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さつまいもでアレルギーになるの?安心して食べるための豆知識

あなたが学生時代だった頃、まわりにアレルギーの友達はいませんでしたか?

アレルギーは、昔に比べて発症率が高くなってきているそうです。

五大アレルゲンと言われている卵・牛乳・大豆・小麦・米には慎重でも、ほかの食材は五大アレルゲンほど気に掛けていないこともあるでしょう。

さつまいもアレルギーは聞いたことが無いので大丈夫!と思う方もいるかもしれません。

しかし、さつまいもはアレルゲンとしてアレルギー検査の項目にあるようにアレルギーを発症した方もいます。

小さなお子さんを育てていると離乳食でさつまいもをあげても大丈夫なのか気になりますよね。さつまいもは栄養も豊富なので、食べてもらいたいと思うのが親心です。

今回は、さつまいもとアレルギーの関係について詳しくお伝えします。

この記事でわかることは以下の通り。

・さつまいもとアレルギーの関係がわかる

・離乳食で使っても大丈夫なのかわかる

・栄養豊富なさつまいもを与えるときのポイントがわかる

 

アレルギーが気になって前へ進めない方は、さつまいもとアレルギーの関係を知ると心が少し軽くなるかもしれません。

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは、身体の中に入ってきたたんぱく質を異物と勘違いすることにより起こる免疫システムの誤作動です。

本来であれば、身体に侵入したウイルスや菌は、人にとって敵とみなされるため免疫システムが働き、体内に入ってくることはありません。

しかし、免疫システムが過剰に反応してしまうと、特定の食べ物で食物アレルギーが起こる可能性があります。

食物アレルギー以外のアレルギーでは、花粉の場合は花粉症、ホコリの場合はアレルギー性鼻炎がアレルギー症状として現れます。

アレルギーの種類

一般的に食物アレルギーとして認知度が高いのは、即時型の食物アレルギーですが、遅延型の食物アレルギーも存在します。

即時型の食物アレルギー

即時型の食物アレルギーは、特定の食べ物を食べたあと、通常であれば30分以内にかゆみやじんましん、呼吸器の症状などが現れます

そして、即時型の食物アレルギーは、症状が重く出ることもあるようです。

遅延型の食物アレルギー

遅延型の食物アレルギーは、特定の食べ物を食べてから数時間から数日後に症状が現れます

時間が経過してから症状がみられるので、原因の食べ物を特定するのが困難といわれています。

大人になってから、食べ物を食べたあと突然口の中に違和感を感じたら、アレルギーの可能性もあるかもしれません。

アレルギーの症状

アレルギーの主な症状は以下の通りです。

・鼻水
・くしゃみ
・下痢
・腹痛
・嘔気
・じんましん
・かゆみ
・呼吸困難
・口の中の違和感や腫れなど

食べ物を食べてこれらの症状がみられたら、自己判断せずにかかりつけの医師に相談してください。

さつまいもでアレルギーになる可能性がある

さつまいもは、アレルギーを起こしやすい食材から比べるとアレルギーになる可能性は低いですが、ゼロではありません。

アレルギー検査の項目にも含まれているので、全く心配のない食材でもなさそうです。

しかし、さつまいもは食品表示法の規定外の食材であるため、アレルギーの原因になりにくい食品といえるでしょう。

食品表示法とは、販売されている食品の表示ルールを定めたもの。

特定原材料7品目(卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに)は表示義務があり、特定原材料に準ずるもの20品目(くるみ、大豆、バナナなど)は推奨表示とされています。

 

参考元:厚生労働省

 

さつまいもを離乳食に使う際の注意点

さつまいもアレルギーは、さつまいもを食べたことのない乳幼児が、始めてさつまいもを食べたときに発症することがあります

たんぱく質に対して反応するのがアレルギー反応の特徴なので、たんぱく質が含まれるさつまいもにも反応してしまうことがあるようです。

じゃがいもや根菜類でアレルギーがみられた方は、さつまいもの摂取は慎重になった方が良さそうですね。

さつまいもは食物アレルギーになりにくい食材といわれていますが、離乳食をはじめるときは赤ちゃんの様子をよく観察し、変化がないか確認しながら与えるようにしましょう

さつまいもは使いやすい食材なので、離乳食初期(生後5~6ヶ月)には重宝する食材です。

赤ちゃんの体調が良いときに少しずつ試しながら、上手に取り入れてくださいね。

離乳食でさつまいもを与えるときのポイント

離乳食メニューに使いやすいさつまいもですが、たんぱく質がアレルギーを引き起こす可能性があることを頭に入れて置いてください。

アレルギーを起こす可能性があることを知った上で対応すれば、大切な赤ちゃんを守れます。

さつまいもは端の部分に繊維が多いので、使うときは真ん中を中心に使いましょう

また、消化器系が発達していない乳幼児に与えるときは、さつまいもの皮を厚めに取り除いてあげることが大切。水にさらしてあく抜きすることも食べやすくするポイントです。

大人のアレルギーにも気を付けよう

アレルギーは子供に多くみられる症状ですが、最近は大人でもアレルギーを発症するケースがあるそうです。

たとえば、いつも通りにチョコレートを食べていたら、喉がイガイガしてきたり、パイナップルを食べると喉の奥に違和感があるなど、体調によっても症状の出方が変わることもありますが、もしもふだんと違う症状がみられた際は、病院で相談してみましょう。

さつまいもでアレルギーが起きる可能性は低いですが、アレルギー体質の方は少しだけ注意を払ってみてください。

反対に、アレルギー体質でない方がさつまいもでアレルギーを発症することは殆どないそうです。

まとめ

今回は、さつまいもとアレルギーの関係についてお伝えしました。

さつまいもは、食品表示法の規定外の食品であることからも分かるように、アレルギーを発症するリスクは低いようです。

しかし、体調の悪いときや赤ちゃんに始めてさつまいもを与えるときには気を配ることも大切。

栄養豊富なさつまいもを美味しく食べるための豆知識として、アレルギーの話も頭の片隅に入れておくと安心して食べることができるでしょう。

徐々にさつまいもを食べるようにしつつ、アレルギーの不安がなくなったら、さつまいものアレンジ料理などにチャレンジしてみるのも良いですね!

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