雨の日の干し芋はどうしたら良い?天候に左右されずに干し芋を作る方法とは
「干し芋を作っていたら雨が降ってきた!」そのまま干していても良いのか、室内に取り込んだ方が良いのか気になりますよね。外出先で雨に降られた場合はすぐに対処ができません。
そこで、今回は雨の日の干し芋の扱い方と天候に左右されない干し芋の作り方をご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・雨の日でも外へ干すときのポイントがわかる
・天候に左右されない干し芋の作り方がわかる
目次
雨の日は干し芋を室内へ移動しよう
雨の日は湿度が高く、干し芋にとっては良い環境ではありません。湿度が高くなるとカビが生えやすくなってしまうため、雨の日は干し芋を室内へ移動しましょう。
干し芋は、ゆっくりと時間をかけて乾燥させることで甘くなります。気温が15℃前後の時期(秋から冬)に作るのがおすすめですが、雨の日など天候によってはカビやすくなってしまうので配慮が必要です。
室内で干し芋を干す方法
室内に取り込んでも、カビのリスクはゼロではありません。室内で気をつけなければならないのは温度です。寒くなってくると暖房器具が活躍しますよね。エアコンやストーブで室内が温かいと、カビが発生しやすくなってしまいます。
特に家族が集まるリビングは、暖房がきいていることが多いため、干し芋には酷な環境です。室内で干し芋を干すときは、暖房がきいていない場所で干すようにしましょう。
風通しを良くするために、窓を開けておくこともおすすめします。干し芋を効率良く乾燥させたいときは、扇風機を使うと乾きやすくなりますよ。
また、室内で暖房を使うとホコリが舞ってしまい、カビの栄養になってしまうこともあります。温度、湿度、栄養の条件がそろうとカビが生えやすくなってしまうため、室内で干し芋を干すときもカビが生えやすい条件になっていないか確認することが大切です。
夕方は干し芋を室内へ取り込む
干し芋は夜露にあてないことが大事です。屋外の風通しの良い場所で乾燥させること自体は問題ありませんが、15時以降は湿度が高くなるので室内に取り込みましょう。
取り込んだあとは、室内の風通しの良い場所で保存してください。
干し芋はカビが生えやすい
干し芋は、秋から冬にかけて一番美味しく作れる時期です。カビが発生しやすい気温ではありませんが、前述の通り条件次第でカビが発生しやすくなってしまいます。カビが発生しやすい条件について再確認しましょう。
【カビの発生条件】
湿度:70%以上(60%以上から活発になり、80%で一気に繁殖する)
気温:20~30℃
栄養:ホコリや汚れ、食べかすなど
干し芋にカビが発生しないよう、湿度以外にも温度や栄養分について気にかけましょう。
雨の日でも外に干す場合のポイント
外出先で雨に降られたとき、自宅で作っている干し芋を室内へ避難させるのは難しいですよね。すぐに帰って対応できれば良いですが、仕事が忙しいときや遠方にいたりするとすぐに対応できないこともあるでしょう。
もし、事前に雨が降るかもしれないとわかったら、軒先に移動しておくのもひとつの手です。雨が吹き込んでくるか心配な方は、干し芋のネットの上から雨除けのカバーをかけておくと安心です。
曇りの日はどうしたら良い?
晴れてはいないけれど、雨の心配はない。そんなときは、そのまま外に出しておいても問題ありません。太陽の光は期待できませんが、風通しが良ければ乾燥させることは可能です。
とはいえ、曇りの日も湿度が高いときは、屋内へ避難しましょう。室内で干し芋を干すときは、風通しの良い場所を選ぶことが大切です。
天候を気にしないで干し芋を作りたい方におすすめの方法
天候に左右されずに干し芋を作るなら、オーブンレンジを活用しましょう。外へ干す工程をオーブンレンジで代用できてカビの心配もいりません。
オーブンレンジを活用した作り方
1.さつまいもを洗ってから、蒸し器で30分ほどじっくり蒸します。硬さは、竹串がスーッと刺さるくらいが目安です。
2.さつまいもが熱いうちに、さつまいもの皮をむき、1cmほどの厚さにスライスします。切り方に決まりはありませんが、お好みでスティック状や一口大、縦長などにカットしましょう。
3.オーブンレンジを110~120℃に設定し、約50分間焼きます。さつまいもを裏返してからさらに30分焼いてください。
※干し芋の大きさや調理機器によって加熱時間が異なる場合があります。様子を見ながら調整しましょう。
4.器に盛り付けて完成です。
失敗しない干し芋の作り方について知りたい方はこちらの記事が参考になります↓
まとめ
今回は、雨の日の干し芋の扱い方と天候に左右されない干し芋の作り方をご紹介しました。干し芋は湿気によってカビが発生してしまうことがあります。特に、雨の日は湿度が高く、カビが発生しやすい条件がそろっています。すぐに室内へ取り込めないときは、前もって軒先へ移動しておくと良いでしょう。それでも心配な場合は、オーブンレンジを使った干し芋作りがおすすめです。