さつまいもの美味しさは選び方次第で変わる!気になるポイントと保存方法
さつまいもを選ぶとき、あなたはどの部分に注目していますか?
何となく買っていたなら、これからもっと美味しいさつまいもに出会える可能性が広がります!
健康や美容にも効果的なさつまいも。
美味しいさつまいもを見つけるには、選び方も重要なポイントです。
さつまいもの選び方を知ると、スーパーへ買い物に行くのが楽しみになりますよ。それでは、美味しいさつまいもの選び方と買ったあとの保存方法についてお伝えします。
目次
さつまいもの正しい選び方
美味しいさつまいもを選ぶには、ポイントをしっかり押さえる必要があります。
【美味しいさつまいものポイント】
・さつまいものツヤと色を確認する。
・さつまいもの重さでわかる。
・さつまいもの切り口に蜜がある。
では、詳しくお伝えしますね。
さつまいものツヤと色を確認する
さつまいもを選ぶときは、さつまいもの表面にツヤがあり、皮の色がまだらになっていないものを選びましょう。
さつまいも全体の色を見ることが大切。皮の色が濃くてツヤがあるか確認します。
もし、片方の部分の色が薄い場合、栄養が足りていないかもしれません。しっかりと栄養が行き渡っていないと、部分的に味の違いがみられます。
さつまいもの重さでわかる
さつまいもの重さも美味しいさつまいも選びのポイントです。
さつまいもは、適度に太さがあり手に持ったときにずっしりと重いものを選びましょう。
細いさつまいもは繊維が多いので、太めのさつまいもを選ぶと良いですよ。
ずっしりとしたさつまいもは、栄養豊富なので積極的に活用したいですね。
さつまいもの切り口に蜜がある
さつまいもを選ぶとき、さつまいもの切り口も見てみましょう。
さつまいもの中には、切り口に飴色の蜜があるものもあります。
この状態のさつまいもは、糖度が高いそうですよ。
蜜のあるさつまいもは見た目が悪く、避けてしまいがちですが、美味しいさつまいもを選ぶときは、切り口の蜜もしっかり確認してくださいね。
さつまいもは買ったあとも大事!気になる保存方法
常温の場合
さつまいもは寒さに弱いので、低温障害を起こさないように温度管理に気を付けましょう。
【常温保存する方法】
まずさつまいもを1本ずつ新聞紙で包んでください。
次に、紙の袋や段ボールなどにいれ、通気性を良くした状態で保存することが大切。
直射日光が当たらない場所での保存が適しています。
冬は暖房で温度が上がってしまうので、冷暗所に保存してくださいね。
冷蔵の場合
さつまいもは寒さに弱いですが、暑さも苦手。
暑すぎると芽が出てしまい、栄養分が芽にも使われるため味が落ちてしまいます。
芽が出ないようにするためにも、夏場などの暑い時期は冷蔵庫の野菜室で保存するようにしてください。
さつまいもをビニール袋に入れて冷蔵庫にいれますが、ビニール袋の口はゆるめに結んでおくことがコツです。
冷凍の場合
さつまいもが食べきれなくて、長期保存したいときは冷凍保存を活用しませんか。
冷凍するときは、さつまいもを加熱してか冷凍庫で凍らせます。さつまいもの状態は、皮つきのまま輪切りや乱切りなど、解凍後に調理しやすいよう好みの切り方で加熱しておきましょう。
竹串でスーッと刺さるくらいの硬さが丁度良いですよ。
さつまいもが食べやすい硬さになったら、水分をしっかり取り除いて冷凍用の保存袋に重ならないように並べて冷凍してくださいね。
堀りたてのさつまいもは収穫後がポイント
掘りたてのさつまいもを美味しく食べるために収穫後は、さつまいもを寝かせて熟成することがポイント。
近所の人から堀りたてのさつまいもをもらったり、子供が学校行事の芋堀りで持って帰ってきたら、ポイントを抑えて保存してみましょう。
残念ながら、堀たてのさつまいもは甘さが少ないそうです。
