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【さつまいものアク抜き】さつまいもを水にさらし過ぎたときの対処法

さつまいものアク抜きをしている途中に外出しなければならなくなったとき、あなたはどう対処しますか?アク抜きは長時間行うことで栄養が流れやすくなります。

さらに、さつまいもを水にさらしたままにしておくことで傷みやすくなってしまうことも考えられます。今回は、さつまいものアク抜きをする理由と、さつまいもを水にさらし過ぎたときの対処法についてご紹介します。

この記事でわかることは以下の通り。

・さつまいものアク抜きをする理由がわかる

・さつまいもの正しいアク抜きの方法がわかる

・さつまいもを水にさらし過ぎた場合の対処法がわかる

 

さつまいものアク抜きをする理由

さつまいもを切ってそのままにしていたら、断面が黒くなってしまったことはありませんか。黒ずみの正体はアクです。さつまいものアクの成分は、ヤラピンやクロロゲン酸、タンニンであり、これらの成分が渋みや苦みのもとなのです。

酸化によって黒くなりますが、さつまいものアクは体に害はありません。アク抜きをする理由は以下の3つです。

 

渋みや苦みを取り除くため

さつまいものアク抜きをする理由のひとつ目は、渋みや苦みを取り除くためです。クロロゲン酸やタンニンは、苦み成分としても知られています。ポリフェノールの一種で、コーヒーの香りや苦み、香りの成分と同じです。

 

変色を防ぐため

さつまいものアク抜きをする理由のふたつ目は、変色を防ぐためです。ヤラピンやクロロゲン酸、タンニンは、空気に触れると酸化して黒く変色する特徴があります。大学芋やさつまいものレモン煮など、見栄え良く仕上げたい場合は、アク抜きが必要です。

 

味を染み込みやすくさせるため

さつまいものアク抜きをする理由の3つ目は、味を染み込みやすくさせるためです。アクを取り除くことで、調味料が食材に染み込みやすくなるため、アク抜きをする場合があります。

 

さつまいもの正しいアク抜きの方法

さつまいもの正しいアク抜きの方法はとても簡単です。見栄え良く仕上げたいときは、ぜひ活用してみてくださいね。

【アク抜きの方法】
1.さつまいもを良く洗い、適当な大きさにカットする。
2.さつまいもがかぶるくらいの水に5~10分さらす。
3.水が白く濁ったら、新しい水に取り替える。(2~3回を目安に行う)
※このとき、レモン汁や酢を少量加えると、変色防止になる。
4.水が濁らなくなったら完成。

 

時間がないときは、水にさらしているときにさつまいもをもみ洗いすると、早くアクが抜けて時短になります。水が白く濁ったら、その都度入れ替えて、濁らなくなるまで続けてください。また、アクは皮近辺に多く含まれているので、皮を厚めにむくことも大切です。アク自体を減らし、アク抜きの時間を短縮しましょう。

アク抜きの詳しいやり方についてこちらの記事で解説しています↓

さつまいものアク抜きで料理をワンランクアップさせる方法

 

アク抜きが必要な料理と不必要な料理の違いは、さつまいもを切ってから調理しているかどうかです。では、詳しく見ていきましょう!

 

アク抜きが必要な料理

さつまいもの黄色をキレイに出したいときは、変色防止のためにアク抜きをした方が良いでしょう。さつまいもをカットしてからそのままにしておくと、黒ずんでしまい見た目が悪くなってしまいます。

さつまいもご飯や大学芋、天ぷらなどは、アク抜きをすることで美味しそうな見た目を維持できます。アク抜きによって渋みや苦みも感じにくくなるでしょう。天ぷらのアク抜きをしたあとは、しっかり水気を取ってから衣につけて揚げてくださいね。また、煮物など味を染み込ませたい料理は、アク抜きをすることで美味しさが引き立ちます。

離乳食を作るときも、アク抜きをおすすめします。赤ちゃんの味覚はまだ発達段階のため、渋みや苦みを感じやすくなります。皮を厚めにむいてから水にさらし、加熱したり裏ごしをしたりしながら、ペースト状にして食べさせましょう。

 

アク抜きが不必要な料理

焼き芋など、変色が気にならないものは、そのまま調理するのをおすすめします。水にさらすことで栄養も流れやすくなるため、さつまいもの栄養をしっかり摂りたい方は、アク抜きせずにいただきましょう。焼き芋やふかし芋にするとき、じっくりと時間をかけて加熱すると、甘みが増すので渋みも気にならないのかもしれません。

さつまいものアクである、ヤラピンには便をやわらかくする作用があったり、クロロゲン酸などのポリフェノールには、美容に嬉しい成分も入っています。ほかにも、ビタミンCやビタミンE、カリウムなどが豊富に含まれているため、アク抜きせずに食べられる料理は、そのまま食べてみませんか。

さつまいもの栄養についてこちらの記事で解説しています↓

【さつまいもは女性のミカタ】実は栄養たっぷり!さつまいもの秘密

 

アク抜きで長く水につけ過ぎた場合の対処法

さつまいものアク抜きをするために、さつまいもを水にさらした状態で、長時間放置しても良いのか気になりませんか。さつまいもは長時間水につけた状態にすると、栄養が流れてしまったり、風味が抜けてしまったりします。

目安は5~10分ですが、急な外出予定が入り、アク抜きの途中で手を止めざるを得ない状況もあるかもしれません。

すぐに調理できれば良いですが、外出が長引き夜遅くに帰宅したら、調理するのも億劫ですよね。使いかけのさつまいもの場合は、水気を拭き取ってからラップに包んで冷蔵庫の野菜室に保存すればOKですが、アク抜きをした場合は勝手が違います。

 

アク抜きをしたさつまいもの保存法

アク抜きをしたさつまいもをすぐに調理しない場合は、密閉できる保存容器にさつまいもを入れてから、かぶるくらいの水を加えましょう。水につけたまま冷蔵庫で保存するのがポイントです。ただし、水につけた状態のさつまいもは傷みやすいので、2~3日で使い切るようにしましょう。また、水は毎日交換してくださいね。

 

まとめ

今回は、さつまいものアク抜きをする理由と、さつまいもを水にさらし過ぎたときの対処法についてご紹介しました。アク抜きは必ずしなければならないものではありません。見た目が気になるものを中心にアク抜きをすると良いでしょう。

焼き芋など、切らずに調理できるものはアク抜きせずにいただくことで、さつまいもの栄養をしっかり吸収できます。ちょっとしたひと手間が、料理の見栄えを良くします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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