甘くて美味しいさつまいもは、秋になると旬を迎えることから風物詩と言って良いでしょう。さつまいもですが、美容効果もあるので積極的に食べておきたい食べ物です。

美容効果を生み出す秘密は、たっぷりと詰まった栄養です。ビタミンならばC・B群・E・Kといったものが、ミネラルはナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム、そして食物繊維が含まれています。今回は、美容に良いといわれるさつまいもの栄養についてお伝えします。

美容に優しいさつまいもの魅力

美容に関心のある女性におすすめしたいさつまいもの魅力とは?栄養について深掘りしながらしながらひとつずつ解説していいきますね!

ビタミンC

具体的に、さつまいもに含まれる栄養が美容のためにどんな働きをしてくれるのか見てみましょう。最初にビタミンCに注目してみると、新陳代謝を活性化するので古い肌細胞から若く美しい肌細胞への入れ替えが進みます。

新陳代謝が活性化すれば、古い角質とメラニン色素が一緒に剥がれ落ちますし肌が大量の水を蓄えられます。加えて抗炎症作用により、シミを生み出す炎症を抑えられます。これによって美容の大敵であるシミやシワの解消もできます。

さらにビタミンCは、高い抗酸化作用があることも知られています。紫外線などの影響で、肌細胞を老化させる活性酸素をビタミンCの力で除去できますから若々しさを維持できます。

ビタミンB群

同じビタミンであるビタミンB群は、細胞の活動に必要なエネルギーを作り出す働きがあります。肌が美しくあるためには、新陳代謝が活発でなければいけません。その新陳代謝を行うために必要なエネルギーを、ビタミンB群が作るので十分に補給する必要があります。さつまいもにはビタミンB群が豊富に含まれており、日頃から積極的に食べたほうがいいかもしれませんね。

カリウム

続いてミネラルですが、特に注目したいのがカリウムです。健康的な体ではナトリウムとカリウムのバランスが保たれていた方がいいのですが、新陳代謝によってカリウムが減ります。カリウムが不足するとナトリウムが細胞内に入り込みます。ナトリウムが入り込んだ細胞では、新陳代謝が乱れます。

その結果として、肌細胞の入れ替わりができなくなりますし老廃物も蓄積されます。ですからカリウムを補給すれば、細胞内にカリウムを補充できるので、新陳代謝を繰り返せるというメリットがあります。

食物繊維

最後にさつまいもの栄養として、誰もが知っている食物繊維です。食物繊維は不溶性食物繊維が多く含まれており、水分を吸って便のかさをふやしてくれます。それによって腸が刺激を受けて、蠕動運動が活発になり便秘が解消されます。腸内環境が食物繊維によって良くなれば、自律神経が整いますし不要な水分や老廃物の排出も進みます。そうなれば肌細胞の新陳代謝も活性化するので、高い美容効果が生まれます。

まとめ

今回は、美容に良いといわれるさつまいもの栄養についてお伝えしました。さつまいもにはビタミンCやビタミンB群、カリウムや食物繊維など、美容を考える上でかかせない栄養素が含まれています。美味しく食べられて美容効果を期待できるさつまいもを今日のおやつにいかがですか?

ゆみこ＠管理栄養士

■プロフィール■
病院栄養士として患者様に寄り添った食事作りに専念。保育園栄養士として勤務した経験もある。
その後、特別養護老人ホームにて高齢者様の食事作りや栄養ケアマネジメント業務に携わる。