さつまいもの栽培に挑戦!真夏の水やりのポイント
「さつまいもは乾燥に強い植物といわれているけれど、真夏でも水やりはしなくても大丈夫なの?」 そんな疑問をもたれた方もいるでしょう。
確かにさつまいもは水やりが少なくても育つ植物ですが、真夏など気温が高いときには、水やりにもいくつかの注意点があります。そこで今回は、さつまいもを栽培中の方必見!真夏の水やりのポイントについてご紹介します。
この記事でわかることは以下の通り。
・プランターや袋栽培での水やりのポイントがわかる
・水やり以外に必要な日頃のお手入れ方法がわかる
目次
さつまいもの水やりのポイント【真夏編】
さつまいもは乾燥に強い植物で、乾燥気味に育てても問題ありません。ただし、植え付け時には水が必要なので、適宜水やりをすることが大切です。さつまいもの苗を植え付けた後は、1週間ほど毎日水やりをしてください。
さつまいもが根付いたら、土が乾いたときに水を与えたり、雨のみで育てたりすることができます。とはいえ、真夏の管理には注意が必要です。
真夏は、晴天続きで雨が降らないこともあります。2~3週間雨が降らず、天気が良い日が続いている場合は、土の状態を見てから水やりをしてください。土のなかまで乾燥している状態のときや地面にひび割れがある場合は、地植えでも水やりをした方が良いでしょう。
真夏の水やりはココに注目!
さつまいもは乾燥気味に育てられますが、真夏の水やりでは注意すべきポイントがあります。いくら乾燥に強いとはいえ、カンカン照りの真夏は水分不足になりがちです。とくにプランター栽培をしている場合は、注意深く観察しましょう。
水やりのポイントは、以下のとおりです。
・さつまいもの葉がしおれそうになっている
・さつまいもの葉が丸まっている
このような状態がみられたときは、午前中の涼しい時間帯にたっぷりと水やりをしてください。何度も水やりをする必要はありませんが、鉢底から水がでるくらいしっかりと水やりをしましょう。
高温多湿に注意する
さつまいもを育てるときは、通気性と水はけの良い環境に整えることが大事です。さつまいもの苗が根付いた後に毎日水やりをしてしまうと、湿度が高くなってしまい上手に育たない可能性があります。
必要以上の水やりは、病害のリスクがでてくるため、適度な水やりを心掛けてください。おいしいさつまいもが育てられるように、水やりの頻度に気をつけて、高温多湿にならないように気をつけましょう。
さつまいもの水やりのポイント【プランターや袋栽培編】
さつまいもは畑で地植えする場合やプランター栽培、袋栽培など、育てる環境に合わせて栽培法を選択できます。もし、プランター栽培や袋栽培をされている場合は、以下のポイントも参考にしてみてください。
プランター栽培での水やりのコツ
プランター栽培で水やりをするときは、表面だけでなく鉢底まで水を与えることが大切です。表面だけに水やりをした場合、根の方まで水が行き渡らず水不足になってしまいます。そのため、水やりをするときはたっぷり水を与えるようにしましょう。
さつまいものプランター栽培については、こちらの記事でくわしく解説しています↓
袋栽培で水はけが悪いときの対処法
袋栽培は限られたスペースで栽培できて、準備するものも少ないため簡単にはじめられますが、水やりをしていると水はけが悪いと感じる場合もあるかもしれません。
水はけが悪いと土の湿度が高まり、根腐れが起きやすくなったり、害虫の被害にあってしまったりする可能性が高まります。
袋栽培でさつまいもを育てる場合は、栽培している袋の下の方に水はけ用の穴を数カ所開けておくことをおすすめします。
さつまいもの袋栽培については、こちらの記事でくわしく解説しています↓
水やり以外に必要なお手入れ
さつまいもの水やりに気を配ることと一緒に、日頃のお手入れも見直してみましょう。さつまいものお手入れはとても簡単です。週に1度でも良いので、気づいたときに行ってみてください。
さつまいもの葉を選別する
さつまいもの葉が茂るようになると、黄色い葉もみられるようになります。緑色の葉に覆われていると見逃されがちですが、株元の方までしっかり見るようにしましょう。
黄色い葉を見つけたら取り除いておく必要があります。そのままにしておくと、なめくじやダンゴムシなどの被害が発生するかもしれません。日頃の手入れのひとつとして、葉の観察も行いましょう。
害虫に気をつける
さつまいもの害虫被害に合わないために、害虫を見つけたらこまめに取り除くようにしてください。つるの下にも隠れていることがあるので、つるを持ち上げながら探してみるのも良いでしょう。
さつまいもの害虫について、こちらの記事でくわしく解説しています↓
つる返しをする
さつまいもを育てる上で、つる返しは大切な工程のひとつです。成長したさつまいもの葉をそのままにしておくと、地面に根を張ってしまいます。
根を張る箇所が多くなると、さつまいものつるばかりに養分が届いてしまい、さつまいもが養分不足になってしまいます。
そのため、こまめにつる返しをすることで、おいしいさつまいもが作れるのです。さつまいもの日頃のお手入れとして、さつまいもの葉が根を張る前に、土からつるを持ち上げてつる返しを行いましょう。
まとめ
真夏にさつまいもの水やりをするときは、土が乾燥してから与えることが大切です。葉の状態を観察し、しおれていたり葉が丸まっていたりするときが水やりのサインです。
ただし、畑に地植えするときは、雨のみで水やりはほとんど問題ありません。とはいえ、晴天続きのときやプランターや袋栽培で育てる場合は、状態を見ながらたっぷりと水を与えるようにしましょう。
また、水の与え過ぎは病害のリスクが高まるため、高温多湿にならないよう調整することが大切です。