ねっとり派とほくほく派!品種によって変わるさつまいもの魅力
品種によって食感の違いを楽しめるさつまいも。食感も調理法によって異なるさつまいもですが、焼き芋にすると違いは明確です!あなたは「ねっとりした焼き芋」と「ほくほくした焼き芋」どちらが好みですか?
今回は、品種によって食感が変わるさつまいもの魅力と「ねっとり系」「ほくほく系」のおすすめのさつまいもについてご紹介します。
焼き芋屋さんが近くにない場合は、家庭で焼き芋を作ってみるのも良いでしょう。簡単な作り方も一緒に解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかることは以下の通り。
・ほくほく系さつまいものおすすめの品種がわかる
・家庭で簡単!焼き芋の作り方がわかる
目次
「ねっとり系」「ほくほく系」好みの焼き芋はどっち?
さつまいもは種類が豊富!ねっとり系とほくほく系など食感によって好みがわかれるでしょう。ねっとり系は、甘くて蜜がたっぷり含まれている焼き芋ですが、ほくほく系は、焼き芋を割るとキレイに割れて粉質なのが特徴の焼き芋です。
スイーツ感覚で楽しみたい方、昔懐かしい焼き芋を楽しみたい方、好みはそれぞれですよね。まずは、あなたの好みの品種を見付けてみましょう!今回ご紹介するさつまいもは以下の通りです。
【ねっとり系さつまいも】
・安納芋
・シルクスイート
・紅はるか
【ほくほく系さつまいも】
・高系14号
・鳴門金時
・五郎島金時
・紅あずま
・パープルスイート
では、ひとつずつ解説していきますね。
ねっとり系さつまいもの品種
蜜たっぷりの焼き芋好きにおすすめなのは、ねっとり系のさつまいも。甘くて美味しい焼き芋は食欲の秋にぴったりです。
安納芋
蜜芋といえば安納芋を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。鹿児島で多く栽培されている安納芋(焼き芋にした場合)は、糖度40度以上にもなるねっとり系の代表格。
スイーツのような甘さが焼き芋好きにはたまりません。水分が多めの安納芋を焼き芋にすると、蜜があふれる甘くて美味しい焼き芋に変わります。蜜たっぷりなので、おせち料理の栗きんとんにも適しています。
シルクスイート
絹のような舌触りが特徴のシルクスイート。なめらかな食感がシルクスイートのポイントです。濃厚な甘みがありながらも、すっきりした味わいなので、上品な味わいを楽しめます。
家庭で焼き芋を作るときは、さつまいもを熟成させてから調理すると、甘さが際立ちます。
紅はるか
秋はほくほく系の焼き芋として出回ることがありますが、冬に近づくにつれてねっとり系の焼き芋になる紅はるか。冬には熟成された甘さが楽しめます。
クリーミーな口当たりが特徴です。紅はるかは「安納芋よりはるかに甘い」という意味合いもあるのだとか。時間をかけて焼き芋にすると糖度が50~60度にまでなるさつまいもです。
ほくほく系さつまいもの品種
昔懐かしい感じがするほくほく系のさつまいもは、焼き芋以外の料理にもぴったり!天ぷらや大学芋にしても美味しいですよ。
高系14号
鮮やかな皮の色と甘みが特徴の品種。やや粉質なので、焼き芋にするとほくほく感が楽しめます。早めに収穫できる品種なので、焼き芋の季節が待ち遠しい方にとっては嬉しい品種ですね。長期保存も可能な品種なので、料理のレパートリーも広がります。
鳴門金時
徳島県で作られるさつまいも。ほくほくした食感から懐かしさを感じるさつまいもです。ほくほく系のさつまいもでありながら、上品で甘さもあるのが特徴です。黄金色の果肉は、焼き芋にすると引き立ちます。
焼き芋に飽きたら、大学芋を作ってみるのもおすすめです。
五郎島金時
加賀野菜としてれている五郎島金時は、石川県で作られています。ほくほく系の焼き芋ではありますが、しっとりした食感もあわせ持つさつまいもです。甘みも感じられますよ。
紅あずま
関東で見かけることが多い紅あずま。「紅」という字が使われているように、皮は濃い赤褐色をしています。繊維質が少なく、粉質なので焼き芋にするとほくほくした食感が味わえます。
パープルスイート
紫色の果肉が特徴のパープルスイートは、サラダやお菓子作りにぴったりです。さつまいもの素朴な味とほくほくした食感が楽しめます。色鮮やかなので、料理のアクセントになるさつまいもです。
ポリフェノールもたっぷり含まれているので、栄養もしっかり摂れますよ。
ほくほく派が好みなら手作り焼き芋に挑戦してみよう
焼き芋コーナーで見かける焼き芋は、ねっとり系が主流。そのため、ほくほく系のさつまいもが好きな方にとっては少し残念ですよね。
そこで、家庭で簡単に作れる焼き芋の作り方をご紹介します。もちろん、ほくほく系に限らず、ねっとり系のさつまいもでも美味しい焼き芋が作れるのでチャレンジしてみてくださいね。
電子レンジで作る!美味しい焼き芋の作り方
1.さつまいもを洗います。水は拭き取らなくても大丈夫です。
2.濡らしたキッチンペーパーでさつまいもを包み、上からさらにラップを巻きます。
3.電子レンジ600Wで1分加熱してから、200Wで約10分間じっくり加熱しましょう。
4.竹串でスーッと刺せたら完成です。
※さつまいもの大きさや電子レンジによって加熱時間が異なる場合があります。様子を見ながら調整してみてください。
美味しい焼き芋のはずがパサパサになってしまったら
折角焼き芋作りにチャレンジしたのに、できあがった焼き芋がパサパサしていたら悲しいですよね。もし、パサパサしてしまったら以下の2つのコツを参考にしてみましょう。
水分を補う
パサパサする原因は、水分が不足しているからかもしれません。パサパサした焼き芋を復活させるために、外側から水分を補ってあげましょう。水分を逃さないようにするのがポイントです。
パサパサしてしまったら、もう一度さつまいもの上から、濡らしたキッチンペーパーをかぶせてラップで包み加熱します。電子レンジで温めるときは30秒ずつ様子を見ながら加熱してください。
調理法を見直す
短時間で加熱するとパサつきの原因になってしまいます。パサついてしまったさつまいもは、ほくほくの焼き芋とは食感も異なるでしょう。
そこで、パサつきの気になるさつまいもはアレンジレシピを試してみてはいかがでしょうか。マッシュ状にしてバターや砂糖、生クリームを加えて焼けばスイートポテトができますし、コンソメやバターを加えて牛乳で煮込み、塩こしょうで味を整えればポタージュスープとして復活します。
焼き芋にしたときにパサパサになってしまう理由については、こちらの記事で詳しく解説しています↓
まとめ
今回は、品種によって食感が変わるさつまいもの魅力と「ねっとり系」「ほくほく系」のおすすめのさつまいもについてご紹介しました。さつまいもには、ねっとり系やほくほく系、しっとり系とバラエティーに富んだ品種があり、好みの品種を見つける楽しみがあります。
しかし、ねっとり系の焼き芋ばかりでは飽きてしまう方もいるのかもしれません。ほくほく系やしっとり系の焼き芋が好きな方でも、たまにはねっとり系の焼き芋が食べたくなるときもあるでしょう。
同じ品種の焼き芋を楽しむのも、たまには違う品種の焼き芋を味わってみるのも、さつまいもに豊富な品種があるからこそできることです。好みのさつまいもを見付けて、あなた好みの焼き芋を楽しんでみてくださいね。