まずい焼き芋の特徴とおいしいさつまいもの見分け方
折角買った焼き芋がまずいと、ガッカリしてしまいますよね。とはいえ、甘くておいしい焼き芋なのか、甘くなくて硬い焼き芋なのか、見分けるポイントがわかれば失敗することも減るでしょう。そこで今回は、まずい焼き芋の特徴とおいしいさつまいもの見分け方についてご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・おいしいさつまいもの見分け方がわかる
・まずい焼き芋の対処法がわかる
目次
まずい焼き芋の特徴
甘くて柔らかい焼き芋が食べたいのに、甘みのないまずい焼き芋にあたってしまったという経験はありませんか。まずは、さつまいもを焼き芋にしたときにまずい焼き芋になる特徴についてご紹介します。まずい焼き芋の特徴は以下の通りです。
・焼いてもさつまいもが柔らかくならない
・さつまいもの硬さが場所によって違う
・切り口に蜜がない
・調理前からさつまいもが柔らかすぎる
ひとつずつ詳しく解説します。
焼いてもさつまいもが柔らかくならない
生のさつまいもを焼き芋にすると、柔らかくておいしい焼き芋が作れますが、まずいさつまいもは長時間焼いても柔らかくなりません。もちろん、さつまいもによって加熱時間は異なりますが、なかには3時間以上焼いても硬いさつまいもがあります。硬いままのさつまいもは、甘さがなくおいしくないと感じることがあるようです。
さつまいもの硬さが場所によって違う
おいしい焼き芋は全体的に柔らかくなりますが、まずい焼き芋は一部分だけ硬い場合があります。熟成期間が足りなかったり、さつまいもが傷んでいたりする可能性があります。
熟成期間が短いものは甘さも控えめなので、甘くておいしい焼き芋が食べたい方は、さつまいもを寝かせてから調理しましょう。
さつまいもが腐ってるか気になるときは、こちらの記事で確認してみてください↓
切り口に蜜がない
まずい焼き芋には、蜜がありません。熟成が不足しているかさつまいもが傷んでいると、蜜がみられないようです。飴色の液体や液体が乾いて黒くなった痕はさつまいもの糖分なので、蜜の有無で甘さを見分けることもできます。
調理前からさつまいもが柔らかすぎる
焼き芋が柔らかいものはおいしいのですが、柔らか過ぎるものは考えものです。特に、腐っているさつまいもは触るとブヨブヨしているので、選ばないようにしましょう。さつまいもの両端を持ったとき、簡単に割れてしまうものは中身が腐っているので焼き芋にしたときまずくなります。
おいしいさつまいもの見分け方
さつまいもを選ぶときは以下のポイントに注意することが大切です。
・さつまいもに蜜がある
・ずっしりとした重さがある
・さつまいもの色ツヤが良い
おいしいさつまいもの見分け方について確認していきましょう。
さつまいもに蜜がある
切り口に蜜があるさつまいもは、糖度が高いといわれています。蜜の正体は、さつまいものヤラピンが固まってタール状のようになったものです。切り口に飴色の蜜がみられるものは、甘くておいしいさつまいもの可能性が高いです。
ずっしりとした重さがある
おいしいさつまいもは、手に持つとずっしりと重みがあります。ラグビーボールのような形をしていて、重みのあるものは栄養がたっぷり含まれている証拠です。
手に持ったときに軽いさつまいもは、中身が詰まっていないことが多く、細いさつまいもは繊維質な場合があります。おいしいさつまいもを見分けるために、さつまいもを手に持って重さを確認しましょう。
さつまいもの色ツヤが良い
さつまいもの表面にツヤがあるもので、皮の色が濃赤色のものはおいしいさつまいもの場合が多いです。とはいえ、さつまいもを裏返すと皮の色がまだらになっていることもあるので、確認するときは全体をしっかりと見るようにしましょう。色の薄い部分があるさつまいもは、栄養が不足している場合があります。
さつまいもの見分け方についてこちらの記事で詳しく解説しています↓
調理後にパサパサしてまずい焼き芋の対処法
パサパサしてまずい焼き芋の原因は、加熱し過ぎによる水分不足です。調理中に水分が抜けすぎてしまった焼き芋は、パサパサしていておいしくありませんよね。蒸し器であれば適度な水分量を保てますが、電子レンジで加熱した場合は、パサパサした焼き芋になってしまうことがあります。そこで、パサパサした焼き芋を復活させる方法をご紹介します。
水分不足を回避する
水分が不足してパサパサになってしまった焼き芋に、再度水分を追加してあげましょう。焼き芋をもう一度温め直す前に、さつまいもをぬらしたキッチンペーパーで包んでください。さらに、その上からラップで包んで水分を補いましょう。
焼き芋を加熱するときは、30秒ずつ加熱することがポイントです。少しずつ様子を見ながら加熱しましょう。オーブントースターを使う場合は、ぬらしたキッチンペーパーで包んださつまいもの上からアルミホイルで包んで「弱」にて約10分加熱します。
※調理機器によっては加熱時間が異なる場合があるので、様子を見ながら少しずつ加熱することをおすすめします。
一気に加熱し過ぎない
さつまいもは低温でじっくり加熱することで、甘くておいしい焼き芋になります。反対に、短い時間で一気に加熱するとパサつきの原因になってしまいます。そのため、低温でじっくり加熱するように温度調節をすることが大切です。
しかし、対処法を試してもパサつきが気になる場合もあるでしょう。そんなときは、焼き芋をリメイクしてみてはいかがでしょうか。
例えば、焼き芋をマッシュ状にして、スイートポテトを作ってみたり、ポタージュスープを作ってみたり、さまざまな料理にアレンジすることでおいしく食べられるようになります。
こちらの記事でスイートポテトの詳しい作り方を解説しています↓
まとめ
今回は、まずい焼き芋の特徴とおいしいさつまいもの見分け方についてご紹介しました。まずい焼き芋は、加熱しても柔らかくならず、部分的に硬い場合があります。調理前からやわらか過ぎるものもおいしいさつまいもではありません。
柔らか過ぎるものは、さつまいもが腐っている可能性もあるので気をつけましょう。また、パサパサしてまずい焼き芋は、じっくり低温で加熱することと水分を補うことで対処できるので、まずい焼き芋だった場合は試してみてくださいね。