さつまいもを食べると太る?ダイエットに適した食べ方のコツ
さつまいもを食べると太るの?!
素朴な疑問ですが、ダイエットを志すあなたにとっては大事なことですよね。
栄養はたくさんありそうだけど、何となく太るイメージの強いさつまいも。
でも、ダイエットにも効果的だという噂が・・・。痩せたいけど、さつまいもを食べて太るのは嫌!
そこで、今回はさつまいもを食べて太るといわれている理由についてお伝えします。
目次
さつまいもを食べると太るといわれる理由
さつまいもを食べると太るといわれる理由は以下の通り。
・食べ過ぎている。
・さつまいも料理は甘いものが多い。
・夜食にさつまいもを食べている。
ひとつずつ見ていきましょう!
食べ過ぎている
さつまいもは美味しくてたくさん食べられるので、食べ過ぎから太りやすいといわれています。
さつまいもは、ご飯に比べておかずが無くても食べられる野菜。適度な甘さもあり、焼き芋にすれば大きなさつまいもでもペロッと食べられてしまいませんか?
300gほどの大きな焼き芋だと420kcalもあります(皮つき、蒸しの場合)
ご飯150gのカロリーは252kcalなので、大きな焼き芋だとご飯の約1.6倍もカロリーを余分に摂ってしまうことになります。
カロリーを気にしつつも美味しくてつい食べてしまう。
食べ過ぎてしまうことがさつまいもを食べると太る原因なので、さつまいもを食べたら、主食を減らすことで対策をしましょう。
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さつまいも料理は甘いものが多い
さつまいもを食べると太るといわれている理由にさつまいもの調理法の差があります。
さつまいもは料理の幅も広く、おかずからスイーツまで色んな料理に使える食材です。
甘くて美味しい大学芋は、さつまいもを揚げているのでカロリーもたっぷり。さつまいもを揚げたあとに砂糖やしょうゆを加えて煮詰めるのでダイエット中には不向きです。さつまいもの天ぷらも同様ですよ。
また、スイートポテトはさつまいもをマッシュ状にして、バターや砂糖を加えて調理するので、こちらもカロリーが多くなります。
さつまいもが入っているから大丈夫と思っても、料理によってはバターや砂糖がたっぷり使われているものもあるので、注意が必要です。
夜食にさつまいもを食べている
さつまいもは身体に良いといわれていますが、食べる時間帯によっては太りやすくなってしまいます。
夕食後に小腹がすいたとき、手軽に食べられる焼き芋を手にしてしまうと、つい食べ過ぎてしまうことも。
寝る前は、副交感神経が働き身体が休息モードに入っているため、エネルギーを蓄えようとします。
さつまいもを夜食に食べると太る原因にもなり兼ねません。
どうしても夜にさつまいもを食べたいときは、寝る2時間前までに食べるようにしましょう。
もちろん、さつまいもを食べたら主食は減らしてくださいね。
栄養たっぷり!さつまいもは女性のミカタ
さつまいもは太るといわれていますが、身体に必要な栄養素が多く優秀な食材です。
【さつまいもの栄養素】
・ビタミンC
・ビタミンE
・食物繊維
・カリウム
・ヤラピン
これから詳しく解説しますね。
ビタミンC
さつまいもには熱にも強いビタミンCが含まれています。
さつまいもを100g食べるとビタミンCは、1日の摂取量の1/3も摂取できます。
ビタミンCをしっかり摂ると身体の抵抗力があがり、ストレスや風邪に負けない強い身体に。
皮膚のメラニン色素の生成も抑えてくれるので日焼け防止にも効果が期待できます。
若さを保つためには、紫外線は大敵です。お肌に良いさつまいものビタミンCで美容効果も高められたら良いですね。
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ビタミンE
さつまいもにはビタミンEも豊富です。
さつまいも(皮むき、蒸しの場合)100gあたり1.5mgのビタミンEが含まれています。
さつまいもを食べると1日の必要量の1/4補えますよ。
ビタミンEには、強い抗酸化作用があるので、細胞の酸化を防いでくれてアンチエイジングに。
さらに、血中のコレステロールの酸化も抑制するので、生活習慣病の予防にもなります。
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食物繊維
さつまいも(皮むき、蒸しの場合)には100gあたり2.3gの食物繊維が含まれています。
食物繊維の目標量は20gであり、1/9ほどさつまいもから摂取することができます。
さつまいもの食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれていますが、不溶性食物繊維の方が多いのが特徴です。
不溶性食物繊維は、消化されずに大腸へ届いて、腸内の水分を吸収します。そして、便のカサも増えるので腸の蠕動運動が活発に!
