犬にさつまいもをあげても大丈夫?安心して与えるためのポイント5選
あなたがさつまいもを食べていると、愛犬がじーっと見つめてきたということはありませんか?
犬もさつまいもが食べたいのかなと思ってしまいますよね。
でも、さつまいもって犬にあげても大丈夫なのか疑問に思いませんか?
愛犬は自分の子供のように可愛いと言います。
さつまいもを食べて愛犬が体調を崩してしまったら可哀相という気持ちと、愛犬と一緒にさつまいもを食べたいという気持ちが混在していることでしょう。
さつまいもは栄養豊富な食材です。今回は、愛犬が安心して食べるためのポイントをお伝えします。
この記事でわかることは以下の通り。
・犬にさつまいもをあげるメリットとデメリットがわかる
・犬にさつまいもを与えるときのポイントとレシピがわかる
大切な愛犬にさつまいもをあげても大丈夫なのかがわかると、食の幅も広がりますね!愛犬のために少しだけ一緒に学んでみませんか?
目次
犬にさつまいもをあげても大丈夫
結論からお伝えすると、さつまいもは犬にあげても問題ありません。
さつまいもは犬の好む食材のひとつです。
犬には甘みを感じる機能があり、ほかの動物たちよりも甘味を感じやすいそうです。ほんのり甘いものでも、犬にとってはとても美味しく感じるらしく、果物などを好む犬も多いとか。
まずは、犬にさつまいもを与える際のメリットとデメリットをみていきましょう。
犬にさつまいもを与えるメリット
メリットは以下の通り。
・さつまいもは栄養豊富
・便秘解消になる
さつまいもは栄養豊富
さつまいもには、身体に必要な栄養素がたくさん含まれています。人だけでなく、犬にとっても栄養補給は大切なこと。
ビタミンCやビタミンE、カリウムや食物繊維、ヤラピンも豊富で良いこと尽くしです。
ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用があるので、運動量の多い愛犬にも適しています。また、ポリフェノールも含まれているので、老化防止の期待が見込めます。
便秘解消になる
さつまいもには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれており、特に水溶性食物繊維はさつまいも(皮つき、生の場合)100gあたり2.8gもあります。
皮にはヤラピンも含まれているので、腸内環境が整い便通にも効果的!
ただし、身体に良いからといって食べ過ぎは良くありません。腹痛や下痢を引き起こし兼ねないので、与えるときは少しずつ試してみましょう。
犬にさつまいもを与えるデメリット
デメリットは以下の通り。
・肥満になりやすい
・消化不良のリスクがある
肥満になりやすい
さつまいも(皮つき、蒸しの場合)100gあたり134kcalです。
人間と犬では、必要エネルギー量も違います。そのため、飼い主の感覚で与えるのは肥満へと繋がってしまいます。
愛犬の健康を守るのも飼い主の裁量。愛犬はさつまいもを欲しがるかもしれません。
しかし、肥満になると病気のリスクも高まります。適量を守って与え過ぎには注意してくださいね。
消化不良のリスクがある
さつまいもは、食物繊維も多い分、消化不良を起こしやすい食材です。
さつまいもの皮は消化しづらいので、一緒に与える場合は細かく刻んであげることが大事。
さつまいもの両端も食物繊維が多いので、なるべく真ん中の部分を調理することがポイントです。
犬にさつまいもを与える際のポイント5選
犬にとっても負担のないさつまいもの与え方やポイントを把握して、安全にさつまいもを与えましょう!
ポイントは以下の5つ
・1日にあげても良い量を守る
・犬に与えるときは加熱する
・火傷に注意する
・持病のある犬には積極的に与えない
・結石が出来やすいので犬の状態によって判断する
1日にあげても良い量を守る
さつまいもは栄養価も高く、与えたい気持ちが強くなり過ぎると、つい必要以上に与えてしまうかもしれません。
犬の立場にたって考えることが大切です。
さつまいもを犬に与える場合の目安は、全体のカロリーの10%程度までとしてください。
さつまいも10gあたり14kcalなので、小型犬なら20g、大型犬なら100gまでが適量です。
犬に与えるときは加熱する
生のさつまいもは消化不良を起こしやすく、胃腸のトラブルが懸念されます。
そこで、さつまいもをしっかりと加熱することで消化不良のリスクを回避しましょう。
加熱することで、さつまいもの甘味が増すので、犬にとっても嬉しい調理法ですよ。
火傷に注意する
あつあつのふかし芋は美味しいですが、犬にとっては熱すぎる場合があります。
犬は熱さに弱いので、火傷をしないように注意しましょう。さつまいもを冷ましてから、安全な状態で与えることが大切です。
持病のある犬には積極的に与えない
犬も人間と同じように病気にかかります。
もし、愛犬に腎臓病や心臓病などの疾患がある場合、さつまいもに含まれるカリウムをうまく体外に排出することが出来ません。
余ったカリウムは体内に溜まり、体調不良のリスクが高まってしまいます。
事前に病気を把握している場合は、獣医師に相談するか与えないようにしてください。
結石が出来やすいので犬の状態によって判断する
さつまいもにはシュウ酸が含まれているので、摂り過ぎるとシュウ酸カルシウム結石の要因となり得ます。
シュウ酸カルシウム結石ができやすい犬には、様子を見ながら与え過ぎないように注意します。
さらに、さつまいものシュウ酸は、水に溶けにくい性質があるので、腎臓が弱っている犬には与えないようにしてください。
犬におすすめ!さつまいもの手作りレシピ
ペットショップやホームセンターなどでは、犬用に作れたさつまいものおやつも販売されています。
便利で簡単に手に入る反面、添加物や安全性も気になるのではないでしょうか。
手作りなら、原材料も自分でそろえられるので安心です。
もし、家族の食事を作るで手一杯!という方がいたら、これからご紹介する超簡単な犬用レシピを試してみませんか?
全て3つの工程だけでできる手軽さです!もちろん、愛犬と一緒に食べることも可能ですよ。
さつまいもチップス
1.さつまいもを2mmくらいの厚さにスライスする。
2.お皿に平たく並べて600Wで5分加熱する。
3.表面がパリパリになったら完成。
さつまいもクッキー
1.さつまいも150gの皮をむき、レンジで600W4~5分加熱する。(竹串がスーッと刺さるくらい)
2.1に小麦粉50gと油小さじ1を加え、良く混ぜる。
3.2の生地を麺棒で伸ばし、型抜きしたらオーブンで180℃35分焼いて完成。
(焼き加減は調整してください)
まとめ
犬もさつまいもを食べられることがわかりましたね!
ただし、いくつかの注意点を把握した上で与えることが大切です。
生ではなく、加熱した状態で与える、目安量を守る、持病のある犬や結石ができやすい犬に与えるときは事前に注意が必要、火傷に注意するなど、ポイントを確認しながら愛犬に与えましょう。
栄養価の高いさつまいもを上手に取り入れながら、愛犬の健康も守っていってくださいね。