服する方法を試して、様子をみてあげてください。
無理やり野菜嫌いを克服しようとすると、子供の野菜嫌いが加速してしまうかもしれません。
子供が野菜を美味しく食べられるようになったら、嬉しいですよね。
子供にもペースがあるので、時間がかかっても温かい目で見守ってあげましょう。
それでも、野菜嫌いが多くて心配な場合は青汁などで栄養を補ってあげても良いかもしれませんね。
子供の野菜不足についての詳しい記事はこちらです↓
まとめ
今回は、子供の野菜嫌いを克服する方法についてお伝えしました。
子供の野菜嫌いは本能的な部分もあるので、克服までに時間が必要かもしれません。
しかし、地道に試すことで少しずつ変化がみられる可能性もあります。
今回ご紹介した5つのヒントの中から、試せるものを実践してみませんか。
少しでもお子さんの野菜嫌いが克服できることを願っています。