【鹿児島の郷土料理】からいもねったぼ
さつまいもと切り餅ときな粉で作る鹿児島の郷土料理「からいもねったぼ」
さつまいもの自然な甘みが引き立つさつまいも入りのお餅です。今回は、スイートベジジュースを加えて栄養価UPを試みました。
では、一緒に作り方を見ていきましょう!
目次
材料(4個分)
さつまいも 200g
切り餅 2枚
スイートベジジュース 1袋
きな粉 20g
砂糖 10g
作り方
①さつまいもは、皮をむき1cm角に切ります。
②切り餅もさつまいもと同様に1cm角に切ります。
③さつまいもを鍋に入れ、ひたひたの水で約7分煮ます。
④さつまいもの硬さをみます。竹串でスーッと刺さるくらいの硬さになったら、餅を加えて約3分煮ます。
⑤餅が柔らかくなったら、鍋の水を捨てます。
⑥鍋の中でさつまいもと餅をついていきます。
⑦⑥にスイートベジジュースを加えてしっかり混ぜていきます。
⑧手に水をつけてから⑦をまるめ、砂糖入りのきな粉をまぶします。
⑨器に盛り付け完成です。
からいもねったぼの由来
「からいもねったぼ」の「からいも」は「さつまいも」のこと。
「ねったぼ」とは「練ったぼたもち」という説と餅をぼったぼったと練ってつくから「ねったぼ」という説があります。
鹿児島はさつまいもの生産量が全国1位!「からいもねったぼ」は豊富に摂れるさつまいもを活用して作られた料理のひとつです。
鹿児島では年末年始に「からいもねったぼ」を食べる風習がありますが、おやつに食べることもあるそうなので、1年通して美味しく食べられるおやつとして重宝しますね!
参考元:農林水産省
料理のコツ&ポイント
・スイートベジジュースを混ぜることで甘さが増し、きな粉の砂糖を減量しても満足感がある。
・さつまいもと餅は、冷めないうちにしっかり混ぜるのがポイント。
食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにする
餅のみで食べるよりもさつまいもときな粉の食物繊維が加わることで、血糖値の上昇が緩やかになり餅の食べ過ぎ防止にも繋がる。さつまいもが加わっても、ぼたもちのように餅の食感が残るので美味しく食べられますよ。
栄養の豆知識
さつまいもの栄養
・ビタミンC:抗酸化作用。抵抗力を高める。
・ビタミンE:抗酸化作用。生活習慣病の予防。アンチエイジング。
・カリウム:むくみ防止。
・食物繊維:不溶性食物繊維が豊富。便秘解消に効果的。
・ヤラピン:さつまいもにしか含まれていない成分。便秘解消効果が期待できる。
・アントシアニン:抗酸化作用。
きな粉の栄養
・イソフラボン:骨の成分を維持し、骨を丈夫にする。
・大豆オリゴ糖:ビフィズス菌の増加と整腸作用。
・大豆たんぱく質:コレステロール低下作用。
・大豆ペプチド:血圧低下作用。
・食物繊維:不溶性食物繊維が豊富。便秘解消に効果的。
(※1)(※2)(※3)
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【参考資料】
*1文部科学省
*2公益財団法人 長寿科学振興財団
*3日の出製粉株式会社