さつまいもを食べて美肌を目指そう!美容効果がアップする食べ方とは
女性にとって、美肌は永遠のテーマです。年を重ねても美しくありたいと思いますよね。
美しさを保つには、身体の内側と外側から整えていく必要があります。
さつまいもは、準完全食品といわれるほど豊富な栄養素を含む食材で、美肌にも嬉しい効果がたくさん!身体の中から整えるには最適な食材です。
ところで、さつまいもの栄養素が美肌にどんな効果をもたらすのか気になりませんか?
そこで今回は、美肌に近づくさつまいもの栄養素と食べ方についてお伝えします。
目次
さつまいもの驚くべき美容効果
さつまいもには、女性に嬉しい美容効果がたくさんあります。
手軽に食べられるさつまいもにどんな効果があるのか、一緒にみていきましょう!
お肌のしみやシワの改善に期待できるビタミンC
さつまいもにはビタミンCが豊富に含まれており、お肌のしみやシワの改善に効果的だといわれています。
さつまいも(皮つき、蒸しの場合)200gのビタミンCは40mgです。秋の果物として有名なりんご(皮むき、生の場合)300gでビタミンCは12mg。
果物のほうがビタミンCが多いと思った方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際はさつまいものほうがビタミンCの量は多いのです。
りんごだと3個も食べないとさつまいも1本分のビタミンCに届かないんですね。
ビタミンCが美肌に良いといわれる理由をさらに詳しくみてみましょう。
・美肌にかかせないコラーゲンの生成を助ける。
・皮膚のしみのもとにもなり兼ねないメラニン色素の生成を抑えてくれる。
・老化やガン、動脈硬化の予防になる。
・身体の抵抗力が高まり、風邪をひきにくくなる。
・美肌のためにも避けたいストレスをしずめてくれる。
たくさんの美容効果のあるビタミンCですが、残念ながら体内で合成できない栄養素です。
そのため、食事からこまめに摂取しなければなりません。さつまいもを食べて効果的にビタミンCを補給して美肌に近づきましょうね。
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抗酸化作用が高く老化防止に効果的なポリフェノール
さつまいもを食べると老化防止にも効果的です。
なぜなら、さつまいもに含まれるポリフェノールが身体の中からケアしてくれるから。
もちろんスキンケアで外側からお肌を整えることも大切ですが、内側からキレイになるためには、美容に最適な栄養素を取り入れることも必要です。
さつまいもの皮のまわりには、クロロゲン酸というポリフェノールが含まれいて、紫芋には、アントシアニンというポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールは、強い抗酸化作用があるので、血流が良くなり肌荒れの改善に繋がるそうです。
さつまいもを食べるときは、皮も一緒に食べてポリフェノールを効率よく取り入れてみてはいかがですか。
辛い便秘にアプローチする食物繊維
さつまいもには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。含有量は皮つき、蒸しの場合、水溶性食物繊維が1.0g・不溶性食物繊維が2.8gです。
さつまいもの不溶性食物繊維は、消化吸収されずらいので、便のカサが増えます。
そして、便のカサが増えると腸の働きが活発になり、便秘解消に効果が期待できるでしょう。
そもそも、なぜ便秘になると美肌に大敵なのかご存じですか?
便秘の状態になると、便が腸の中に長い間溜まってしまいます。便が溜まってしまうと腐敗が進み悪玉菌が増加。
悪玉菌が有害物質をつくりだし、有害物質が血液を通じて全身に巡ってしまうことに。
血液の一部は汗になるので、お肌の表面に出てきてしまい、汗の中の有害物質が刺激となり肌荒れを起こしてしまうそうです。
美肌を目指すために、便秘は改善したいですよね。
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食物繊維とのダブル効果を狙えるヤラピン
便秘解消が美肌への鍵だとわかりましたが、食物繊維のほかにもさつまいもには便秘解消に効果的な栄養素があります。
それは、さつまいものヤラピン!