腸が元気に働くようになると、腸に溜まっている便が押し出されて便秘解消につながります。
身体に溜まった有害物質も便と一緒に排出してくれるので有難いですね。
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カリウム
さつまいもにはカリウムのたくさん含まれています。
カリウムの多い果物で思い浮かぶバナナよりもさつまいもの方がカリウムが豊富。
さつまいも(皮むき、蒸しの場合)100gあたり480mgも含まれています。
女性の目安量と比べると1/4量もさつまいもから摂れますよ。
カリウムにはむくみ防止の効果があり、身体に不要なナトリウムを体外へ排出してくれます。
むくみに悩まされている女性は多いと思いますが、カリウムをしっかり摂ってむくみ防止に努めたいですよね。
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ヤラピン
さつまいもの皮にはヤラピンもあります。
ヤラピンはさつまいもの切り口にみられる白い液体のこと。
野菜のなかではさつまいもにしか含まれていない貴重な成分。
ヤラピンは昔から便秘解消に効果があるといわれています。
さつまいもを食べても太らない方法
さつまいもの食べ方を考えるとダイエットにも効果的!
「さつまいもを食べて太る」と思われている方は、食べ方を見直してみませんか?
【さつまいもを食べても太らない方法】
・主食を置き換える。
・おやつに食べる。
・食べる時間を考える。
・皮も一緒に食べる。
では、ひとつずつ確認してみましょう!
主食を置き換える
ご飯やパンなどの主食をさつまいもに置き換えることが大事。
スイートポテトやさつまいもの甘煮は美味しいですが、その分カロリーや脂肪が多く、ダイエット向きではありません。
さつまいもはGI値が低く太りにくい食材といわれています。
また、さつまいもは腹持ちも良く満腹感があるので、食事量を抑えることができます。
ダイエットをしていて「ご飯がもの足りない」と思うことも少ないはず。太りやすいイメージは、食べ方に問題があったんですね。
ダイエットに適した食べ方は、さつまいも150gを主食に置き換えること。
さつまいもダイエットについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になります↓
おやつに食べる
おやつに甘いお菓子を食べるのではなく、さつまいもを食べてみませんか?
焼き芋ならレンジで簡単にできるので、作る手間もかかりません。焼き芋が飽きてしまったら、干し芋でもOK。
干し芋は、さつまいもを天日干しすることで水分が抜けるので、焼き芋よりも硬いおやつです。噛みごたえがあり、満腹感も得られます。
噛むことであごも鍛えられ、小顔効果が期待できるかも?!
ただし、干し芋も食べ過ぎるとカロリーを摂り過ぎてしまうので、1日1切れずつくらいにしておきましょうね。
食べる時間を考える
さつまいもは食べる時間帯もダイエットの鍵になります。
朝は交感神経が優位になり、代謝があがるため痩せやすいといわれています。
体温も徐々に高くなっていくので、血流も促進されてダイエット向きの時間帯。
昼もエネルギーが代謝などに使われるため、痩せやすいのでさつまいもを食べるなら、朝か昼がベストだといえます。
皮も一緒に食べる
みかんの皮をむいてから食べる人のように、さつまいもも皮をむいて食べていませんか?
皮を食べるのはちょっと・・・。と思っている方もいますよね。
でも、皮を捨ててしまうのはもったいない。
皮にはさつまいもにしか含まれていないヤラピンが含まれています。
便秘解消効果のあるヤラピンを取り入れるには、皮ごと食べることが大切。
便秘が良くなれば、お肌のツヤも変わるかも!?
皮を食べるのが苦手な方も皮を食べてみると意外と慣れて美味しく食べられるようになりますよ。
まとめ
今回は、さつまいもを食べて太るといわれている理由について解説しました。
さつまいもを食べて太る理由は、さつまいも自体の摂取量が多かったり、甘い味付けの調理法にしてカロリー過多になっていたり、夜食に食べていたりとさまざま。
これらに注意し、太らないためにさつまいもの食べ方を見直してみましょう。
食べ方次第で効果が変わるさつまいも。
ぜひポイントを抑えて試してみてはいかがですか?
【参考資料】
*1文部科学省
*2公益財団法人長寿科学振興財団