さつまいもがパサパサする2つの理由|美味しいさつまいもに復活させるコツ
さつまいもを食べたらパサパサしていて美味しくないと思ったことはありませんか?
旬の時期に購入したから美味しいはず!と思って調理をしても、口の中の水分を持っていかれるようなパサつきにガッカリした経験もあるでしょう。
さつまいもを子供のおやつにしていた方は、パサパサしたさつまいもを食べて、子供がさつまいも嫌いになってしまわないか心配になりますよね。
パサパサしたさつまいもに当たると、何となく損した気分にもなってしまうかもしれません。
今回は、さつまいもがパサパサしてしまう理由と美味しいさつまいもに復活させるコツをお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・美味しいさつまいもに復活させるコツがわかる
・パサつきが解消されたさつまいもを長く楽しむ方法がわかる
さつまいもがパサパサする理由を知り、美味しく復活させる方法がわかれば怖いものなしです!
パサパサしないさつまいもに変身したら、上手に保存して美味しく食べられる工夫をしてみましょう。お腹がいっぱいなのに無理して食べるのでは美味しさが半減してしまいますものね。
目次
さつまいもがパサパサする2つの理由
さつまいもがパサパサする理由は以下の通りです。
・さつまいもを一気に加熱し過ぎてしまった
・さつまいもを食べる時期が早かった
では、見ていきましょう!
さつまいもを一気に加熱し過ぎてしまった
さつまいもがパサパサする理由の1つ目は、電子レンジで一気に加熱しすぎたから。
短時間に高温で調理すると、さつまいもの水分が一気に抜けてしまいます。
水分が抜けたさつまいもはパサパサした食感になり、美味しくありません。
電子レンジでご飯を温めてもパサパサしないのに、さつまいもはなぜパサついてしまうのか。
それは、もともとの水分量の違いが関係しています。
さつまいもをそのまま電子レンジで加熱調理すると、水分が足りなくなってしまうので、水でぬらしたキッチンペーパーでさつまいもを覆ってから、600Wで1分加熱後に200Wの低温に下げてから約10分間じっくり加熱すると美味しく頂けますよ。
さつまいもを食べる時期が早かった
さつまいもは、熟成させることで甘みが増して美味しくなります。
そのため、秋に収穫されたさつまいもをすぐに食べると、パサつきが気になることもあるでしょう。
品種によっても差はありますが、さつまいもを寝かずに食べた場合、さつまいもがパサパサする理由のひとつとなります。
さつまいもは、温度や湿度の整った環境で熟成させることで、さつまいものデンプンが糖に変わり、甘くて美味しいさつまいもに変わります。実は、収穫されてから2ヶ月後が一番美味しく食べられるんです。
秋が旬のさつまいもでも、収穫後すぐのさつまいもはおすすめしません。
「買ってしまったさつまいもはどうしたらいいの?」と思ったら、以下の方法を試してみてください。
購入した際は、ご家庭で熟成させると美味しく食べられるので、買ってきたさつまいもを1本ずつ新聞紙に包み、2週間ほど冷暗所に保存してから食べてみると最初のパサパサ感が緩和されていることでしょう。
※熟成期間は、さつまいもの状態や環境によって変わる可能性があります。
美味しいさつまいもに復活させるコツ
さつまいもがパサパサして美味しくないからといって捨ててしまうのは、もったいないですよね。
食材を無駄にせず使い切りたいと思うあなたのために、もう一度美味しいさつまいもに復活させるコツをお伝えします。
さつまいもがパサつく原因は、水分量と加熱時間が関係していました。美味しいさつまいもに復活させるには、原因の反対の方法を試すことです。
・水分量が足りない→水分を補ってあげる
・一気に加熱し過ぎた→調理法を見直す
順に見ていきましょう!
水分を補ってあげる
美味しいさつまいもに復活させるには、足りない水分を外から補ってあげることが大切です。
もう一度温め直す前に、ぬらしたキッチンペーパーでさつまいもを包みます。そして、キッチンペーパーの上からラップをかけて水分を逃さないよう対処します。
既に加熱済みのさつまいもなので、電子レンジで温めるときは、30秒ずつ様子をみながら加熱しましょう。
オーブントースターを使うときは、ぬらしたキッチンペーパーでさつまいもを包んでから、アルミホイルをさつまいもの形にかぶせて「弱」で約10分加熱してください。
※電子レンジやトースターは種類によって、温まり方が違うので少し短いくらいの時間から試すとうまくいきます。
調理法を見直す
さつまいもは、低温でじっくり加熱することで甘くて美味しいさつまいもになります。
短時間で一気に加熱する調理法は、パサつきの原因になるので控えましょう。
パサつきが気になって食べられないときはアレンジレシピを試してみませんか?
たとえば、パサパサしたさつまいもをマッシュ状にして、バター・砂糖・生クリームを加えれば美味しいスイートポテトになります。
同じくマッシュ状にしたさつまいもに玉ねぎとコンソメ、バターや牛乳を加えて煮込んで塩こしょうで味を整えればポタージュスープに早変わりします。
パサパサしたさつまいもを子供のおやつに代用したい場合は、さつまいものいももちもおすすめですよ。以下のレシピはじゃがいもで作ったものですが、じゃがいもをさつまいもに変えても美味しくできます。よかったら試してみてくださいね。
いももちの詳しい作り方はこちらです↓
パサつきが解消されたさつまいもを長く楽しむ方法がわかる
パサパサしたさつまいもから、しっとり美味しいさつまいもに変わったけど、量が多すぎて食べきれないことはありませんか?
そんなときは、冷凍保存がおすすめ!さつまいもは冷凍し、自然解凍するとアイスクリームのような滑らかな食感になります。
焼き芋をそのまま縦半分に切ってから冷凍すると、さつまいもの皮が器になって一石二鳥です。お好みでシナモンを振りかけても美味しく頂けますよ。
冷凍保存なので、1ヶ月くらいは美味しく保存できるので、長期間さつまいもを無駄なく食べ切ることができます。
冷凍保存の詳しいやり方はこちらの記事から確認できます↓
まとめ
今回は、さつまいもがパサパサする理由とさつまいもを美味しく復活させるコツをお伝えしました。
さつまいもがパサパサする理由は、急激な加熱と熟成不足でしたね。
パサついたさつまいもも、水分を補ってあげればもう一度美味しく食べられます。それでもパサつきが気になるときは、思い切ってアレンジレシピに挑戦してみましょう。
いももちは子供にも人気が高いので、パサパサしたさつまいもを食べてくれなかったとしても、いももちにすると食べてくれることもあります。
ご紹介したなかから、あなたに合った方法を試してみてくださいね。