甘いさつまいもが苦手な方におすすめ!白いさつまいもと甘さの関係
さつまいもは、「さつまいも=甘い」というイメージが強く人気の高い食材ですが、さつまいもの甘さが苦手な方もいますよね。さつまいも以外にも甘いお菓子や甘い味付けが苦手な方もいるでしょう。
お菓子や料理であれば、砂糖やみりんの量、選ぶ食材によって、甘さを調整できますが、食材自体が甘い場合は難しいものです。
そこで今回は、甘いさつまいもが苦手な方におすすめのさつまいもの品種をご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・白いさつまいもの種類がわかる
・白いさつまいもが出回らない理由がわかる
目次
甘いさつまいもが苦手な理由
まずは、甘いさつまいもが苦手な理由について確認しましょう。
おかずにならない
白いご飯には、塩気のあるおかずの方が合うという方も多いでしょう。さつまいも自体が甘いため、大学芋などにすると甘さが際立ちます。甘いものが苦手な方にとっては、大学芋はおかずにならないという方もいますよね。さつまいも入りのお味噌汁も同様の理由で苦手な方もいます。
食感が苦手
さつまいもは、ねっとり系やほくほく系、しっとり系など、食感によって3種類に分類されます。安納芋などのねっとり系は、糖度も高く甘いさつまいもとして有名です。これらのさつまいもは、甘さとともにねっとりとした食感も味わえます。
甘いさつまいものねっとりとした食感が苦手なため、甘いさつまいもが苦手になるケースもあるでしょう。
ほかにも甘いさつまいもが嫌いな理由が知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています↓
甘さ控えめ!白いさつまいも
さつまいもはすべての品種が甘いとは限りません。品種によっては甘くないさつまいももあります。
白豊(シロユタカ)
白豊(シロユタカ)は、ラグビーボールのような形をしている白い皮のさつまいもです。果肉は淡黄白で、でんぷんの原料用品種として開発されました。お菓子やジュース、麺類やレトルト食品、焼酎などに使用されています。
白豊(シロユタカ)は、食用としても食べられる品種で、ほくほくとした食感とほんのりとした甘みが特徴。ただ、安納芋や紅はるかに比べると甘みが少なく、食用としての流通は少ないです。
白豊についてこちらの記事で詳しく解説しています↓
黄金千貫(コガネセンガン)
黄金千貫(コガネセンガン)は、じゃがいものような黄金色の皮をしていて、くぼみがあるさつまいもです。コガネセンガンを切ると中が白く、加熱するとさらさらした質感になるのが特徴です。
舌触りが良いので食用としても使われることがあります。黄金千貫(コガネセンガン)はでんぷんの量が多いため、焼酎の原料として使われることが多いです。
焼酎は、麹がでんぷんを糖に変化させることでアルコール発酵を促し、蒸留を行い作られます。そのため、でんぷん量の多い黄金千貫(コガネセンガン)が原料として適しています。
白いさつまいもの流通はなぜ少ない?
甘いさつまいもが苦手な方にとって、白いさつまいもは救世主のような食材です!とはいえ、白いさつまいもは、スーパーではあまり見かけませんよね。なぜ白いさつまいもが出回らないのでしょうか?そこには理由があるんです。
加工品として活用しているから
白いさつまいもの生産量は、少なくありません。むしろ、さつまいもの中でも生産量は多い方です。
農林水産省の令和2年度いも・でん粉に関する資料によると、かんしょの品種別作付面積の推移は白いさつまいもの黄金千貫(コガネセンガン)が、紅はるかや安納芋の作付面積よりも大きいことがわかります。
しかし、黄金千貫(コガネセンガン)は食用としてではなく、焼酎などに加工されることが多いため、スーパーでの流通が少ないのです。
参考元:農林水産省
甘いさつまいもを好む方が多いから
白いさつまいもが流通しないのは、嗜好面での影響が考えられるからです。
白いちごは、デパートなどで高級食材として販売されていますが、白いさつまいもをデパートで見かけることは殆どありません。白いさつまいもは甘さ控え目ですが、白いちごはいちごのような甘さを残しつつ、さっぱりと頂けます。
ふたつの違いは甘さの度合いです。特に女性は甘いものを好む傾向が高く、フルーツやさつまいもなどは、甘いものを選ぶ方が多いようです。そのため、白いさつまいもよりも甘みのある赤い皮のさつまいもが好まれるのです。
甘いさつまいもが苦手な方におすすめのレシピ
甘いさつまいもが苦手な方におすすめのレシピは、ほっこり芋のブルーチーズ焼きです。ブルーチーズ特有の旨みととろけるチーズの塩味、食欲をそそるにんにくの香りが加わり、甘いさつまいもが苦手な方でもおいしく召し上がれるでしょう。おつまみにもなる簡単レシピです!
ほっこり芋のブルーチーズ焼きの作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています↓
まとめ
今回は、甘いさつまいもが苦手な方におすすめのさつまいもの品種をご紹介しました。甘いさつまいもが苦手な方にとって、白いさつまいもは甘さ控えめなのでおすすめです。
とはいえ、食用としての流通は少なく、主に焼酎やお菓子などの加工品用として使われています。甘いさつまいもがなくても、料理によって甘さが抑えられるので、ぜひ試してみてくださいね。