ヤラピンは、さつまいもにしか存在しない成分なので、とても貴重な栄養素です。
さつまいものヤラピンを取り入れると、腸内の善玉菌を増やすためのエサになるそうです。
善玉菌が増えると、悪玉菌が減り腸内環境が自然と整います。腸内環境が整うと、頑固な便秘も少しずつ改善していくかもしれません。
便秘が解消すると、にきびや肌荒れが落ち着いてくる方もいるので、毎日鏡で顔を見るのが楽しみになりそうですね。
スッキリ小顔になれるかも?むくみ防止に役立つカリウム
さつまいもにはカリウムが豊富に含まれており、むくみ防止に効果的です。
さつまいも(皮むき、蒸しの場合)100gあたりカリウムは480mg含まれています。
バナナ100gあたりのカリウムが360mgなので、さつまいもを食べると効率よくカリウムを摂取できますね。
カリウムは、ナトリウムと互いに作用しながら、細胞の浸透圧を維持し、水分を保持するのに重要な役割を果たしています。
必要以上の塩分を体外に排出してくれるので、むくみ防止が期待できます。
むくみの原因ともいわれている塩分ですが、ふだん食事をしていると予想外に多く摂取しているんです。
たとえば、ラーメンでしたら1食6~10gほど。カレーライスは約3g、天ぷらうどんなら1食約6gも含まれています。
1日の食塩の目標量は、女性で7g未満なので塩分の多い食事を知らずに取っていることもあるかもしれません。
塩分の摂りすぎに注意しつつ、さつまいものカリウムを取り入れて、むくみ防止に努めていきましょう。
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若返りビタミンといわれるビタミンEでアンチエイジング
さつまいもには若返りビタミンともいわれているビタミンEが豊富です。
さつまいも(皮むき、蒸しの場合)100gあたり1.5mgのビタミンEが含まれています。
ビタミンEは、抗酸化作用が非常に強く、身体の中の酸化物質の生成を抑制し、血管を健康に保ってくれます。
ビタミンEは不足すると、神経や筋障害の症状がみられ、血行不良や紫外線からの刺激に弱くなり、しみやシワができやすくなってしまうので気をつけましょうね。
効率よくビタミンEを摂取できるさつまいも。
生活の中に取り入れて、アンチエイジングを目指してみませんか。
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美味しくて美肌に効果的なさつまいもの食べ方3選
皮も一緒に食べる
さつまいもの皮には、ヤラピンや食物繊維、アントシアニンなど、美肌に効果的な栄養素がたくさん含まれています。
さつまいもを食べるときは、皮も一緒に食べて美肌を目指しましょう。
ただ、さつまいもの皮には苦みやえぐみがあって、食べづらいこともあります。にがみの正体はヤラピン。酸化によって苦みが増えてしまうそうです。
にがみを我慢せず皮まで美味しく食べるには、さつまいもの端を切り落としてみたり、黒い斑点がある部分の皮や変色しているところを食べないようにするなどの対策で解決できることも!
よかったら試してみてくださいね。
調味料に注意する
さつまいもを食べるときは、調味料の使い方に注意しましょう。
スイートポテトや大学芋は、バターや砂糖などがたくさん使われています。
ふかし芋にしたときも、塩を振りかけてしまうことはありませんか?
さつまいもの栄養素を最大限に取り入れるために、シンプルな調理を心掛けましょう。
さつまいもは蒸すだけでも十分美味しい食材です。素材の味を楽しみながら、美容効果を高めませんか?
主食の替わりにさつまいもを食べる
美容のためにおすすめなのが、さつまいもを主食と置き換える方法です。
さつまいもを朝や昼に食べることで、身体に必要な栄養素をたくさん摂取することができます。
また、食物繊維が豊富なので、腸が刺激されて朝からスッキリお通じがみられることもあるかもしれません。
さつまいもは、NASAも注目する栄養豊富な準完全食品ともいわれています。
ビタミンやミネラルが豊富で、穀類と野菜から得られる栄養素を合わせもっているさつまいも。
忙しい朝にもさっと食べられて美容効果が高いさつまいもを上手に取り入れてみましょう。
まとめ
今回は、さつまいもが美容に良いといわれる理由と食べ方について解説しました。
さつまいもには、しみやシワを改善するビタミンCや抗酸化作用が強くアンチエイジングになるポリフェノール。豊富な食物繊維など、美肌に嬉しい栄養素が多く含まれています。
スーパーでも手軽に買えるさつまいもは、取り入れやすい食材なので美しさを保ちたいという方にぴったり!
素朴な甘さのさつまいもをふだんの食卓に取り入れてみませんか?
【参考資料】
*1文部科学省
*2公益財団法人長寿科学振興財団