収穫後のさつまいものみずみずしさは一見美味しそうに思えますが、実は水分が多い分デンプンの糖化が進んでいないのだとか。
寝かせて熟成されると甘みが増し、美味しく食べられるようになりますよ。
【収穫後のポイント】
・土を洗うとさつまいもが傷むため、水で洗わないようにしましょう。
・さつまいもは、1個ずつ丁寧に新聞紙に包んでください。ビニール袋は通気性が阻害されてしまうので、新聞紙や段ボールにいれて通気性を良くすることがポイントです。
・さつまいもは寒いと腐ってしまうことがあり、暑いと芽が出てしまいます。10℃~18℃くらいに保つことが大切。
さつまいもは、最低1週間~2週間は寝かせるようにしましょう。
ただし、さつまいもの種類によっては、寝かせる時間が長い方が良いものもあります。
さつまいもの種類
さつまいもは種類によって、甘味や食感が変わります。
あなたの好みにあったさつまいもを選べるようにぜひ参考にしてみてくださいね。
安納芋
安納芋は糖度が高く水分も多く含んでいるので、デザート感覚で食べることもあるねっとり系のさつまいもです。
口当たりも滑らかで濃厚な甘さのさつまいも!
まるでスイートポテトを食べているかのような食味です。
紅あずま
上品な甘さが特徴のほくほく系の紅あずま。
昔からなじみのある人も多いのではないでしょうか。
水分が少なく、料理の幅が広がります。
たとえば、ダイスカットにしてサラダにしたり、スープにするのもおすすめです。
鳴門金時
鳴門金時は、焼き芋向きのさつまいもです。
ほくほくした口当たりが、美味しさを倍増させますね。
焼き芋の他にも、スイートポテトに使われることもあるそうです。
シルクスイート
ほどよい甘みと口当たりが特徴のシルクスイート。
しっとり系のさつまいもです。
最初はほくほく感が強いさつまいもですが、時間が経つにつれてねっとり感が強くなります。
好みに合わせて食べる時期を考えてみるのも面白いですね。
さつまいもを選ぶときの注意点
美味しいさつまいもを選ぶためには、注意点もいくつかあります。以下のようなさつまいもは極力避けて選びましょう。
【さつまいもの注意点】
・さつまいものヒゲ根が硬い。
・さつまいもに芽が出ている。
・表面に黒い点がある。
では、注意点について解説します。
さつまいものヒゲ根が硬い
さつまいもに硬いヒゲ根があったら要注意です。
硬いヒゲ根は、さつまいもが繊維質だというサインといえます。
また、凹凸のあるさつまいもも繊維質であまり美味しくないので、さつまいもの選び方は重要です。
さつまいもに芽が出ている
さつまいもに芽が出ているものは選ばないようにしましょう。
芽が出ているものは、栄養が芽の部分にも分散されてしまうため、さつまいも自体の甘さが控えめになってしまうことがあります。
甘くて美味しいさつまいもを探しているときは、芽の出ているものはのぞきましょうね。
表面に黒い点がある
さつまいもの皮に黒い斑点がみられるときは、さつまいもが低温障害をうけて傷んでいる可能性があるので控えましょう。
寒さに弱いさつまいもは、低温にさらされると皮に黒い斑点がみられることがあります。
また、さつまいもの端が柔らかすぎたり、しなびているものも傷んでいることもあるので、選ばないようにしましょうね。
まとめ
美味しいさつまいもが食べたいなら、選び方が重要です。
さつまいもの目利きができれば、あなたにピッタリの美味しいさつまいもを手に入れることができるかも!?
ポイントは、さつまいもにツヤがあり、色が濃く均一なもの・太くてずっしり重いもの・さつまいもの切り口に蜜があるものなど。
実際、手にとって確認してみると美味しいさつまいもがわかりますよ。
さつまいもは、甘さや食感も種類によって異なるので、好みのものや料理に適したさつまいもを選びましょうね。