さつまいもは離乳食に使える?作り過ぎたときの保存法やアレンジ法もご紹介!
離乳食にさつまいもを与えても大丈夫?
はじめてのお子さんなら尚更気になってしまいますよね。
さつまいもは甘いから、ほかの離乳食を食べてくれなくなるかもしれないと思うこともあるでしょう。
食材の幅を広げたいけど心配なあなたのために、今回はさつまいもと離乳食についてお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・離乳食の簡単なレシピがわかる
・離乳食用に食材をたくさん調理してしまった場合の保存法と活用法がわかる
目次
さつまいもは離乳食に使っても大丈夫
さつまいもは離乳食に使っても問題ありません。
でも、さつまいもは甘いので赤ちゃんが甘さを覚えてしまったら、ほかの食材を食べなくなってしまうのではないかと不安になってしまいますよね。
さつまいもは天然の甘さでありますが、食べる量を調整してあげれば離乳食に使っても大丈夫です。
ただし、調理する際にはいくつかのポイントがあるので注意する必要があります。
さつまいもを離乳食に使うときの注意点
さつまいもは栄養豊富な食材ですが、離乳食に使うときは注意するポイントがあります。
【さつまいもを取り扱う際の注意点】
・皮を厚めにむく
・アク抜きをしっかりする
・食物アレルギーに気をつける
では、確認していきましょう!
さつまいもの皮は厚めにむく
さつまいもを離乳食に使うときは、さつまいもの皮を厚めにむいてあげましょう。
さつまいもの皮は赤ちゃんにとって食べづらい部分。皮は食物繊維が多く硬くて渋みもあるので、離乳食に使うときは、厚めに皮をむいて中心部分を与えるようにしてください。
最初が肝心なので、赤ちゃんに与えるときは良い印象を持ってもらえるよう皮はむいて調理しましょうね。
アク抜きをしっかりする
さつまいもを離乳食に使うときは、アク抜きをしっかりするようにしましょう。
さつまいもはアクの強い食材ですが、水にさらすことでアク抜きが可能です。
5分から10分程度水にさらしてから使うことをおすすめします。何度か水を変えながら、水がにごらなくなるまで続けます。
食物アレルギーに気をつける
さつまいもをはじめて与えるときは、食物アレルギーに注意しましょう。
遅延型の食物アレルギーは時間が経ってから症状が現れます。食べたあとの様子もしっかりと観察することが大事です。
そのため、さつまいもを続けて与えず、1回与えたら症状が出ないか確認してから、時間をあけて与えてください。
食物アレルギーのリスクが高いときは、医師に相談するようにしましょう。
食物アレルギーについてこちらの記事に詳しく記載しています↓
さつまいもを使った離乳食のレシピ
初期・中期・後期にわけて適した調理法をお伝えします。
初期
【材料】
さつまいも
【作り方】
1.さつまいもは皮を厚めにむき、小さめの角切りにしてアク抜きをします。
2.鍋に水とさつまいもを入れ、加熱します。
3.さつまいもが柔らかくなったら、ゆで汁を適宜加えながら滑らかになるまで裏ごしをします。
スプーン1杯程度から与えるようにしましょう。おかゆに混ぜてあげると食の幅も広がります。
中期
【材料】
さつまいも
【作り方】
1.さつまいもは皮を厚めにむき、5mm角の角切りにしてアク抜きをします。
2.鍋に水とさつまいもを入れ、柔らかくなるまで加熱します。
柔らかく煮たりんごと混ぜてもOK!
後期
【材料】
さつまいも
【作り方】
1.さつまいもは皮を厚めにむき、アク抜きをします。
2.赤ちゃんが手づかみでも食べられるように1cm角に切ったりスティック状に切ります。
手づかみで食べられるように調理することで、赤ちゃんが自分でご飯を食べる練習にもなります。
離乳食を多く作り過ぎてしまったときは冷凍保存で対応
一度にたくさん離乳食を作ってしまった場合は、冷凍保存がおすすめ。
さつまいもペーストは、フリーザーバックに板状に薄く伸ばして保存しましょう。
1回分の量をすぐに取り出せるよう、冷凍する前に箸ですじを付けると使いやすいです。
使うときは、チョコレートのようにパキパキ割って適量を使ってください。
離乳食で使い切らないときのアレンジ法
ずっと冷凍しておいたものを赤ちゃんに与えるのが不安な場合は、冷凍したさつまいもをアレンジして、大人も一緒に美味しく頂きましょう。
たとえば、さつまいもペーストにバターや牛乳、砂糖を加えればスイートポテトにもなりますし、ダイスカットのさつまいもなら、きゅうりと人参を合わせてさつまいもサラダにアレンジすることも可能です。
さつまいもの栄養
さつまいもを食べることで得られる栄養は、子供にとっても嬉しい効果があります。
ビタミンB1
さつまいもにはビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1は、脳のエネルギー源であるブドウ糖をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。
ビタミンC
さつまいもに含まれるビタミンCはりんごの約5倍。さつまいものビタミンCはでんぷんに包まれているため、熱に強く壊れにくい性質があります。
また、抗酸化作用もあり、肌の調子を整えてくれる成分です。細胞が酸化するのを防いでくれるので、体の中から元気になれますよ。
ビタミンE
さつまいもにはビタミンEも豊富です。
ビタミンEはビタミンCと同じく抗酸化作用に優れています。細胞の酸化を防ぐ効果があるので、摂り入れたい栄養素のひとつです。
食物繊維
さつまいもには食物繊維も豊富です。
便秘しやすい赤ちゃんにも食物繊維の摂取は効果的。特にさつまいもには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類が存在するため、効率よく食物繊維を摂取できます。
初期の頃は裏ごしするので、食物繊維の量は少なくなりますが、少しずつ調理形態が変わってくることで、食物繊維も初期の頃よりも摂りやすくなりますよ。
お腹の中のお掃除をしてくれる食物繊維は、離乳食にもぴったりの食材です。
離乳食ではさつまいもの皮をむいて使用するため皮に含まれるヤラピンは摂取できませんが、さつまいも自体に食物繊維がたっぷり含まれているので気にし過ぎないようにしましょう。
カリウム
さつまいもにはカリウムも豊富に含まれています。
カリウムは、体の中の余分なナトリウムを体の外へ排出してくれる役割があり、むくみ防止の効果が期待できます。
まとめ
さつまいもは離乳食に与えても大丈夫な食材です。
ビタミンCやビタミンE、食物繊維など、栄養も豊富に含まれているため、赤ちゃんにとっても嬉しい効果が期待できます。
また、天然の甘みもあるので赤ちゃんも食べやすく、食の楽しみを得ることもできるでしょう。
離乳食を作り過ぎてしまっても、大人用にアレンジして赤ちゃんと一緒に食べることで赤ちゃんに安心感を与えてあげることもできるかもしれません。
さつまいもを上手に活用しながら離乳食作りを進めてみてくださいね。