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さつまいもをそのまま植えても収穫できる?種芋から育てる方法

家庭でさつまいもの栽培に挑戦したいと思ったとき、さつまいもをそのまま植えれば収穫できるのでは?と思ったことはありませんか?じゃがいもは、芽出しをせずに種芋を植えても収穫することができる野菜です。そのため、同じイモ類のさつまいももそのまま植えられるかもしれないと考えることもあるでしょう。そこで今回は、さつまいもをそのまま植えても収穫できるのかお伝えします。さつまいもを種芋から育てる方法もご紹介するので良かったら参考にしてみてください。

この記事でわかることは以下の通り。

・さつまいもをそのまま植えても収穫できるのかわかる

・さつまいもを種芋から育てる方法がわかる

・種芋から育てるときの注意点がわかる

 

種芋とは

種芋とは、食べるための目的とは別に、栽培のために保存されたイモ類のことです。花の種と同じように、さつまいもを収穫するための「種」としての役割があります。

 

種芋の選び方

種芋の選び方はいたってシンプルです。スーパーで売られているさつまいもで大丈夫なので特別な準備はいりません。「紅はるか」や「安納芋」など、パッケージを確認しながら好みのさつまいもを用意しましょう。品種によって、ねっとり系やホクホク系など、食感や甘さが異なるので、好みに合わせて選んでみてくださいね。

さつまいもを作っている方でしたら、翌年までさつまいもを貯蔵し、種芋として使用できます。農家さんは、夏野菜の栽培で忙しい時期と種芋の芽出しの時期が重なることもあり、苗から栽培することが多いようです。

 

さつまいもをそのまま植えても収穫できる?

さつまいもはそのまま植えても収穫できます。しかし、種芋をそのまま植えると、種芋ばかりが成長してしまい、収穫したら大きな種芋が出てきたという場合があるようです。さつまいもを育てる際は、芽出しの作業は大切です。

 

種芋の芽出しが必要な理由

さつまいもの種芋に芽出しが必要な理由は、じゃがいもなど種芋から育てられる野菜と違い、さつまいもは苗から育てる必要のある野菜だから。さつまいもがたくさん収穫できたからといって、土の中にそのまま残しておいてもさつまいもは育ちません。さつまいもは寒い季節が苦手なので、種芋用に収穫して保管しておきましょう。

 

美味しいさつまいもを種芋から育てよう!

さつまいもを種芋から育てるには、さつまいもを栽培するための苗を作る必要があります。苗の植え付け時期を逆算してから取り掛かりましょう。苗の植え付けは、4月の終りから5月の始め頃から行うので、種芋から育てるには3月頃から苗を作り始めてください。

 

種芋の芽出しは48℃が適温

さつまいもの芽出しを良くするために、48℃のお湯に40分ほど浸すと良いでしょう。種芋を温めてから、発泡スチロールの箱に種芋を植えます。40~45日ほど経つと葉が7~8枚くらいになるので、地面から2枚の葉を残してナイフで切り取ります。苗は日陰に移動し、3~4日おき、不定根(ふていこん)が少し伸びかけてきたら、植え付け可能なサインです。1ヶ月くらいするとまたな苗ができるので、増やしてみるのも良いでしょう。

参考元:農林水産省

種芋の芽出しの方法は、2種類あります。今回ご紹介した温床栽培のほかに水耕栽培もあるので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください↓

さつまいもの芽出しのコツと注意点|ポイントを押さえて栽培スタート!

 

芽出し後の植え付け

地温が18℃以上になったらさつまいもの苗を植えましょう。4月の終わりから5月の始め頃が目安です。植え付けるときは、苗と苗の間が35cmほどになるようにし、やや深めに植え付けます。

さつまいもの節をたくさん土の中に植えると収穫量が増えますが、小さいさつまいもが多くなります。さつまいもの節を少しだけ土の中に植えると、収穫量は少ないですが大きなさつまいもが収穫できるようになるでしょう。

 

スーパーのさつまいもからさつまいもを育てる方法はこちらです↓

【節約になる】スーパーのさつまいもから美味しいおいもを収穫する方法

 

さつまいもの栽培に必要な条件

温度管理

さつまいもを種芋から育てるには、早めの準備が大切です。3月頃から準備をすると、まだ気温が上がらず寒い場合もあるでしょう。さつまいもは寒さに弱いので、温度管理には注意が必要です。寒くなり過ぎないように、「発泡スチロール」や「ビニール」を使って、さつまいもを寒さから守ってあげましょう。

 

太陽の光

さつまいもの成長には、日光が必要です。植え付けるときは、太陽が出ていないときの方が適していますが、根が張って成長する段階に入ったら日光の役割が大きくなります。さつまいもを栽培するときは、日光がたくさん当たる場所を選びましょう。

 

肥料

さつまいもは、比較的栽培しやすい野菜であり、やせた土地でも育ちます。そのため、基本的には肥料はいりません。窒素成分の多い肥料を与えると、葉ばかりが成長する「つるぼけ」になってしまうことがあるので注意しましょう。追肥は、葉が黄色くなったときだけで大丈夫です。

 

さつまいもを種芋から育てるための注意点

さつまいもにたっぷりの日光を届けるために、草むしりをこまめに行いましょう。雑草を放置していると、さつまいもの葉が隠れてしまい太陽が届かないことがあります。さつまいもの葉が成長し、草を覆うようになれば、そこまで雑草を気にしなくても良さそうですが、葉が小さいうちは、草むしりはこまめに行ってください。

 

まとめ

今回は、さつまいもをそのまま植えても収穫できるかどうかと、さつまいもを種芋から育てる方法についてご紹介しました。さつまいもはそのまま植えても収穫できますが、個数や質は保証できません。さつまいもの栽培を成功させるためには、芽出しの作業が必要です。芽出しをする際は、植え付けの時期を逆算して始めましょう。美味しいさつまいもを収穫するためのひと手間として、チャレンジしてみてくださいね。

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