家庭の食品ロスをなくす工夫5選|環境とお財布に優しい取り組みはじめませんか?
スーパーで特売品を見つけて買ってしまったけど、いざ帰宅すると本当に必要だったかな?と疑問に思ったことはありませんか。
そして、結局使い切らずに廃棄するパターンに陥っている場合もあるでしょう。
食品ロスの問題は深刻です。環境のためにも未来の子供の生活を守るためにも食品ロスについて一度考えてみませんか。
今回は、食品ロスの実情と食品ロスなくすための工夫を5つご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・なぜ食品ロスが悪いのかがわかる
・食品ロスをなくすための今からできる工夫がわかる
目次
食品ロスの実情
突然ですが、#クイズです。
「日本の食品ロス量は、日本人一人当たりどのぐらい?」1. 毎日大型トラック一杯分
2. 毎日お茶碗一杯分
3. 毎日小さじ一杯分
4. 毎日耳かき一杯分答えは、#めざせ!#食品ロス ゼロを見てね。https://t.co/85KDYxNENk pic.twitter.com/tO6sSX9uLl
— 消費者庁食品ロス削減【公式】 (@caa_nofoodloss) November 17, 2020
突然ですが、食品ロス量は日本人一人当たりどのくらいだと思いますか?
消費者庁によると、日本人一人当たり、毎日お茶椀一杯分(140g)の食品ロスを出しているんだとか。
お茶椀一杯くらいと思うかもしれませんが、日本全体では毎日大型トラック約1700台分の食品を廃棄しています。
4人家族では、1日にお米1合以上を捨てている換算になるので、1ヶ月で約5kgのお米を廃棄しているのと同じです。
お米1袋が毎月捨てられていると思うと食品ロスの問題は深刻だと思いませんか。
参考元:消費者庁
食品ロスの影響とは
食品ロスが増えると、ゴミを廃棄するためにゴミ処理場で燃やすのでCO2の排出量や焼却したあとのゴミの問題が出てきてしまいます。
CO2が増えることでの温暖化も問題のひとつです。たくさんコストをかけて食品を製造しても廃棄されるのでは、経済的な損失も生まれます。
食品ロスが問題視される中で、世界では未だに貧困で苦しむ人たちもいるので、食品ロスをなくすことは、貧困の方への支援にもなるでしょう。
食品ロスをなくす活動は、環境にもお財布にも人にも優しい取り組みです。
家庭の食品ロスをなくす工夫5選
家庭の食品ロスをなくすにはポイントがあります。一人一人が少しずつ工夫していくことが大切です。5つの工夫は以下の通りです。
・食品ロスをなくす料理をつくる。
・買い物をするときは必要なものだけ買う。
・作り過ぎたら冷凍保存を活用する。
・定期的に食品の在庫を見直す。
・賞味期限と消費期限の違いを知って賢く食べる。
大人が食品ロスに取り組む姿勢を見せるのは、間接的に子供の教育に繋がりますよ。未来を生きていく子供のために環境への意識を高めませんか。
では、ひとつずつ見ていきましょう!
食品ロスをなくす料理をつくる
料理研究家リュウジおにいさんのバズレシピとして親しまれているリュウジおにいさんの食品ロスレシピ。
環境省とのコラボ動画なので、いかに食品ロスの問題を重視しているかわかりますね。
この動画で紹介している「丸ごとニンジンの食べるスープ」は、ニンジンの皮を剥かずに作り、ニンニクも芯も捨てずに使います。
ニンジンの皮は一緒に食べると、皮を剥く手間がかからず、ニンジンを丸ごと食べられ、栄養も摂れるので一石三鳥です。
カレーやシチューに使っても、美味しく食べられますよ。
もし、皮が気になる場合は、千切りにしてサラダに使ったり、炒め物にすれば意外と気にならないので、試してみてくださいね。
買い物をするときは必要なものだけ買う
買い物をするときは、必要なものだけ買うのが鉄則です!
スーパーへ行くとつい余分なものまで買ってしまいがち。小さい子供がいると、お菓子をねだられることもあるでしょう。
特売日では使う予定のないものも、お得だからといって買い物カゴに入れてしまうこともあると思います。
買った直後はお得感から気分良く帰宅できるかもしれませんが、その食材きちんと使いきれていますか。
うっかり消費期限が過ぎていたということがないように、買い物前に食材をチェックして買い物リストを作りましょう。
リスト作りが面倒な場合は、冷蔵庫の在庫を写真に撮ってメモ代わりにするのも有効です。
作り過ぎたら冷凍保存を活用する
食材は使う分だけ買うのが食品ロスには大切な考え方ですが、食材を購入し過ぎてしまうこともありますよね。
そんなときは、冷凍保存を活用してみませんか?
秋には、美味しそうなさつまいもが出回るので、たくさん買いたくなってしまうこともあるでしょう。
さつまいも掘りで大量にさつまいもが手に入ったり、ご近所の方からお裾分けで頂くこともあるかもしれません。
さつまいもは保存状態が悪いと腐ったり、カビが生えたりしてしまうので、新聞紙にくるんで風通しの良い常温で保存してください。
食べきれない分は、さつまいもを調理した後に冷凍庫で保存すれば、食品ロスを防ぐことに繋がります。実はさつまいもは冷凍するとダイエットにも効果的なんですよ。
大量のさつまいもを冷凍保存する方法についてはこちらの記事をご覧ください↓
定期的に食品の在庫を見直す
食材の在庫を定期的に見直すことも食品ロスをなくす工夫のひとつです。
冷蔵庫の奥に忘れられていた食材はありませんか?
また、地震や台風などの災害に対処できるよう、家庭でも非常食を準備している方も多いと思いますが、非常食にも賞味期限があります。
無駄をなくすためにも、ふだん食べる乾物や缶詰やレトルト食品も毎月見直してみてください。
たとえば、毎月1日と15日は冷蔵庫や在庫品のチェック日というように日にちを決めておくと、食品ロスを防ぐ対策にもなります。
賞味期限と消費期限の違いを知って賢く食べる
賞味期限とは、おいしく食べることができる期限のことを示します。
保存方法を守って保存することで、期限を過ぎても食べられることがあります。
賞味期限が過ぎたからといってすぐに捨てず、「食べられるかな」と考えてみましょう。捨てる前に一歩立ち止まって考えることが、食品ロス軽減に繋がるかもしれません。
まとめ
今回は、食品ロスの問題についてお伝えしました。食品ロスによる1日の廃棄量に驚かれた方も多いのではないでしょうか?
日本では、毎日大型トラック1700台分のゴミが廃棄されています。
食品ロスをなくす取り組みは、食材を買う前からはじまります。食材を買い過ぎず、作り過ぎないこと、そして食材を無駄なく使い切る工夫が大切です。
まずは、あなたにできることから食品ロスをなくす活動に挑戦してみましょう。