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甘いさつまいもの育て方|栽培のポイントとは

「さつまいもの収穫時期になり、ワクワクしながら収穫したのにさつまいもが甘くなかった」甘いさつまいもを期待していたのに、甘くないと残念ですよね。期待が大きければ尚更です。なぜさつまいもが甘く育てられなかったのか気になりますよね。さつまいもを甘く育てるためには栽培のポイントがあります。

そこで今回は、甘いさつまいもの育て方と栽培のポイントについてご紹介します。今後さつまいもを栽培する予定がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかることは以下の通り。

・甘いさつまいもを育てるポイントがわかる

・育て方以外のさつまいもを甘くする方法がわかる

・品種によって異なる甘いさつまいもがわかる

 

甘いさつまいもを育てるポイント

比較的簡単に栽培できるさつまいもですが、甘くて美味しいさつまいもが収穫できるとは限りません。しっかりとポイントを押さえてさつまいもを育てることが大切です。まずは、甘いさつまいもを育てるためのポイントについて確認していきましょう。

甘いさつまいもを育てるポイントは以下の4つです。
・水やりは控えめにする
・日当たりの良い場所で育てる
・肥料の与え過ぎに注意する
・つる返しを行う
では、ひとつずつみていきましょう。

 

水やりは控えめにする

苗を植え付けた直後は、水やりをする必要があります。植え付けから1週間は、毎日水やりをして根の成長を促しましょう。しかし、植え付け後の水やりは基本的に不要です。甘いさつまいもを育てるためには乾燥気味に育てた方が良いでしょう。プランターで育てる場合は土の表面が乾いてから水やりを行い、地植えの場合は特に水やりをしなくても大丈夫です。

 

日当たりの良い場所で育てる

甘いさつまいもを育てるポイントは、日当たりの良い場所で育てることです。さつまいもは日当たりの良い環境で大きく育ちます。そのため、日当たりの悪い場所で育てるとさつまいもが思うように育たないかもしれません。日当たりの良さは美味しいさつまいもを作る上で重要です。太陽の恵みをたっぷり受けたさつまいもは、デンプンが蓄積されて美味しく育つでしょう。

 

肥料の与え過ぎに注意する

さつまいもの栽培時は、窒素肥料を控えることが基本です。さつまいもは栄養を吸収しやすいため、追肥を与え過ぎるとつるぼけを起こしてしまいます。つるぼけとは栄養過多の状態によりつるや根ばかり成長するため、さつまいもの実が大きくならなくなる現象のことです。

そのため、さつまいも自体の収穫量が少なくなる可能性があります。肥料を与えるときは、さつまいも専用の肥料を使用してください。さつまいも専用の肥料は窒素成分が少なめに配合されています。

肥料を与え過ぎてしまうと、さつまいもは実の中に栄養を蓄えなくても大丈夫と勘違いしてしまう場合があるようです。実に栄養を蓄えず、つるばかりが成長してしまっては、甘くて美味しいさつまいもは収穫できません。つるぼけしたさつまいもは、デンプンの少ない粘質の食感で食味も劣ってしまいます。

 

つる返しを行う

つる返しはさつまいもの栽培に欠かせません。つるにつく葉は光合成のために必要ですが、土に根付いてしまうとさつまいもの実ではなく根に栄養を使うようになってしまいます。

つる返しを怠るとつるだけが成長してしまい、栄養が分散され甘くないさつまいもや小さなさつまいもができる可能性が高いです。そのため、しっかりと土からはがすことで甘くて大きなさつまいもが収穫できるでしょう。

つる返しは一度だけでなく定期的に行ってください。放置しておくとつるが根を張ろうとしてしまいます。根を張る前に対処することが、甘いさつまいもを育てるためには大切です。

 

育て方だけじゃない!さつまいもを甘くする方法

甘いさつまいもを育てるためのポイントをお伝えしましたが、育て方以外にもさつまいもを甘くする方法があります。

以下の2点を意識することで甘くて美味しいさつまいもが収穫できる可能性が広がりますよ。
・収穫時期を守る
・さつまいもを追熟させる
では、詳しくみていきましょう!

 

収穫時期を守る

さつまいもは苗を植え付けてから約110~120日で収穫時期をむかえます。もし、待ちきれなくて収穫時期よりも前に芋掘りをしてしまうと甘いさつまいもが収穫できないかもしれません。収穫時期が早すぎると、成長途中のさつまいもを収穫することになります。成長しきれていないさつまいもは、小さなものが多く蜜も少ない場合があります。甘さも少なくなってしまうため、収穫時期を守りましょう。

 

さつまいもを追熟させる

さつまいもは収穫してから追熟させることで美味しくなります。追熟させるには収穫したさつまいもを冷暗所で1ヶ月ほど寝かせます。甘いさつまいもにするために、最低でも1~2週間は寝かせると良いでしょう。土のついたさつまいもは、1~3日ほど陰干ししてから1本ずつ新聞紙などに包んで保管してください。

 

さつまいもの甘さは品種や天候によっても変わる

さつまいもはの甘さは天候やさつまいもの品種によっても変わります。さつまいもを育てる中で、日照条件の悪い日が続いてしまうこともあるかもしれません。自然の恵みだからこそ、天気に左右されることを考慮しておきましょう。

さらに、さつまいもの品種によっても甘さは異なる場合があります。糖度の高いさつまいもには「安納芋」「シルクスイート」「紅はるか」「紅あずま」などがあります。ねっとり系で甘い焼き芋が食べたい方には「安納芋」や「紅はるか」がおすすめです。ほくほく系の焼き芋が食べたい方は「紅あずま」を選んでみると良いでしょう。

さつまいもにはたくさんの品種があります。詳しい品種について気になる方はこちらの記事が参考になりますよ↓

さつまいもの味は品種で変わる!特徴別おすすめ10選

 

まとめ

今回は、甘いさつまいもの育て方と栽培のポイントについてご紹介しました。甘いさつまいもを育てるポイントは、「水やりは控えめにする」「日当たりの良い場所で育てる」「肥料の与え過ぎに注意する」「つる返しを行う」です。

しかし、天候や品種によって甘いさつまいもが育たない場合もあります。とはいえ、なるべく甘いさつまいもを育てたいですよね。甘いさつまいもを育てるために今回ご紹介した4つのポイントを押さえて栽培してみてください。収穫時期を守ることと追熟も忘れずに行いましょう。

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