硬いさつまいもの切り方とは|切り方別おすすめレシピ3選
さつまいもは料理によって、切り方が変わります。たとえば、短冊切りやさいの目切り、乱切りなど。料理を美味しくするために、適した切り方で調理しましょう。
切り方を変えることで、煮崩れを防いだり、味を染み込みやすくしたりするメリットがあります。そこで今回は、硬いさつまいもの切り方と切り方別のおすすめなレシピを3選ご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・切り方によるおすすめなレシピがわかる
・硬いさつまいもを効率良く切る方法がわかる
目次
さつまいも料理を引き立てるための準備
さつまいもを美味しく調理するためには、事前準備も大切です。調理前に、以下の2点を参考にしてみてください。
1.さつまいもを洗う
2.アク抜きをする
では、ひとつずつ見ていきましょう。
さつまいもを洗う
さつまいもは、正しく洗って料理に使いましょう。まず、土がこびりついているさつまいもは5分ほど水にさらします。芽の部分やくぼみは傷になりやすいので、手でやさしく洗ってください。汚れが取れないときは、食器用のスポンジを使ってさつまいもを洗いましょう。
スポンジを使うときは、力を入れずにやさしく洗うことがポイントです。食器用のスポンジだと気になる方は、キッチンペーパーやたわし、丸めたアルミホイルなどでも代用できます。
さつまいもの洗い方について、こちらの記事で詳しく解説しています↓
アク抜きをする
さつまいもをアク抜きする理由は、色よく仕上げるためと苦味を和らげるためです。さつまいもには、ヤラピンやクロロゲン酸、タンニンなどが含まれています。ヤラピンは、さつまいもを切るとみられる白い液体のこと。
空気に触れると酸化し、黒ずんでしまいます。クロロゲン酸やタンニンは、ポリフェノールの一種であり、特有の苦みや渋みを感じることがあります。さつまいもを切ったあとに、5~10分ほど水にさらしてアクを抜きましょう。
さつまいものアク抜きについて、こちらの記事で詳しく解説しています↓
さつまいものおすすめな切り方3選
さつまいものおすすめな切り方を3選ご紹介します。切り方によって、料理の仕上がりが異なるため、ぜひ参考にしてみてください。
輪切り
輪切りは、火の通りが早く柔らかく仕上がります。
【さつまいもの輪切り】
1.さつまいもの両端が横になるように置く。
2.厚みをそろえて切る。
3.アク抜きをする。
輪切りがおすすめな料理例
さつまいもの輪切りは、お味噌汁や煮物におすすめの切り方です。
拍子切り
拍子切りは、拍子木のような形に切る方法です。5cmほどの長さで7mm~1cm四方の切り方が一般的です。
【さつまいもの拍子切り】
1.さつまいもを7mm~1cmの厚さの輪切りにする。
2.断面を下にして、端から7mm~1cmほどの幅に切る。
3.アク抜きをする。
拍子切りがおすすめな料理例
細長く切るため、火が通りやすい切り方です。シャキシャキとした食感を楽しむこともできます。炒め物やきんぴら、スティック野菜がおすすめ。
乱切り
乱切りは、断面が広く味が染み込みやすい切り方です。
【さつまいもの乱切り】
1.さつまいもの両端を少し落とす。
2.一口大の大きさになるように、ななめに包丁を入れる。
3.手前に90°転がし、2と同じ角度で包丁を入れる。
4.さらに転がしながら切っていく。この工程を繰り返す。
5.アク抜きをする。
※太いさつまいもや大きなさつまいもは、縦に半分にするか縦に4等分してから、断面を下にして乱切りにしていきます。
乱切りがおすすめな料理例
乱切りは、味を染みこませたい料理におすすめです。大学芋や煮びたしにピッタリの切り方です。
さつまいもの切り方別おすすめレシピ3選
切り方の特徴を活かしたレシピを3選ご紹介します!気になるレシピがあったら、作ってみてくださいね。
【輪切りがおすすめ】さつまいものレモン煮
甘酸っぱいレモンの風味がクセになる!さつまいものレモン煮。輪切りにしてからアク抜きをすることで、色良く仕上がります。
詳しい作り方は、こちらの記事で解説しています↓
【拍子切りがおすすめ】塩バター炒め
あと引く美味しさの塩バター炒めは、拍子切りがおすすめです。フライパンで炒めるときにかき混ぜ過ぎると、さつまいもが崩れてしまうため気をつけましょう。電子レンジでさつまいもを温めてから調理すると時短になります。
詳しい作り方は、こちらの記事で解説しています↓
【乱切りがおすすめ】揚げない大学芋
外はカリッと中はホックリの揚げない大学芋は、さつまいもを乱切りにするのがおすすめ!断面が広いため、みつに絡めて美味しく頂けます。断面をカリッと焼けば、食感も楽しめます。
詳しい作り方は、こちらの記事で解説しています↓
硬いさつまいもが切りやすくなる方法
さつまいもが硬くて切りにくいときは、電子レンジを活用しましょう。さつまいもをラップに包み、電子レンジで30秒ほど温めると切りやすくなります。
ただし、温め過ぎてしまうと、柔らかくなることで切りにくくなったり、火が通り過ぎて料理に適さなくなってしまったりする場合があるので気をつけてください。茹でる方法は、水分を含み柔らかくなり過ぎてしまうため、電子レンジでの加熱がおすすめです。
さつまいもが硬くなる理由
さつまいもは、長期熟成させることで甘みが増す食材です。収穫後に一定期間寝かせてから出荷されるため、余分な水分が抜けて、甘みが増したさつまいもが店頭に並びます。水分が少なくなるので、さつまいもを切るときに、硬いと感じることがあるようです。
まとめ
今回は、硬いさつまいもの切り方と切り方別のおすすめなレシピを3選ご紹介しました。さつまいもの料理には、それぞれおすすめな切り方があります。
輪切りはお味噌汁や煮物、拍子切りは炒めものやきんぴら、スティック野菜、乱切りは大学芋や煮びたしに適しています。切り方別のおすすめレシピもご紹介しているので、ぜひ作ってみてくださいね。