手作りの干し芋はカビ対策が重要!干し芋の保存方法も解説
干し芋にカビが生えてしまって処分した経験はありませんか?折角手作りした干し芋にカビが生えてしまうと、ガッカリしてしまいますよね。干し芋にカビが生える原因や対策を知れば、カビの心配が減るでしょう。
今回は、干し芋にカビが生える原因と対策、保存方法についてご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・干し芋のカビ対策が把握できる
・干し芋の正しい保存方法がわかる
目次
手作りの干し芋でカビが増える原因
湿度が高くなるとカビが生えやすくなります。特に、干し芋は秋から冬にかけて作られることが多いため、湿度が高くなりやすい環境です。また、室内で干し芋を作るときの気温などの条件によってもカビが生えやすくなってしまいます。カビが生えやすい環境は以下の通りです。
・気温が20~30℃
・湿度が70%以上
・栄養(ホコリや食べかすなど)
湿度管理は大切ですが、気温やカビの養分があるかどうかでもカビの生えやすさが変わります。また、柔らかい食感の干し芋は、水分を含んでいるものが多く、カビのリスクが通常の干し芋よりも高まります。
さつまいもをそのままの形で干した丸干しのものや、さつまいもを厚めに切って干し芋にしたものは、乾燥が甘いとカビが生えやすくなってしまいます。柔らかい干し芋や丸干しの干し芋を好まれる方は、カビが生える前に早めに食べ切りましょう。
干し芋のカビ対策
干し芋を湿気から守るための方法など、干し芋のカビ対策について見ていきましょう!
干すときにさつまいもを重ねない
さつまいもを乾燥させるときに、干し芋用のネットやザルの上でさつまいもを重なった状態で乾燥させると、カビが生えやすくなってしまいます。しっかり乾燥させるために、さつまいもを干すときは、十分間隔を開けて並べてください。
天気の良い日に干す
天日干しをするときは、晴れの日が続いている乾燥した日を選びましょう。雨が続いているときや曇りが続く場合は、天気予報を確認しながら干す日程を調整してください。干している途中で天気が急変した場合は、室内で乾燥させるかオーブンレンジを使用して乾燥させましょう。
オーブンレンジで乾燥させるときは、干し芋の硬さを見ながら110℃~120℃に設定したオーブンレンジで加熱しましょう。加熱時間は、干し芋の乾燥の状態や調理機器によって異なるため、様子を見ながら調整してください。
室内で干すときは換気を良くする
室内で暖房器具を使っているときは、干し芋を干す場所を考えましょう。暖房を使うことで室温が上昇し、カビが生えやすい条件がそろいやすくなります。干し芋を干すときは、暖房がきいていないところで干すようにすると良いでしょう。
風通しを良くすることもカビ対策には大切なので、窓を開けて風の通り道を作るようにするのもおすすめです。また、効率良く乾燥させたいときは、扇風機も適宜使用しましょう。
干し芋の白い粉と白カビ
干し芋にみられる白い粉が気になったことはありませんか?一瞬カビのように見えてしまうため、食べるのをためらってしまう方もいるでしょう。干し芋の表面についた白い粉は「カビ」若しくは「糖分」の可能性があります。白カビの場合は白い粉を手で払っても、干し芋の表面に白く残ります。
【白カビの特徴】
・白い粉が盛り上がっている
・綿のようにふわふわしている
・異臭がする
・白い粉を払ったり焼いたりしても透明にならない
黒い斑点がみられるときもカビの疑いが強いです。とはいえ、糖分の場合の白い粉は、さつまいもの糖分が結晶かしたもののため、食べても問題ありません。もし、カビの可能性が高い場合は、干し芋の内部までカビが広がっている可能性があり、食べない方が安心です。
失敗しない干し芋の作り方が知りたい方はこちらの記事が参考になります↓
干し芋をカビから守る!保存方法
カビ対策のために干し芋を保存するときは、しっかり密閉してから保存することが大切です。密閉しないで保存すると、硬くなってしまうので気をつけましょう。
湿気対策をする
湿度が高いところで保存すると、干し芋にカビが生えやすくなってしまいます。そのため、湿気の少ない場所で保存してください。カビが気になる方は、干し芋を作る段階でしっかりと乾燥させてから保存しましょう。
冷蔵庫で保存する
乾燥を防ぐために冷蔵庫で保存する際は、野菜室で保存しましょう。干し芋を密閉できる保存袋に入れ、空気を抜いてから密閉した状態で冷蔵庫に保存します。食べる分だけ取り出して、残りはすぐに冷蔵庫に戻してください。温度差により結露が出るとカビが生えやすくなってしまうため気をつけましょう。
冷蔵庫で保存した場合の保存期間は約1週間です。
冷凍庫で保存する
干し芋を1枚ずつラップやアルミホイルで包み、保存袋にいれてから冷凍しましょう。空気を抜いて密閉させることが大切です。干し芋はアルミホイルで包むことで、冷凍焼けを防止できます。カビが生える原因にもなるため、冷凍庫の開閉による温度変化に注意してください。
冷凍庫で保存した場合の保存期間は約1ヶ月です。
干し芋は、冷蔵保存や冷凍保存することで賞味期限が伸びますが、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。美味しいうちに食べた方が美味しいですものね!冷凍保存の干し芋を食べるときは、自然解凍してください。
干し芋が硬かったときのアレンジ法を知りたい方は、こちらの記事が参考になります↓
まとめ
今回は、干し芋にカビが生える原因と対策、保存方法についてご紹介しました。干し芋は、湿気が多いところでカビが発生しやすく、作り方や保存状況によってもカビが生えやすくなってしまいます。本記事でご紹介した対策や保存方法を参考にしながら、美味しい干し芋をカビから守りましょう!